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「父さんが貯金を全部ドイツの優勝に賭けた」と嘆く少年のCM…そのドイツが本当に優勝してしまった話

「父さんが貯金を全部ドイツの優勝に賭けた」と嘆く少年のCM…そのドイツが本当に優勝してしまった話 文化・社会

「父さんが、うちの貯金を全部ドイツの優勝に賭けたんだ」——2014年のサッカーワールドカップ期間中、シンガポール政府が流したギャンブル防止CMの一節です。父親のギャンブル依存を子どもが嘆く、いかにも公共広告らしい内容でした。ところが、そのドイツが本当に優勝してしまったのです。

今日の知ってた?

2014年W杯期間中、シンガポール政府は「父さんが貯金を全額ドイツの優勝に賭けた」と少年が嘆くギャンブル防止CMを放映。ところがドイツが実際に優勝してしまい、「ギャンブルは怖い」というメッセージが「賭けてれば大当たりだった」という真逆の意味に取られてしまった。

背景:シンガポールのギャンブル規制とは

シンガポールは賭博に対して厳しい国として知られています。違法な賭博は重く取り締まられる一方で、合法的な賭けはスポーツくじや宝くじを扱う公営の「シンガポール・プールズ」に一本化されています。野放しにするのではなく、合法の窓口を一つだけ用意して管理し、そこから上がる収益を慈善団体への助成にあてる——という独特の仕組みです。

そんな国だからこそ、政府やその関連機関は依存症を防ぐための啓発CMにも力を入れてきました。大きなスポーツイベントは、ふだん賭けない人までつい財布を開けてしまうタイミング。世界中が熱狂するワールドカップは、まさに注意を呼びかける絶好の機会だったわけです。

もう少し詳しく

「賭けに勝つ未来」を悪い例として描いてしまった。問題のCMは、父親がギャンブルにのめり込む家庭を子どもの視点から描いたものでした。少年が「父さんは貯金を全部ドイツの優勝に賭けた」と打ち明け、家庭が壊れていく様子を通じて「賭け事の代償」を訴える、という狙いです。

ところが大会は番狂わせの連続。地元ブラジルが準決勝でドイツに1対7という歴史的大敗を喫し、最後は本当にドイツが優勝してしまいました。結果、CMを観た人たちの感想は「あの父さん、大正解じゃないか」。依存症の恐ろしさを伝えるはずの広告が、「思い切って賭けた人が報われた」という真逆の印象を残してしまったのです。

面白いのは、制作側にも一応の備えがあったこと。後日談として、賭けたチームが勝ったあとも父親が「もう一回だけ」と賭け続ける——つまり「勝っても依存は止まらない」という続編CMが用意されていたといわれます。それでも、最初の一本が放った皮肉のインパクトの方が、すっかり語り草になってしまいました。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
この件を扱ったジョン・オリバーの番組のネタが最高だった。例の少年が毛皮のコートを着た金持ちになって、運転手を呼びながら「父さんがまた下手な賭けをしてさ」とぼやくっていうオチ。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
それそれ、私もそのCMだと記憶してた。深夜のトーク番組のネタって妙に頭に残るんだよね。

3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
あの番組のおかげで、シンガポールのローカルCMが世界中に知れ渡るっていうのも皮肉が効いてる。

4. 海外の名無しさん
記事にもあったけど、ちゃんと続編のCMが用意されてたらしい。「お父さんのチーム、勝ったんだね。貯金は返ってきた?」「ううん、父さんは止まらないんだ。もう一回賭けたいって」っていうやつ。

5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
ナイスフォロー。これなら一応メッセージが成立する。

6. 海外の名無しさん(>>4への返信)
しかもギャンブル依存の心理として、これがかなり正確なんだよな。勝っても止まらないのが本物の依存。

7. 海外の名無しさん
「ギャンブル依存者の9割は、大当たりする直前にやめてしまう」みたいなジョークを思い出した。

8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
その賭け、乗った。

9. 海外の名無しさん
父さんはオランダに賭けるべきだったんだ。うちの国は絶対に優勝しないから、あのCMは完璧に成立してたよ。

10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
それか日本だな。安定して期待を裏切ってくれるから、ギャンブル防止CMの題材にはぴったりだった。

