文化・社会

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「アメリカではチェコ産が『チェコヴァー』、ドイツではアメリカ産が『バド』」1世紀決着しないビールの名前の取り合い

棚に並んでいるビールの名前が、国境をまたいだ瞬間に入れ替わる——そんなことが実際に起きている銘柄がある。「バドワイザー」だ。この名前をめぐって、チェコの醸造所とアメリカの会社が100年以上争い続けていて、いまも決着していない。ややこしいのは...
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「目の色が違い、フランス訛りがあって、本人は23歳」それでもテキサスの家族は行方不明の息子として受け入れた

行方不明になっていた息子が、数年ぶりに帰ってきた——1990年代のアメリカ・テキサス州で、ある家族がそう信じた。遠く離れた土地から連れ帰り、家に迎え入れ、一緒に暮らし始めた。ところがその「息子」は、髪を脱色して見た目を似せたフランス人の男だ...
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「郵便受けから雑誌を出したら、表紙に自宅が真上から写っていた」2004年、4万人ぶん全部違う一冊が届いた日

郵便受けから雑誌を抜き取ったら、表紙に自分の家が写っていた。しかも、真上から見下ろした構図で。2004年、アメリカの月刊誌『リーズン』は6月号を、購読者4万人ぶんすべて別々の表紙で刷って発送した。それぞれの表紙に印刷されていたのは、その号を...
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「265日ホテルに隔離され、評決そのものは4時間足らずで出た」シンプソン裁判の陪審員が過ごした9か月

1995年、アメリカで一つの刑事裁判が終わった。連日テレビで中継され、国じゅうが結論を待っていた裁判である。ただ、あまり語られない数字が一つある。この裁判の陪審員は、選ばれてから評決が読み上げられるまでの265日間、家に帰ることを許されなか...
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「鷲がサンダルをさらい、裁きの最中だった王の膝に落とした」キリスト教より古いシンデレラ、その最古の記録とは…?

靴を片方落とした娘が、その靴のせいで見つけ出され、身分の違う相手と結ばれる。誰でも筋書きを言える話だが、この形が最初に文字になったのはいつか、となるとかなり古い。継母も舞踏会もかぼちゃの馬車もない骨組みだけの状態で、それは紀元前後に書かれた...
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「じゃんけんは紙が発明される前からあった」海外で伸びた豆知識、根拠は1600年ごろの随筆一冊だけだった

子どものころ、順番決めや罰ゲームで何百回とやったであろう、じゃんけん。その起源が「紙が発明されるより前、紀元前206年の中国・漢の時代」だという豆知識が、海外の掲示板で大きく伸びていた。ただ、この話は日本人にとって他人事ではない。今のグー・...
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「犬は何と言いますか」「ドッグ」——英語と何のつながりも無い言語で、犬が本当に「ドッグ」だった話

「犬は、何と言いますか」。1960年代、オーストラリア北東部で消えかけていた言語を記録していた言語学者が、数少ない話者にそう尋ねた。返ってきた答えは「ドッグ」だった。英語につられて答えてしまったのだろうと思い、言い方を変えて何度も確かめた。...
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「まるで何か超自然的な手が……したかのようだった」アメリカの新聞に40年紛れ込み続けた記者たちの合言葉とは…?

「まるで何か超自然的な手が、駒を一つずつ然るべき位置へ動かしていったかのようだった」。この一文が、アメリカの新聞の紙面に何十年ものあいだ、ぽつり、ぽつりと現れ続けていた。事件記事にも、選挙の分析にも、スポーツの敗戦記にも。書いていたのは別々...
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「海外旅行でスケボーを密輸してきた子がヒーローだった」11年間スケートボードを禁じていた国の話

スケートボードに乗ることが、11年間まるごと違法だった国がある。ノルウェーである。1978年から1989年まで、この国では板の輸入も販売も、公共の場所で滑ることも禁じられていた。理由は「子どもが大怪我をするから」。そしてその判断の材料になっ...
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「浜に流れ着いた樽を開けたら、見たこともない酸っぱい赤い実が詰まっていた」オランダの島に北米の味が根づくまで

浜に流れ着いた漂着物が、そのまま島の名物になることがある。オランダ北部の島々では、砂丘のくぼ地に北米原産のクランベリーが野生の状態で広がっていて、ジャムにもジュースにも菓子にも使われている。島に語り継がれているところによれば、そのきっかけは...