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自然・科学

「ハロー・ゼア」「こっちに来いよ」——人に育てられたアザラシが、育て親の訛りごと覚えていた声

水族館の屋外プールから、しゃがれた男の声で「ハロー・ゼア」と呼びかけられる。振り返っても、そこにいるのは太ったアザラシ一頭だけ——。1980年代のアメリカ・ボストンで、実際にそういうことが起きていた。声の主はフーバーという名前のゼニガタアザ...
歴史

「1950年に撃沈された巡洋艦」が1972年にスクラップとして売られていた——平壌の博物館の展示と記録が食い違う話

平壌にある「祖国解放戦争勝利記念館」には、1950年にアメリカの巡洋艦ボルチモアを撃沈したという展示がいくつも並んでいる。ところが同じころ、当のボルチモアは太平洋の反対側、アメリカ西海岸の軍港で静かに係留されていた。動かない状態で保管され、...
自然・科学

「これまでに5人しか見ていない色がある」目の中の一種類の細胞だけをレーザーで狙うと現れるらしい

「まだ誰も見たことのない色」と聞くと、深海の生き物か、どこか遠い星の鉱物の話を想像するかもしれない。ところが今回の話は、そのどちらでもない。世界のどこかに新しい色が隠れていたわけではなく、目の中にある特定の細胞だけをレーザーで狙って光らせる...
自然・科学

「町の温度計が目盛の上限で振り切れて壊れた」1960年テキサスの深夜を襲った『サタンの嵐』、その数字が公式記録にならない理由

夏の夜、寝苦しさに目を覚ましたら外は突風が吹き荒れていて、空気が焼けつくように熱い。朝になると畑の作物が枯れていて、町にあった温度計は目盛を振り切ったまま壊れている——1960年6月15日、テキサス州の小さな町でそんな一夜があったと語り継が...
歴史

「大工の請求が高すぎる」と訴えて勝った女性が、16年後に絞首台へ…セイラムより36年前のボストンで起きたこと

「請求書が高すぎる」——自宅の工事を頼んだ大工たちを、ボストンのある女性が裁判に訴えた。1640年のことである。判決は彼女の勝ち。ところがその16年後、同じ女性が絞首台に立たされている。罪状は、魔女であること。よく知られたセイラムの魔女裁判...
音楽・エンタメ

「ガレージに来い、見せたいものがある」——置いてあったのは新車のランボルギーニ。家に帰りたくて泣いていたロックの名ドラマー

「バンドを抜ける。もうアメリカには行けない」——世界で最も売れていたロックバンドのドラマーは、ツアーのたびにそう言い出したという。するとマネージャーは決まってこう返した。「ガレージに来い。見せたいものがある」。そこには新品のランボルギーニが...
歴史

「引っ越すたび内装を総取り替えし、古い家具は倉庫へ」その結果オーストリアという国が持っている家具は16万点…

「引っ越すたびに、部屋の中身を丸ごと入れ替える」——それを一族全員が、600年以上にわたって続けたらどうなるか。その答えがオーストリアに残っている。歴代の君主は宮殿に移り住むたびに内装を新調し、前の代の家具は捨てずに倉庫へ運び込んだ。積み上...
技術・発明

「便座の穴は直径10センチ、その中心にぴたりと座れ」NASAが便器にカメラを仕込んだ理由

スペースシャトルに乗るには、操縦も実験装置も緊急脱出の手順も覚えなければならない。そのうえで、もうひとつ何時間もかけて練習しなければならないものがあった。トイレである。しかもNASAは、そのために便座の穴の中にビデオカメラを取り付けた訓練装...
自然・科学

「消防の船が来ると50メートル泳いで隣の岬へ移った」真冬の湖を渡った牛が島で過ごした4週間、その後は…

と畜場行きのトラックへ追い立てられていた雌牛が、金属の柵を突き破って逃げた。止めようとした作業員はその場で腕を骨折。牛はそのまま湖に飛び込み、対岸ではなく、湖に浮かぶ島まで泳いで渡ってしまう。2018年のポーランドで実際に起きた話で、島に渡...
歴史

「良い馬が全速力で駆けるくらいの速さだった」時速6キロの車にはねられた、記録に残る最初の歩行者

「良い馬が全速力で駆けるくらいの速さだった」——1896年、英国で記録に残る最初の「自動車にはねられた歩行者の死」について、ある目撃者はそう証言した。ところが運転していた男の申告では、その車の速度は時速4マイル。約6.4キロで、人間の早歩き...