歴史

「1896年、テキサスの何もない土地に4万人が集まった」お目当ては蒸気機関車2両を正面から衝突させる見世物…

1896年、テキサス州の何もない平原に4万人が押し寄せました。目当ては音楽でも選挙演説でもなく、2両の蒸気機関車をわざと正面から衝突させるという見世物です。企画したのは鉄道会社の社員で、その人の名字はクラッシュ。冗談のような話ですが、この日...
人物・偉人

「作者を前にして、はじめましてとしか言えなかった」映画『ロード・オブ・ザ・リング』でトールキンに会っていた唯一の俳優

映画『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影現場には、原作を子どもの頃から読み込んできた俳優が何人もいた。だが「原作者に会ったことがある」という一点だけは、たった一人しか名乗れなかった。しかもその一度きりの対面で、彼が口にできたのは、ごく短い挨拶...
技術・発明

「ケータイをパブのスピーカーに向けると、しばらくして曲名がメッセージで届く」2002年のShazamは電話をかけて使うサービスだった

「いま流れているこの曲、なんていう曲だろう」。その疑問は、今なら画面を一度触れば片づく。ところがこのサービスが始まった2002年には、まだスマートフォンというものが世の中に存在しなかった。当時のやり方はこうだ。携帯電話である番号にかけ、音楽...
文化・社会

「アメリカではチェコ産が『チェコヴァー』、ドイツではアメリカ産が『バド』」1世紀決着しないビールの名前の取り合い

棚に並んでいるビールの名前が、国境をまたいだ瞬間に入れ替わる——そんなことが実際に起きている銘柄がある。「バドワイザー」だ。この名前をめぐって、チェコの醸造所とアメリカの会社が100年以上争い続けていて、いまも決着していない。ややこしいのは...
自然・科学

「古い本の甘い匂いの正体はバニリン、バニラとまったく同じ分子だった」紙が壊れながら香りを出していた話

「古い本の匂いが好きだ」という人は多い。図書館の書架のあいだや、古本屋の奥のほうで、思わず深呼吸してしまう、あの匂いだ。ところがあれは、本が「古くなった証拠」として身にまとった匂いではない。紙がいままさに壊れていく、その途中で出ている匂いで...
人物・偉人

「機長と乗務員を代表して、ご搭乗ありがとうございます」その声の主が国王だった便が、月に2回飛んでいる国

機内アナウンスを最後まで聞いている人は、たぶんそんなに多くない。「機長と乗務員を代表して、ご搭乗ありがとうございます」——あの決まり文句が流れているあいだ、乗客の大半は荷物を棚に押し込んだり、シートベルトの金具を探したりしている。オランダに...
文化・社会

「目の色が違い、フランス訛りがあって、本人は23歳」それでもテキサスの家族は行方不明の息子として受け入れた

行方不明になっていた息子が、数年ぶりに帰ってきた——1990年代のアメリカ・テキサス州で、ある家族がそう信じた。遠く離れた土地から連れ帰り、家に迎え入れ、一緒に暮らし始めた。ところがその「息子」は、髪を脱色して見た目を似せたフランス人の男だ...
自然・科学

「2000年海の底にあった鉛は、放射線がほとんど静まっている」ローマの沈没船の延べ棒が最先端の実験装置に使われる話

ニュートリノや暗黒物質といった、宇宙でいちばん見つけにくいものを探している実験室がある。そこで検出器を囲っている遮蔽材の一部は、2000年前に地中海で沈んだローマ時代の船から引き揚げられた鉛だ。骨董品として飾っているのではない。溶かして、鋳...
人物・偉人

「あんなに吐く男は見たことがない」日本人で最初に宇宙へ行ったのは、1日4箱吸うテレビ局の記者だった

日本人で最初に宇宙へ行った人の名前を、すぐに言える人はどれくらいいるだろうか。「毛利衛」と答えた人は、惜しい。その2年前、1990年の12月に、もう一人の日本人がソ連のロケットで宇宙へ上がっている。しかも彼は宇宙飛行士ではなく、テレビ局の記...
文化・社会

「郵便受けから雑誌を出したら、表紙に自宅が真上から写っていた」2004年、4万人ぶん全部違う一冊が届いた日

郵便受けから雑誌を抜き取ったら、表紙に自分の家が写っていた。しかも、真上から見下ろした構図で。2004年、アメリカの月刊誌『リーズン』は6月号を、購読者4万人ぶんすべて別々の表紙で刷って発送した。それぞれの表紙に印刷されていたのは、その号を...