世界には「行ったことがある人」を探すほうが難しい国がある。南太平洋に浮かぶツバルは、年間の外国人観光客がわずか数千人ほど。世界で最も訪問者が少ない国として知られている。なぜそこまで人が来ないのか、そしてなぜ今、世界がこの小さな島に注目しているのか。
今日の知ってた?
📏 ツバルは南太平洋に浮かぶ島国。国土はわずか約26平方キロメートル(東京都の半分にも満たない)、人口は約1万1000人。首都のあるフナフティ以外に大きな町はなく、外国人訪問者数は各種の集計で世界最少クラス。「世界で最も訪問者が少ない国」と呼ばれている。
背景:ツバルとは
ツバルはオーストラリアとハワイのちょうど中間あたり、赤道のすぐ南に浮かぶ9つの環礁からなる国だ。フィジーの北およそ1000キロ、いちばん近い陸地まででも数十キロは海の上という、まさに大海原のただ中にある。1978年にイギリスから独立した独立国家で、通貨はオーストラリアドルを使っている。
「行きにくさ」は折り紙付きで、まともな定期便は週に数便フィジーから飛ぶ小型機くらい。観光ホテルもごく少数、いわゆる観光名所も派手なものはない。ビーチや潟湖の美しさは南太平洋のほかの島でも味わえてしまうため、「わざわざツバルまで」という旅行者は多くない。
もう少し詳しく
「.tv」ドメインが国を支えている。ツバルの国別トップドメインは、テレビを連想させる「.tv」。動画・配信サービスにとってこれ以上ない語感で、ツバルはこのドメインの利用権を海外企業に貸し出すことで毎年まとまった収入を得ている。人口1万人規模の国にとって、この一文字違いの幸運は国家財政の無視できない柱になっている。
沈みゆく国、という顔もある。ツバルは国土のほとんどが海抜数メートルしかなく、いちばん高い地点でも海面から5メートルほど。海面上昇の影響を最前線で受ける国として、国際会議でたびたび取り上げられてきた。オーストラリアは気候変動を理由にツバルの人々を受け入れる特別ビザ制度を設け、少しずつ移住の道を用意している。「実在するアトランティス」と呼ばれることもある、時間との戦いのなかにある国だ。
滑走路が公園になる空港。土地が貴重すぎて、フナフティ国際空港の滑走路にはフェンスがない。飛行機が来ない時間帯には子どもたちがそこでサッカーやバレーに興じ、地元の人が涼みに集まる。飛行機が到着する時刻になるとサイレンが鳴り、みんなが滑走路から退く——そんな光景が日常になっている。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
「オーストラリアとハワイの間にひっそりと佇む」って、位置の説明として壮大すぎるだろ。その二点の間、太平洋しかないんだが。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
「赤道と南極点の間にあります」でも間違いじゃないからな。範囲が広すぎて何の情報にもなってない。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
「火星と金星の間にひっそりと」まで行けるぞ。もっとも、天文オタクに言わせると今の惑星配置だと厳密には間に太陽しかないらしいが。
4. 海外の名無しさん
とにかく小さいんだよね。面積26平方キロに1万1000人。しかもこの訪問者数はパンデミックで島が閉鎖してた年の数字で、翌年には数千パーセント単位で跳ね上がったって話だぞ。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
そこ大事だよね。純粋な人数の少なさなら、人口あたりの観光客が世界最少なのはバングラデシュやパキスタンあたりだって言われてる。指標の取り方で王座が変わるやつ。
6. 海外の名無しさん
訪問者が少ない理由の半分は、たぶん「行くのが世界一難しいから」だと思う。ふらっと寄れる場所じゃないんだよな。
7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
これで旅行系ユーチューバーが「世界一行きにくい国に行ってみた!」って動画作る未来まで見えた。「今日はツバルに飛びます、高評価とチャンネル登録よろしく!」ってやつ。
8. 海外の名無しさん
