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「1週間だけなのに、その後1年でいちばん休めた」産後ケア専門施設に高額を払う母親たちの本音

「1週間だけなのに、その後1年でいちばん休めた」産後ケア専門施設に高額を払う母親たちの本音 文化・社会

「6週間の滞在で500万円超」と聞くと高級ホテルのスイートの話かと思うが、これは正真正銘の産後ケアの話だ。中国語圏には、出産後の母親が家事も育児も家族に任せて体を休める「坐月子」という習慣があり、それを専門に請け負う施設まで存在する。日本の「床上げ」や「里帰り出産」と比べながら、その中身を見ていきたい。

※注:「坐月子(zuò yuèzi)」は中国語で直訳すると「月に座る」。英語圏では”doing the month”と紹介されることが多い、出産後の母親が一定期間安静に過ごす伝統的な産後養生の習慣を指す。

今日の知ってた?

📏 中国語圏には、出産後およそ1ヶ月間母親が体を休めて回復に専念する「坐月子」という伝統的な習慣がある。伝統的には、出産で乱れた体内の陰陽のバランスを整えるための期間だとされてきた。シンガポールなど都市部ではこれを専門施設で過ごす「産後ケアセンター」の利用も一般的になっていて、6週間で5万シンガポールドル(日本円で500万円超)という価格帯の施設も珍しくないという。

背景:坐月子とは

坐月子の伝統的なやり方では、母親は出産後しばらくベッド周りで過ごし、体を冷やさないよう厚着をして、生姜や鶏のスープなど温かく滋養のある食事を摂る。冷たい水や風に当たること、力仕事をすることは避けるべきとされ、家事や上の子の世話は家族や近所の人に任される。こうした考え方の背景には、出産で失われた「気」や体内の陰陽のバランスを、この期間にじっくり回復させるべきだという伝統的な思想がある。あくまで伝統的にそう語られてきた考え方であり、現代医学の立場からは異なる見解もある。

かつてこの役割を担ってきたのは、多くの場合は姑や母親・親戚の女性たちだった。しかし核家族化が進んだ現代では、シンガポールや香港、台湾、さらには海外の中華系コミュニティ(ニューヨークの中華街やバンクーバーなど)を中心に、専門の産後ケアセンターや、住み込みで面倒を見てくれる「confinement nanny(月嫂)」を雇うサービスが一大産業になっている。価格帯は幅広く、ニューヨークの中華街で数千ドル程度のものから、シンガポールの高級施設で6週間5万ドル、さらに上を見ればひと月7万〜10万ドルというプランまで存在する。

もう少し詳しく

今も主流なのは自宅でのケア。高額な施設の話ばかりが目立つが、実際にはいまも大多数の母親が自宅で坐月子を行っている。家族や近所の人たちが総出で食事の支度や家事、赤ちゃんの世話を手伝う昔ながらの形が今も残っていて、専門施設を使うのはむしろ少数派の、余裕がある家庭の選択肢という位置づけに近い。

「安静第一」の見直しも進んでいる。伝統的な坐月子では、シャワーや洗髪も体を冷やすとして避けるべきとされてきた。しかし現代では、髪を乾かす手段も整っていることなどから、入浴や洗髪をしても問題ないという考え方が広がっている。また、長時間ベッドで安静にし続けることについては、血栓のリスクを高めるとして、軽い運動を勧める現代医学の立場からの指摘もある。どちらが正しいと単純に言い切れる話ではなく、伝統と現代医学の考え方が併存している分野だと言える。

担い手は姑から「プロ」へ。かつては姑や親戚が担っていたこの役割は、家族構成の変化とともに、専門知識を持つ有償スタッフに置き換わりつつある。「月嫂」と呼ばれる産後ケアの専門職は、中国語圏では確立された職業のひとつになっている。

日本の「床上げ」「里帰り出産」との共通点。日本にも、出産後しばらくは家事を控えて体を休める「床上げ」という考え方や、実家に戻って出産・産後を過ごす「里帰り出産」の習慣が古くからある。近年は自治体の補助を受けられる「産後ケア施設」を数日〜1週間程度利用する母親も増えているが、シンガポールのような1ヶ月単位・数百万円規模の高級施設が広く普及しているわけではない。「産後の母親には家族総出のサポートが必要」という発想そのものは、両方の文化に共通しているようだ。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
シンガポールだとかなりお金がかかる。うちは妻のために6週間で5万シンガポールドル払った。上を見れば、ひと月で7万〜10万ドルという価格帯の施設まであるらしい。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
5万ドルって聞くと目玉が飛び出る額だけど、それだけの価値はあったの?

