時計を年に2回いじるのはもう嫌だ——そう感じる人は多いはず。ならばいっそ一年中サマータイムにしてしまえばいい。実はアメリカは過去に2度、それを本気で試している。ところが2度とも、国民の不評であっけなく幕を閉じた。
※注:サマータイム(夏時間、英語でデイライト・セービング・タイム)とは、春から秋にかけて時計を1時間進める制度のこと。夕方の明るい時間を長く使い、照明などの電力を節約する狙いがある。欧米の多くの国で採用されているが、日本は現在導入していない。
今日の知ってた?
📏 アメリカは「通年サマータイム」を過去に2度も導入していた。1度目は第二次大戦中の1942〜45年、2度目は石油危機下の1974年。しかしどちらも「冬の朝が暗すぎる」と不評を買い、あえなく廃止された。
背景:サマータイムとは
サマータイムは、春に時計を1時間進め、秋にまた戻す仕組みだ。第一次大戦下の1916年にドイツが省エネ目的で導入したのが始まりとされ、その後、多くの国に広まった。夕方の日照時間を有効に使えるのが最大のメリットとされる。
一方で、年2回の切り替えによる睡眠リズムの乱れや、地域によっては朝が極端に暗くなるといった問題も抱えている。そこで「導入するなら、いっそ一年中サマータイムに固定してしまえばいいのでは」という発想が、これまで何度も浮かんでは消えてきた。アメリカもその誘惑に2度乗ったわけだが、結果はどちらも失敗だった。
もう少し詳しく
1度目は戦争のさなかだった。真珠湾攻撃の直後、アメリカは燃料と電力を少しでも節約するため、1942年2月に「ウォータイム(戦時時間)」と呼ばれる通年サマータイムを導入した。これは終戦を迎える1945年9月まで続いた。戦争という非常時ゆえに受け入れられていたが、平時に定着する制度ではなかった。
2度目のきっかけは石油危機。1973年、中東の産油国が原油の輸出を絞り、世界がオイルショックに見舞われた。エネルギー節約の切り札として、アメリカは1973年末に署名した法律で、1974年1月から再び通年サマータイムを実施する。導入当初こそ支持は高かった。
ところが冬が本番を迎えると、不満が噴き出した。時計を進めたぶん、真冬の日の出はさらに遅くなる。まだ真っ暗な中を子どもたちが登校することになり、通学中の事故を心配する親たちから猛反発が起きた。高かった支持率はみるみるしぼみ、議会は当初2年の予定だった実験を早々に打ち切って、その年の秋には標準時へと戻した。「通年サマータイム」という理想は、2度目もまた冬の暗い朝に敗れたのである。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
日本に住んでたとき本当に驚いたんだけど、夏は朝4時半にはもう日が昇ってるんだよね。しかもサマータイムなしでこれ。最初は自分の時差ボケかと思ったよ。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
わかる。初日にブラインドを閉め忘れて寝たら、朝5時に真昼みたいな光で叩き起こされた。眠れないから外に出たら、東京の街がガランと静まり返ってて、あの光景はちょっと不思議な体験だったな。
3. 海外の名無しさん
本当に必要なのは通年“標準時”のほうだよ。通年サマータイムじゃない。ここを混同してる人が多すぎる気がする。
4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
それも住む場所次第なんだよな。同じ国の中でも、東の端と西の端じゃ日の出の時刻が全然違う。そもそもタイムゾーンの区切りが大雑把すぎるのが根っこの問題だと思う。
5. 海外の名無しさん
ブリティッシュコロンビアが今年から通年サマータイムに踏み切ったけど、12月に日の出が朝9時過ぎになったら、絶対に苦情が殺到すると予想してる。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
個人的には朝9時に日が昇るほうがまだマシだよ。夕方3時45分にもう真っ暗になるよりは、ずっといい。
7. 海外の名無しさん
夕方5時に真っ暗になるのが本当に嫌いだ。仕事が終わる頃にはもう夜で、まるで吸血鬼にでもなった気分になる。一日中ずっと夜みたいで、エネルギーを根こそぎ吸い取られる感じ。
8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
