アメリカで棒付きアイスキャンディーの代名詞になっている「ポップシクル」。その始まりは、11歳の少年がうっかり外に置き忘れたジュースだった――という話が、海外の掲示板で話題になっていました。ところがコメント欄では「その話、ちょっと出来すぎじゃない?」という声も。定番の誕生秘話と、その裏側を見ていきます。
※注:「ポップシクル(Popsicle)」はもともとアメリカの商品名。今では棒付きアイス全般を指す言葉として使われています。
今日の知ってた?
🍭 1905年、11歳のフランク・エパーソン少年が、粉末ジュースの素を水に溶かしたコップをかき混ぜ棒ごと屋外に置き忘れ、翌朝それが棒ごと凍っていた――これがポップシクル誕生のきっかけとされている。
📜 大人になったエパーソンは1924年に「冷菓(frozen confectionery)」の特許を取得。当初は自分の名前から「エプシクル」と呼んでいたが、子どもたちの言う「ポップ(パパ)のシクル」から「ポップシクル」になったと伝えられている。
背景:ポップシクルとは
ポップシクルは、果汁や甘いシロップを木の棒ごと凍らせた氷菓です。日本でいう「アイスキャンディー」に近く、イギリスでは「アイス・ロリー」、オーストラリアでは「アイスブロック」などと呼ばれます。アメリカでは商品名がそのまま一般名詞のように使われるほど浸透しました。
ただし「棒付きの甘い氷」自体はエパーソンが最初ではありません。1872年には、アメリカで果物を凍らせた棒付きの菓子を売り出した業者の記録が残っています。エパーソンの功績は、それを特許を取って商品として全米に広めたことにあるといえます。
エパーソンが特許を出願したのは1924年6月11日。同年8月19日に米国特許第1,505,592号として認められました。特許の文面では、この冷菓を「手を汚さず、皿もスプーンもフォークも使わずに食べられる、見た目の良い冷菓」と説明しています。
もう少し詳しく
「記録的な寒い夜」は本当にあった?この誕生秘話は、長年「サンフランシスコでの出来事」として語られ、1983年に本人が亡くなった際の追悼記事にも書かれました。ところが2022年、地元紙SFGATEが気象記録を調べたところ、エパーソンが生まれた1894年から特許を取った1924年までの間に、サンフランシスコの気温が氷点(0℃)まで下がったのは1922年の1回だけだったといいます。一方、一家がのちに移り住んだ対岸のオークランドでは、1908年以降に何度か氷点まで下がった記録があり、場所や年が伝わるうちにずれた可能性も指摘されています。
「うっかり」ではなかった?孫娘は地元史の取材に対して、当時の年齢は11歳ではなく10歳だったこと、そして発明家だった父親にならって「わざとやったのだ」と語っています。「うっかり置き忘れた」という定番の筋書きも、どこまで正確かは分かりません。
売り出しから権利を手放すまで。エパーソンが凍らせたお菓子を売り始めたのは、大人になった1920年代初めのこと。遊園地や海水浴場で売り出すと大ヒットし、ニューヨークのコニーアイランドでは1日に約8,000本売れた店もあったそうです。しかしエパーソン本人は、特許を取った直後に権利を手放しています。手放した時期や経緯は資料によって食い違いがありますが、本人は後年「すっからかんで、資産を全部手放すしかなかった」と振り返ったとされます。さらに特許取得の半年後には、同じく棒付きアイスを売っていた「グッド・ヒューマー」社から訴えられ、最終的にはポップシクル側がライセンス料を払う形で和解しました。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
粉末のジュースの素なんてものが1905年にもうあったこと自体、今日初めて知ったわ。水に溶かしてかき混ぜて飲むやつってことだよな?
