歴史

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「船長になりすまし、南軍の砦の前を合図だけで通り抜けた」1862年、奪った船で家族ごと自由へ渡った男

1862年、アメリカ南部の港から、一隻の船が夜のうちに出ていった。舵を握っていたのは船長ではない。その船で働かされていた、奴隷の男だった。彼は船長になりすましたまま、いくつもの砦の真正面を決められた合図だけで通り抜け、そのまま敵側の艦隊に船...
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「これは本物だ、番組じゃない」と叫んだ男に、機内の乗客は拍手で応えた…信じてもらえなかったハイジャック

「これは番組の仕掛けだ」——ハイジャックされた旅客機の機内で、乗客たちはそう確信した。理由は単純で、同じ便にたまたま乗り合わせていたのが、当時のアメリカでは顔を知らない人がいないほど有名な、ドッキリ番組の司会者だったからである。本人は通路を...
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「土器より前、というのは中東での話。日本の縄文土器のほうがずっと古い」1万1500年前の遺跡に入った訂正の数々…?

トルコ南東部の乾いた丘の上に、T字の形をした石の柱が輪を描いて立っている。表面には狐やイノシシ、蛇や鳥が彫り込まれ、高さは人の背丈をゆうに超える。作られたのはおよそ1万1500年前。ストーンヘンジよりも、エジプトのピラミッドよりも6000年...
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「国王が式服に着替える部屋には、1649年に処刑された王の死刑執行令状の写しが掛かっている」議会に手を出した君主の末路

イギリスの国王には、年に一度、必ず出向かなければならない建物がある。ロンドンのウェストミンスター宮殿、つまり国会議事堂だ。国王は議事堂の一室で式服に着替え、王冠をかぶり、議員たちの前に出ていく。そしてその着替えの部屋の壁には、1649年に一...
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「事故を起こした4号機と、最後まで動いていた3号機は同じ建屋の中にあった」チェルノブイリが2000年まで発電していた理由

1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所の4号機が爆発した。ここまでは、たいていの人が知っている。では、その発電所がいつまで電気を作り続けていたか、と聞かれたらどうだろう。答えは2000年12月である。しかも最後まで運転していたのは...
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「墓に埋めなくていい、海に沈めてほしい」身長231センチの男性が死ぬ前に整えた手配、その棺には石が詰められていた

「墓に埋めてくれなくていい。海に沈めてほしい」。18世紀のロンドンで、身長およそ231センチのアイルランド人男性チャールズ・バーンは、死期を悟ると友人たちにそう頼んだ。鉛の棺に封じ、船で沖まで運んで落としてくれ、と。理由はひとつだけだった。...
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「令状を見せろ」と迫る市長に、彼は背後の兵士を指して「これが私の権限だ」と答えた…1906年、軍服を着た靴職人の話

1906年10月16日、ベルリン近郊のケーペニック。中古の軍服を着た男が路上で兵士を集め、市庁舎に乗り込み、市長を逮捕し、金庫の現金を押収して立ち去った。彼は大尉ではない。前科を重ねた無職の靴職人だった。そして最後まで、その場の誰一人として...
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「紀元47年、ローマ帝国の市民は600万人に満たなかった」——これを帝国の人口だと読むと、話が丸ごと逆になる

「紀元47年、ローマ帝国全体の市民の数は600万人に満たなかった」。この一行を見て、ローマ帝国って思ったより小さかったんだな、と受け取った人はちょっと待ってほしい。600万というのは、帝国に住んでいた人の数ではない。市民権という身分を持って...
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「死後10年でいちばん多く子どもを産んだ女性に、全財産を渡す」1926年トロントの遺言が起こした10年間…?

1926年、トロントのある弁護士が風変わりな遺言書を残して世を去った。財産の行き先はこう指定されていた——自分が死んだあとの10年間で、トロント市内でいちばん多くの子どもを産んだ女性に、残りの全財産を渡す。冗談としか思えない一文だが、これは...
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「カバの肉を“湖のベーコン”と呼んで後押しした」1910年のアメリカ議会に本当にあった法案とは?

「湖のベーコン」。1910年、ニューヨーク・タイムズはカバの肉をそう呼んだ。悪ふざけではない。当時アメリカの下院には、アフリカのカバを輸入してルイジアナ州の湿地帯に放ち、食肉として育てようという法案が本当に提出されていて、同紙はそれを後押し...