ほんとそれ。なんで通勤中や仕事中には太陽を浴びられて、いざ自由な時間になると外は真っ暗なんだって話。順番を逆にしてほしいよ。
9. 海外の名無しさん
夏はみんな気にしないけど、冬の朝が1時間まるまる暗くなったら必ず文句が出る。真っ暗な中を学校や職場に向かうのは、経験するとわかるけど本当につらいんだ。
10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
暗い中を家に帰るのだって同じくらいつらいけどな。結局、朝か夜かのどっちかは暗いんだよ。
11. 海外の名無しさん
1974年の通年サマータイムが嫌われたのは、まさにこれが理由なんだよね。真冬の朝、真っ暗な中を子どもが登校することになって、親たちが猛反発したっていう。
12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
当時は朝の通学中の事故を心配する声が一気に広がったらしいね。導入直後はあんなに高かった支持率が、あっという間にしぼんだって聞いたよ。
13. 海外の名無しさん
ルイジアナに30年住んで時計の切り替えにうんざりしてたけど、アリゾナに移って10年、時間を変えなくていい暮らしが最高すぎる。あの半年ごとのモヤモヤから解放された。
14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
アリゾナ住まいだけど、リモートで中部時間に合わせて働いてる。毎朝5時起きで昼2時半には仕事が終わるんだけど、早起きしすぎて夜8時にはもうヘトヘトだよ。
15. 海外の名無しさん
どっちでもいいから、一つに決めて固定してくれ。標準時でもサマータイムでも本当にかまわない。もう年2回、時計をいじらされるのだけは勘弁してほしい。
16. 海外の名無しさん
なんで話題がいつも“日の出が何時か”になるんだ。俺はただ、年2回スケジュールをリセットさせられるのが嫌なだけなんだよ。あれは軽い拷問みたいなものだ。
17. 海外の名無しさん(>>16への返信)
エンジニアとしては、サマータイムを前提に組んだシステムが山ほどあるから、なくなったらなくなったで一時的に地獄を見る。それでも長い目で見れば廃止に賛成だけどね。
18. 海外の名無しさん
2022年に上院が全会一致で通年サマータイムを可決したことがあったんだよ。あの上院がだぞ。でも結局、下院が採決しないまま立ち消えになった。
19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
たしか、まったく関係のない他の法案とまとめて抱き合わせにされて、それが原因で通らなかったんだよな。
20. 海外の名無しさん
カナダのサスカチュワン州なんて、何十年もずっと同じ時間のまま固定でやってる。それで何の問題も起きてない。だから、一つに決めさえすれば済む話なんだよ。
21. 海外の名無しさん
決めるなら人気投票じゃなくて、健康を基準にしてほしい。時計の切り替えは睡眠リズムや心臓に負担をかけるっていう研究もあるんだから。
22. 海外の名無しさん
最近知ったんだけど、これ少数派の意見らしい。私はサマータイムが結構好きなんだ。秋に1時間多く眠れて、春に明るさが戻ってくると季節の移り変わりを感じられて、なんだか気分が上がる。
23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
みんなが嫌ってるのは“切り替えそのもの”なんだと思うよ。通年で固定するぶんには賛成、って人も実はかなり多いはず。
24. 海外の名無しさん
みんな最初は欲しがるんだ。で、いざ手に入れて冬が来ると、今度は一斉に嫌になる。結局は標準時が正解なんだよ。太陽を信じろ、あいつはちゃんと分かってる。
まとめ
時計を年2回いじる煩わしさから「いっそ通年サマータイムに」という声は今も根強い。だがアメリカが過去2度試した結果は、どちらも冬の暗い朝への不満で頓挫している。海外のコメント欄でも「とにかく切り替えをやめたいだけ」「標準時で固定すべき」「いや自分は夏時間派」と意見は真っ二つ。ただ、ほぼ全員が一致していたのは“年2回の時計いじりだけはもう勘弁してほしい”という、その一点だった。


コメント
江戸時代の不定時法でええやん。
太陽の光で活動できるようになる明け六つと、
活動できなくなる暮れ六つとの間を等分する。
省エネになる。
「サマータイム」は、単純に労働時間の短縮のことにすればいい。
現代なら、電波時計で簡単にできる。