文化・社会

「非公式なピクニックとは、地面に敷物を敷くもののことである」テーブルを出した瞬間に公式になるらしい

ロンドンの公園に敷物を広げて、サンドイッチをつまみながら半日だらだら過ごす。あの何でもない集まりに、公園を管理する側からきちんとした定義が与えられている、という話である。しかも人数が一定を超えると「ピクニック許可証」が必要になり、その料金は...
文化・社会

「すべてのオタマジャクシと金魚の指揮権を与える」海軍を持たない州が贈り続けている提督の称号

「ネブラスカ大海軍提督」。アメリカのネブラスカ州が贈る、州の名誉称号のひとつである。問題はふたつあって、ひとつはネブラスカ州に海軍が存在しないこと。もうひとつは、この州が海に面していないどころか、海に出るまでに州境を3回越えなければならない...
文化・社会

「元の録音を探すために、交通局は古いテープの保管庫まで遡った」亡き夫の声が今もその駅だけで流れ続けている理由

ロンドンの地下鉄では、ホームに電車が入ってくるたびに短いアナウンスが流れる。「マインド・ザ・ギャップ」——隙間に気をつけて、という意味のひと言だ。ある駅でその声を吹き込んだのは、のちに亡くなったひとりの男性だった。夫を見送ったあと、女性はそ...
自然・科学

「溶かした砂糖に、大気圧の41倍で二酸化炭素を押し込む」パチパチキャンディの作り方が力技すぎた

口に入れた瞬間、舌の上で何かが暴れ出す——パチパチはじけるキャンディを初めて食べたときの、あの落ち着かない感じを覚えている人は多いと思う。あれは香料でも仕掛けでもなく、砂糖の中に閉じ込められた二酸化炭素が逃げていく音である。ただ、その「閉じ...
人物・偉人

「一緒に沈もうじゃないか、良い仲間と別れるのは惜しい」救命ボートを斧で壊した医師の話、知ってた?

船底に水が上がってくる。汲み出すためのポンプは動かない。乗組員たちは一隻しかない救命ボートに移ろうとしている——その場面で、客として乗り合わせていた医師が斧を手に取った。振り下ろした先は、そのボートの底だった。19世紀アイルランドの医師ロバ...
音楽・エンタメ

「もしかして次の映画の役作り?」打ち上げで初めて主演の地声を聞いた『アメリカン・サイコ』のスタッフたち

撮影が終わった夜、打ち上げの席で主演俳優が突然イギリス訛りで話し始めました。スタッフの多くは驚くでもなく、「次の役の準備でも始めたのかな」と受け取ったそうです。彼らは撮影の間ずっと、この俳優をアメリカ人だと思っていました。映画『アメリカン・...
音楽・エンタメ

「6ターンの入門編を終えるのに22か月」本編は100ターン超あるらしい…誰も完走していないゲームの話

1979年にアメリカで発売されたあるボードゲームは、1回遊び終えるのにおよそ1500時間かかると言われている。1日8時間、休みなく続けたとして半年ぶんである。ところが困ったことに、その数字が正しいかどうかを確かめた人は、発売から45年以上た...
文化・社会

「ヨーグルトの四文字が読めて、髪という単語が三回読めないわけがない」1979年に発売されたヨーグルト入りシャンプーの話

シャンプーのボトルを開けて、中身を口に運んだ人がいる——という話が、40年以上も語り継がれている。1979年にアメリカで発売された、ヨーグルト入りのシャンプーの話である。史上有数の商品失敗として今も引き合いに出されるのだが、その「失敗」の中...
文化・社会

「毎月最後の土曜、18歳から65歳の全員が道路を掃きに出る」出ないと罰金というルワンダの義務

毎月最後の土曜日の朝、この国では店のシャッターが下りて、車の通行も止まる。18歳から65歳までの人が住んでいる地区ごとに集まり、道路を掃き、側溝の泥を上げ、木を植える。しかもこれは「良い心がけ」ではなく、法律で決められた義務である。出てこな...
音楽・エンタメ

「主演が撮影中に亡くなった。だから鏡をくぐるたびに顔が変わる設定にした」監督が出した答えと、代役3人が受け取らなかったギャラ

主演俳優が、撮影の途中で亡くなった。まだ撮り残した場面がある。普通なら、そこで作品は終わる。ところがこの映画は、その穴そのものを物語の設定に作り替えて完成した。しかも空いた穴を埋めるために集まった3人の大物俳優は、そろってギャラを受け取らず...