自分がツバルの存在を知ったの、正直「.tv」ドメインのおかげなんだよね。テレビ配信サービスがよく使ってるあれ。国名じゃなくてドメインで覚えてた。
9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
一時期はその「.tv」の使用料が国のGDPのけっこうな割合を占めてたらしい。年間1000万ドル、国民ひとりあたり約1000ドル換算。アメリカが「.us」を売り出したら数千億ドル入る計算かと思うと笑える。
10. 海外の名無しさん
この前の6月に実際に行ってきたよ。世界の果てみたいな隔絶された場所にいるっていう体験そのものが最大の見どころだった。やることは多くないけど、フィジーからの数日の寄り道としては最高だった。航空券は高いけどね。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
それって飛行機で行ったの、それとも船?あと、ちょっと切ない話だけど「実在するアトランティスに行った」って孫に自慢できる世代になっちゃったんだな…。
12. 海外の名無しさん
オーストラリアには、海面上昇で将来直面する困難に備えてツバル人だけを対象にした特別な気候ビザがあるんだよ。国ごと移住させる準備が静かに進んでる。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
たしか年に280人ずつで、市民権への道も用意されてるやつだね。国民の数を考えると、数十年かければ国民全員が移れる規模ではある。
14. 海外の名無しさん
これって海に沈みかけてる国でもあるよね?行くなら早いほうがいいってレベルの話だと聞いたことがある。
15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
うん、いちばん高い場所でも海抜5メートルくらいしかない。ツバルは「国土が水没して人が移り住んでも、国家としての主権は残るべきだ」って国際社会に主張してるところなんだ。国境の概念そのものを書き換えようとしてる。
16. 海外の名無しさん
土地が貴重すぎて、空港の滑走路にフェンスがないって話が好き。使ってない時間は子どもたちがそこでスポーツしてるから、着いたら勝手に歓迎委員会が待ってる感じになるらしいよ。
17. 海外の名無しさん
本気で行きたい少数派も苦労する。ブリュッセルからだと直行はもちろんゼロ、乗り継ぎ検索でいちばん短いルートで合計33時間、たぶん1000ドル超え。徒歩35分で一周できる島のためにそこまでやる価値があるか、自問することになる。
18. 海外の名無しさん
自分はてっきり最下位はナウルで、ツバルは2番目だと思ってた。年によって順位が入れ替わるのかもしれないな。どっちも「地図で指させたら勝ち」レベルの秘境。
19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
面白いのは、北朝鮮ですら中国からの観光客が年間12万人くらいいて、人口あたりで見るとツバルより全然多いってこと。閉ざされてるイメージの国のほうが訪問者は多かったりする。
20. 海外の名無しさん
何年か前に「Yes Theory」ってチャンネルがツバルに行く動画を出してて、あれで初めてちゃんと国として認識した。すごく良い動画だったよ。
21. 海外の名無しさん
数回行ったことあるけど、本当に興味深い小さな場所だよ。「まだあるうちに」って言い方をせざるを得ないのが切ないけど、そういう場所だからこそ今のうちに見ておく価値がある。
22. 海外の名無しさん
ニュージーランドからなら一回の乗り継ぎで7〜8時間、そこまで大変じゃないよ。南太平洋にはまだまだ手つかずの島がたくさんあって、世界を旅するなら本当に面白いエリアなんだ。
まとめ
面積26平方キロ、人口約1万1000人のツバルは、アクセスの悪さと観光インフラの少なさから世界で最も訪問者が少ない国とされる。一方で「.tv」ドメイン収入や海面上昇の最前線という顔も持つ。コメント欄は位置説明ネタで盛り上がりつつ、実際に訪れた人の体験談や「沈む前に」という切なさまで、素朴な驚きと知識が飛び交う流れだった。

コメント
外国人観光客慣れしてないからかホスピタリティおわってる。空港やらインフラ対応が悪いとか聞いたことある