RSSヘッドライン

「半年で1,253回、街の上空でわざと爆音を鳴らした」1964年に米政府がオクラホマシティでやった実験とは…?

「半年で1,253回、街の上空でわざと爆音を鳴らした」1964年に米政府がオクラホマシティでやった実験とは…? 文化・社会

もし半年間、毎日何度も家じゅうの窓が「ドン!」と震える生活を強いられたら——しかもそれが政府の「実験」だったとしたら、あなたはどう感じるだろう。1964年、米国オクラホマシティの住民は、まさにそんな日々を半年も過ごすことになった。狙いは「音が人をおかしくさせるか、家を壊すか」を確かめることだった。

今日の知ってた?

💥 1964年、米政府はオクラホマシティ上空で半年間に合計1,253回もの意図的なソニックブーム(衝撃音)を発生させた。狙いは騒音が市民を精神的に追い詰めるか、家屋を損傷させるかを調べることで、作戦名は「オペレーション・ブーンゴII」※注。約130デシベルの爆音が1日最大8回も頭上で炸裂し、窓ガラスの破損や壁のひび割れが続出、住民から1万5,000件超の苦情と集団訴訟が起きました。

※注:ソニックブームを浴びせる実験を米政府は複数都市で行っており、オクラホマシティのものは「Operation Bongo II」と呼ばれる。

どういうこと?背景

ソニックブームとは、航空機が音速(およそ時速1,225キロ)を超えて飛ぶときに発生する衝撃音のこと。機体が空気を押しのける速度が音の伝わる速度を上回ると、圧力の波が一気に重なって「ドーン」という雷のような爆音になり、地上まで届く。なぜ政府がわざわざこんな音を市民に浴びせたかというと、当時アメリカは「超音速旅客機」の実用化を本気で目指していた。陸上を超音速で飛ぶ旅客機を就航させるには、その下で暮らす人々がどこまで爆音に耐えられるのかを知る必要があった。そこで、本物の都市と本物の住民を使った大規模な「我慢比べ」が始まったのだ。

もう少し詳しく

結果は、政府にとっても住民にとっても苦いものだった。調査では「住民のおよそ4人に3人は、昼間に限られるなら1日数回のブームを受け入れられる」というデータが得られた。だが残る4分の1は強く反発し、窓ガラスの破損や建物のひび割れといった物理的な被害が次々と報告された。最終的に苦情は1万5,000件を超え、集団訴訟にまで発展。建物への損害補償が膨らみすぎたことで、「陸上を飛ぶ超音速旅客機は採算が合わない」という結論に至った。半年で実験は打ち切られたが、一部の住民への補償は十分に行われず、不満だけが長く残ったとされる。アメリカ本土を超音速旅客機が日常的に飛ぶ未来は、この実験で事実上ついえたのだった。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
これはもう「いかにして近所迷惑になるか」の研究と言っていいレベル。半年間ずっと頭の上で爆音って、考えただけで気が滅入る。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
そしてその迷惑のお値段は、ぜんぶ私たちの税金から出ているという。実に有効な使い道だこと。

3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
それでもあの土地の人たちが今も元気にやってるの、なんか逆にすごい。鍛えられたのかもしれない。

4. 海外の名無しさん
というか、市民から何も学べないなら、市民を使う意味がないだろ?(皮肉)……って発想で実験したんだろうな、と思うと怖い。

5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
それにしても、なんで数ある都市の中からオクラホマシティだったんだろう。気になって仕方ない。

6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
ウィキによると、近くに空軍基地と航空センターがあって街の経済がそこに依存していたから、住民が文句を言いにくいと見込まれたらしい。しかも選ばれたとき地元の商工会議所はお祝いの晩餐会まで開いたって。

7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
お祝いの晩餐会て。商工会議所っていつもこの手のノリで暴走するの、なんなんだ。

8. 海外の名無しさん
ところで作戦名はちゃんと「サンダー(雷鳴)」だったのか聞きたい。それくらいシャレが効いてたら少しは許せる気がする。

9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
惜しい、実際は「オペレーション・ブーンゴII」だ。でも面白いのはここから。超音速旅客機はシアトルのボーイングで作る予定で、だから地元のバスケチームは「スーパーソニックス」だった。その後チームがオクラホマに移って「サンダー(雷鳴)」に改名したの、皮肉が効きすぎている。

