2026-08

歴史

「事故を起こした4号機と、最後まで動いていた3号機は同じ建屋の中にあった」チェルノブイリが2000年まで発電していた理由

1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所の4号機が爆発した。ここまでは、たいていの人が知っている。では、その発電所がいつまで電気を作り続けていたか、と聞かれたらどうだろう。答えは2000年12月である。しかも最後まで運転していたのは...
歴史

「墓に埋めなくていい、海に沈めてほしい」身長231センチの男性が死ぬ前に整えた手配、その棺には石が詰められていた

「墓に埋めてくれなくていい。海に沈めてほしい」。18世紀のロンドンで、身長およそ231センチのアイルランド人男性チャールズ・バーンは、死期を悟ると友人たちにそう頼んだ。鉛の棺に封じ、船で沖まで運んで落としてくれ、と。理由はひとつだけだった。...
人物・偉人

「あのグレイビーはヘドロだ」自分が売り渡した会社の味に創業者が激怒…カーネル・サンダースが古巣と裁判になるまで

日本ではクリスマスになると行列ができる、あのフライドチキンの店。店頭に立つ白いスーツの創業者は、実在の人物である。そしてその本人が、自分の売った会社の料理を食べて「これはヘドロだ」と言い放ち、最後は自分の名前をめぐって古巣と法廷で殴り合って...
技術・発明

「1本目に聖書と国旗、2本目に桃、そして3本目には黒猫が入っていた」1897年ニューヨーク郵便局の開通式…

1897年、ニューヨークの郵便局が新しい配送システムの開通式を行った。地下に張り巡らせた管の中を、空気の圧力で筒が飛んでいく仕組みである。記念すべき最初の筒には、聖書と国旗と合衆国憲法の写しが収められた。二本目には桃が一個、これは本物ではな...
技術・発明

「17.2トンのトラックが、缶ジュース大の接着面ひとつで1時間ぶら下がっていた」世界最強の接着剤の記録…

クレーンで吊り上げられた17.2トンのトラックが、地上1メートルの高さで1時間、静かにぶら下がり続けた。支えていたのはワイヤーでもボルトでもない。トラックと吊り具をつないでいたのは、清涼飲料の缶ほどの太さのアルミの円筒に塗られた接着剤だけだ...
人物・偉人

「エアロバイクを漕ぎながら1日7行、ウェイト中に14行を復習」1万行の叙事詩を丸ごと覚えた男が使った9年

日本で『失楽園』といえば、まず渡辺淳一の小説を思い浮かべる人が多いと思う。今日の話はそちらではない。17世紀イギリスの詩人ジョン・ミルトンが書いた、1万行を超える長大な叙事詩のほうである。アメリカに、その全12巻を丸ごと頭に入れてしまった男...
音楽・エンタメ

「今まで聞いた中で最悪のアイデアだ」と却下されたスパイダーマン、打ち切り雑誌の最終号に押し込まれるまで

世界でいちばん名前の知られたヒーローの一人であるスパイダーマン。ところがその企画は、最初に持ち込んだ相手から「今まで聞いた中で最悪のアイデアだ」と突き返されている。クモは気味が悪い、10代の少年は主役ではなく相棒の枠、そして悩みを抱えたヒー...
文化・社会

「竹で管制塔を組み、空き缶に向かって話しかけた」戦争が終わった南の島で人々が待ち続けた”鉄の鳥”の話

「南の島の人たちが、竹で管制塔を組んで飛行機を呼ぼうとした」——この話はたいてい、少し笑いを含んだ調子で紹介される。だが、彼らが何を見て、そこから何を組み立てようとしたのかを順番に並べていくと、笑うところがだんだん見つからなくなってくる。目...
歴史

「令状を見せろ」と迫る市長に、彼は背後の兵士を指して「これが私の権限だ」と答えた…1906年、軍服を着た靴職人の話

1906年10月16日、ベルリン近郊のケーペニック。中古の軍服を着た男が路上で兵士を集め、市庁舎に乗り込み、市長を逮捕し、金庫の現金を押収して立ち去った。彼は大尉ではない。前科を重ねた無職の靴職人だった。そして最後まで、その場の誰一人として...
音楽・エンタメ

「I’ll be back が言えないので I will be back にさせてほしい」映画史に残る決め台詞、本人は変更を頼んでいた

「アイル・ビー・バック」。1984年の映画『ターミネーター』で、無表情のまま警察署を出ていく殺人機械が残した一言である。日本でもそのまま通じてしまうくらい有名なこのセリフを、演じた本人は撮影中に「言いにくいので変えさせてほしい」と監督に頼ん...