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
俺もそこに引っかかった。自分はZ世代より上だけど、それでも見たことない。おばあちゃん世代の飲み物なんだろうな。
3. 海外の名無しさん
味付きの氷なんて文字どおり何千年も前からあるぞ。棒付きの甘い氷菓だって、1872年にはもう売られてた記録があるし。
4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
でも砂糖水を凍らせただけだと、かじった瞬間「なんだこれ、ただの氷じゃん」ってなるんだよ。シャリっと柔らかく固まるかどうかは中身次第で、そこがポイントなんだと思う。
5. 海外の名無しさん(>>3への返信)
古代ペルシャには「ヤフチャール」っていう巨大な氷室があって、夏でも氷を保存できたらしいね。そこの氷に甘いものをかけて食べてたって話もあるし、冷たい甘味の歴史は本当に古い。
6. 海外の名無しさん
待って、ポップシクルって「ソーダポップ」と「アイシクル(つらら)」の合体だったのか!何十年も毎年夏に食べてたのに、今やっと気づいた。
7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
「ポップ(パパ)が作ったつらら」って読み方もできるぞ。子どもたちが名付けたって話なら、正直こっちの方がしっくりくる。
8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
語源辞典を引いたら「たぶんロリポップ+アイシクル」って書いてあった。棒付きの飴の仲間って考えればそれも自然だし、どの説でも筋が通るのが面白いな。
9. 海外の名無しさん
夢を壊して悪いけど、この話はかなり怪しいらしい。地元紙が調べたら、彼が生まれてから特許を取るまでの30年間で、サンフランシスコの気温が氷点まで下がったのは1922年の1回だけだったって。
10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
サンフランシスコって冬でもまず凍らない街だもんな。「記録的な寒さの夜」って部分、話を盛るために後から足された気がする。
11. 海外の名無しさん(>>9への返信)
対岸のオークランドなら氷点まで下がった年が何回かあるらしいから、場所か年がずれて伝わっただけで、凍らせたこと自体は本当なのかもよ。
12. 海外の名無しさん
特許を取って半年で、別のアイス会社に訴えられてるのには笑った。しかも向こうの方が1年早く、似たような特許を持ってたっていう。なんでそれで特許が通ったんだ。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
出願書類に先行例を書かない→審査官が忙しくて見落とす→特許が通る→先に持ってた側が「は?」ってなって争う。特許の世界じゃ珍しくない流れだよ。
14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
で、どっちが勝っても負けても、特許弁護士だけは出願のときも裁判のときも、しっかり報酬をもらっていくと。
15. 海外の名無しさん
「こんなの誰でも思いつく」って笑ってる人たち、当時は家庭に冷凍庫なんてなかったことを忘れてない?凍らせるには大金を出すか、たまたま寒い土地に住んでるかしかなかったんだから、今の感覚で簡単とは言えないよ。
16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
仕組みが単純なことと、それを思いついて売り物にすることは別の話なんだよな。飛行機も電球も、答えを知った後で見れば全部「簡単」に見える。
17. 海外の名無しさん
人類の歴史に何千回も冬があって、飲み物を棒ごと凍らせたのが1905年が最初なんて信じられない。絶対誰かやってたって。ただ特許を取ろうと思わなかっただけだろ。
18. 海外の名無しさん
昔読んだSFコミックで、人類が銀河に持ち込んだ唯一の独創的な発明がアイスキャンディーだった、って設定があった。おかげで地球との外交晩餐会には必ずアイスが出るんだ。
19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
宇宙人から見たら「甘い水を凍らせて棒を刺して舐める」って、確かに意味不明な儀式に見えそう。それでも最後にはハマるんだろうけど。
20. 海外の名無しさん
イギリスだと「アイス・ロリー」って呼ぶから、ポップシクルって響きの由来なんて考えたこともなかった。アメリカ人がみんなそう呼ぶのは、元が商品名だからなんだな。
21. 海外の名無しさん
子どもの頃の発明に、何十年も経ってから自分の子どもたちが名前をつけたって流れがいいよね。本当かどうかはともかく、家族の話としてはすごくほっこりする。
22. 海外の名無しさん
結局、発明した本人は特許をすぐ手放して、大してお金にならなかったんだよな。名前だけ世界中に残って発明者は儲からない話、アイスに限らず多すぎる。
まとめ
11歳の少年が外に置き忘れたジュースが棒ごと凍っていた――ポップシクルの誕生秘話は広く知られていますが、「記録的な寒い夜」や「うっかり」の部分は、気象記録や家族の証言から疑問も出ています。確かなのは、エパーソンが1924年に特許を取り、その名が世界に広まったこと。コメント欄では名前の由来に今さら気づく人、「凍らせるだけなら誰でも」と言う人、冷凍庫のない時代を思えと返す人が入り乱れ、身近なお菓子ひとつで意外なほど話が広がっていました。


コメント