3. 海外の名無しさん
ニューヨークの中華街で同じようなサービスを7000ドルで受けたよ。24時間体制で食事が出て、夜は赤ちゃんも預かってくれた。おかげで退所する頃には授乳のリズムもすっかり掴めてた。

4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
どこの施設か教えてもらえる?友人にも勧めたいから詳しく知りたい。

5. 海外の名無しさん
妊娠中に同僚からこの習慣の話を聞いたときは、正直かなり窮屈そうだなと思ってた。でも実際に出産してみたら、あのときやっておけばよかったと心底思ったよ。

6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
伝統的なやり方だと、ずっとベッドの中で過ごすことになってるらしいね。でも今の医学からすると、それはむしろ体に良くないという見方もあるみたい。

7. 海外の名無しさん
このスレのタイトルだと良い面しか伝わらないけど、実際は複雑な話だよ。高級な有料施設で過ごせるなら確かにメリットは大きい。でも多くの女性はそんな余裕がなくて、自宅で本人の意思とは関係なくこの習慣を強いられてる。それが産後の支援というより、産後うつを生む温床になっているケースもあると指摘されてる。

8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
そこは家庭や国によってかなり差があると思う。うちは施設での6週間のあと、自宅にも3ヶ月ナニーを頼んだけど、危険だったり非衛生的だと感じる伝統的なやり方はやらなくていいと最初に伝えたよ。

9. 海外の名無しさん
施設で過ごすのは実はぜいたくな選択肢で、大多数はこれまでもずっと自宅でやってきたし、今もそう。近所や親戚が総出で食事の支度や家事、赤ちゃんの世話を手伝う形が伝統的なやり方で、家族から切り離されるのが普通というわけじゃない。

10. 海外の名無しさん
「confinement」って単語自体、なんだか刑務所っぽくて好きじゃない。実際は休暇とお世話をしてもらう期間ってだけなんだけどね。それにこの習慣、アジア限定の話でもなくて、中国系コミュニティがある国ならどこでもこの手の産後施設がある。うちの母もバンクーバーで弟を産んだときに利用してたよ。

11. 海外の名無しさん
コロナ禍で子どもを産んだから、誰にも会いに来てもらえなかった。今思うと、この習慣の一番の恩恵って結局「休息」なんだと思う。寝不足の状態で育児するのは本当にきつい。アメリカにもこういう仕組みがあればいいのに。

12. 海外の名無しさん
アメリカ流だとこうなる。「手術室から出た瞬間から育児は100%お母さんの仕事です。ただし看護師さんの気分次第で、数時間だけ赤ちゃんのベッドをナースステーションに置いといてくれるかもしれません」ってね。

13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
あやうく低評価ボタンを押しかけたよ、あんた。皮肉だとは分かってるけど心臓に悪い。

14. 海外の名無しさん
良さそうな話ではあるけど、上の子はどうするんだろう。2歳の子を1ヶ月家に残して、急に赤ちゃんを連れて帰ってきたら、その子にとってはけっこう大変な変化な気がする。

15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
牢屋じゃないから大丈夫、夫や他の子どもは日中いつでも面会に行けるよ。うちの母がここに滞在してたとき、学校が終わったら部屋に寄ってしばらく過ごしてから、夕方に父と一緒に帰ってた。

16. 海外の名無しさん
自分は1週間分しか利用しなかったけど、その後1年間のうちで一番ゆっくり休めた1週間だったよ。一番高くついた1週間でもあったけどね。

17. 海外の名無しさん
これ聞くと、上の子のときにあったら良かったのにって思う。3人目を産んだ翌日には家族全員分の朝食を作ってたから、しかもそれを喜んでやってたんだよね、当時は。

18. 海外の名無しさん
私も「坐月子」をやったけど、自宅で義母にお願いする形だった。今どきはシャワーも髪を洗うのも普通にするし、そこまで厳格じゃない。それでも生姜たっぷりのご飯や鶏スープはしっかり食べさせてもらった。何のサポートもなく赤ちゃんと放り出されるよりは、ずっとありがたい仕組みだと思う。

19. 海外の名無しさん
人によって感じ方は違うと思うけど、妻がリラックスして産後を過ごせているのを見られただけでその金額の価値はあったと思ってる。食事は時間を問わず用意してもらえるし、赤ちゃん専用の見守りカメラをスマホに繋いでもらえたし、必要なら小児科への送り迎えまでしてもらえた。

20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
それだけ聞くと、もう天国みたいな話に聞こえてくるな。

21. 海外の名無しさん(>>19への返信)
夫や家族はいつでも面会できるみたいだから、監禁ってわけでもないんだよな。

22. 海外の名無しさん
この「1ヶ月しっかり休む」ってこと自体に価値があると思う。産後うつの発生率がかなり下がるって話もあるし、実際自分は出産前から情緒が不安定だったのに、夫の実家からのサポートのおかげで産後うつはまったくなかった。ちゃんと面倒を見てもらえる環境って本当に大事だよ。

23. 海外の名無しさん
最近はSNSの「なんちゃって専門家」がやたら安静第一を勧めてくるけど、ずっと寝たきりでいるのは血栓のリスクを高めるだけだよ。もちろん重い運動は禁物だけど、軽く体を動かすことは回復のためにも大事。

まとめ

中国語圏の「坐月子」は、出産後およそ1ヶ月を家族や専門スタッフの支えで療養する伝統的な習慣で、都市部では数百万円規模の産後ケアセンターまで登場している。一方で実際に多いのは自宅でのケアであり、費用や在り方は家庭ごとに幅がある。コメント欄では「うらやましい」「アメリカにも欲しい」という声から、伝統のやり方に医学的な疑問を投げかける声、そもそも自宅ケアが強いられる側面への懸念まで、多様な視点が交わされていた。

元ソース: 豆知識:中国語圏の産後ケア施設と「坐月子」という習慣について

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