11. 海外の名無しさん
よく考えると、シンガポールの合法くじは公営の「シンガポール・プールズ」だけなんだよね。だから「反ギャンブルCMで一番勝ちそうな国をこっそり名指しした」って見方をする人もいて、それはそれで笑える。

12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
ただシンガポール・プールズの収益は慈善基金に回ってて、国内でもかなり大きな寄付の出どころなんだよね。要するに負けた人がチャリティーを支えてるという構図。

13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
それ、ギャンブル規制のやり方としてはかなり賢い気がする。やりたい人は寄付に貢献するか、自分のお金を溶かすか、どっちにしても社会の役には立つ。

14. 海外の名無しさん
ドイツ代表、このCM観って「よし絶対勝つぞ」って気合い入れたまである。

15. 海外の名無しさん
「サッカーはシンプルな競技だ。22人が90分間ボールを追いかけ、最後はいつもドイツが勝つ」——ゲイリー・リネカーのこの名言を地で行く展開だった。

16. 海外の名無しさん
広告の成功をドイツの敗退に賭けてしまった政府、っていうのが今回の一番のオチだと思う。

17. 海外の名無しさん
シンガポール出身だけど、これいまだにミレニアル世代の間で定番のネタとして生き残ってるよ。あのCMの話が出ると皆ニヤニヤする。

18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
失敗した啓発CMが国民的ジョークとして長生きするの、ある意味では大成功なのでは。

19. 海外の名無しさん
皮肉だってことは分かってるし、本来の趣旨はちゃんと真面目なんだけど、それでもやっぱり面白いものは面白い。

20. 海外の名無しさん
むしろ「あの父さんと息子、その日だけは絆が深まったんだろうな」っていう、変に心温まる読み方もできてしまう。

21. 海外の名無しさん
題材をブラジル相手の7対1にしておけばよかったんだ。あの試合に賭けてた人なんてまずいないだろうから、確実に「賭けなくて正解」のメッセージになった。

22. 海外の名無しさん
この広告を作ったクリエイティブディレクターと少しだけ一緒に仕事したことがある。実は最初から複数のシナリオに対応した続編CMを用意していたらしい。優勝の可能性が本当にある国をあえて選んだのも、その布石だったとか。

23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
裏側を聞くと、行き当たりばったりの失敗じゃなくて、ちゃんと計算された企画だったんだな。それでこの結末になるんだから世の中わからない。

24. 海外の名無しさん
ギャンブル心理の話で一番興味深いのは、ドーパミンが出るのは「勝った瞬間」じゃなくて「賭けた瞬間」だってこと。だから大当たりしても席を立たず、その快感を追ってさらに賭けてしまう。CMの父さんがまさにそれ。

25. 海外の名無しさん
もし本当に大金を当てたら、その時点で全てのカジノと賭けサイトから自分を出禁にするのが正解らしい。一番いい状態で降りられるのに、頂点でやめられる人はほとんどいないんだとか。結局このCM、伝え方をミスっただけで中身は正しかったのかもしれない。

まとめ

ギャンブルの代償を訴えるはずだったCMが、肝心のドイツの優勝で「賭けてれば大当たりだった」と真逆に受け取られてしまった一件。コメント欄では、皮肉を笑いつつも「勝っても止まらないのが依存」「実は計算された企画だった」と本来のメッセージを汲み取る声も多く、失敗作のはずが10年以上語り継がれる名物CMになった、という温度感で盛り上がっていました。

元ソース: 2014年W杯中、シンガポール政府が「父が貯金を全部ドイツの優勝に賭けた」と少年が嘆くギャンブル防止CMを放映したが、実際にドイツが優勝して裏目に出た話

コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    2014年ねw