10. 海外の名無しさん
基本的な流れはこう。最初は市民も「お、かっこいい」と面白がっていた。やがてうっとうしくなり、政府は実験を中止。だが本気で怒っていた少数の人たちへの補償をしくじって、結果その人たちはもっと怒った、という顛末。

11. 海外の名無しさん
「で、結局なにが分かったの?」って思うんだけど、そこが一番気になる。

12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
分かったのは「4人に3人は、昼間で1日8回程度なら130デシベルの爆音でも耐えられる」ということ。ただし建物の損傷とその後の訴訟費用が高くつきすぎて、陸上での超音速旅客機は採算が取れないと判明した。要するに「やめておけ」という結論。

13. 海外の名無しさん
当時その街に住んでた。正直、何かしらの影響はあったと思う。あの音は体の芯に響くんだ。

14. 海外の名無しさん
僕は1970年代、フロリダの軍事基地に挟まれた町で育った。当時は超音速飛行の規制がほぼなくて、戦闘機が毎日何度も町の上を「ドーン」と突っ切っていった。家でくつろいでると突然すべてが揺れる。あの感覚は経験しないと分からない。オクラホマの人たちには本当に同情する。

15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
僕は2010年代に同じ地域にいた。さすがにソニックブームはもう無かったけど、夜になると今でも爆撃音や機銃の音が聞こえる。中学校が滑走路の真正面にあって、戦闘機が引き起こすたびに教室が震えてたよ。「自由の音」ってやつだね。

16. 海外の名無しさん
昔フォート・フッドの近くで育ったんだけど、うちの通りはしょっちゅうソニックブームで揺れてた。犬はパニックになるし、私は叫ぶし、窓はガタガタ。本当に最悪だった。

17. 海外の名無しさん
税金を使った技術開発の多くは、ちゃんと役に立っている。失敗したものばかり目立つだけだ。もしこの実験で「ソニックブームは無害」と出ていたら、今ごろ安い超音速旅行が実現していて、誰も文句なんて言ってない。むしろ問題視すべきは梅毒の人体実験みたいな、本当に人を傷つけた事例のほうだよ。

18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
悪いことに大小があるのは分かる。でも、本人の同意なしに市民の心と私有財産を実験台にしたこと自体は、やっぱり軽く流していい話じゃないと思う。

19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
とはいえ住民の大多数は最初は受け入れていたわけで、被害が出始めて世論が動いたから政府は手を引いた。少なくとも実際に人が傷つけられた他の事例よりはマシ、という見方もできるんじゃないかな。

20. 海外の名無しさん
それより、セントルイスで政府がやったことを調べてみるといい。あっちはもっと背筋が凍る話だぞ。

21. 海外の名無しさん(>>20への返信)
気になる、もっと教えてくれ。こういう知らなきゃよかった系の話、つい何時間も掘ってしまうんだ。

22. 海外の名無しさん(>>21への返信)
冷戦下、政府は「生物兵器を使われたらどう広がるか」を知るために、1960年代に複数の都市へひそかに細菌や微粒子を散布していた。セントルイスでは亜鉛カドミウム硫化物という微粒子がまかれたんだ。共産主義と戦うためなら何でもやる、という時代だったんだよ。

23. 海外の名無しさん
当時4歳でその場にいた。父が航空エンジニアで状況を説明してくれたんだけど、子ども心には正直あの爆音がめちゃくちゃ「かっこよかった」。今となっては「政府に実験された男」を自称できるし、ちょっとした自慢話だ。

まとめ

超音速旅客機という未来のために、本物の都市と住民が半年間の「我慢比べ」に使われた——それが1964年のオクラホマシティだった。1,253回の爆音は割れた窓と1万5,000件超の苦情を残し、結局「陸上での超音速旅客機は割に合わない」という結論を導いて消えていった。コメント欄では「税金の使い道として最悪」と呆れる声、自分も基地の町で爆音に苦しんだという体験談、そして「もっとひどい実験が他にもあった」という指摘まで、驚きと苦笑いが入り混じっていた。

元スレッド: 1964年、米政府はオクラホマシティに半年で1,253回もの意図的なソニックブームを浴びせた——騒音が市民を狂わせるか、家を壊すか確かめるために(元投稿)

コメント