電車で妊婦さんが立っている。あなたは席を譲るだろうか——。実は同じ車両に「バットマン」が乗っているだけで、乗客が席を譲る確率が大きく跳ね上がることが、ある実験で分かった。ヒーローは、こっそり乗客の背中まで押していたらしい。
今日の知ってた?
📏 妊婦に見える女性が電車に乗ったとき、周囲の乗客が席を譲った確率は、バットマンの扮装をした別の人物が同乗していると67.2%、いないときは37.7%。ヒーローが一人いるだけで、席を譲る人がおよそ1.8倍に増えた計算になる。
背景:傍観者効果とは
そもそも人は、困っている人がいても意外と動かない。「誰かが助けるだろう」と思ってしまい、周りに人が多いほどかえって一人ひとりが動かなくなる——これは心理学で「傍観者効果」や「責任の分散」と呼ばれる、昔からよく知られた現象だ。満員電車で妊婦さんが立っていても席を譲る人が少ないのは、意地悪だからというより、この「まあ誰かが」という空気に飲み込まれているところが大きい。
ところが、そこに一人だけ「明らかに場違いな存在」が現れると、状況が変わる。バットマンである。
もう少し詳しく
ヒーローは正義の味方だから、ではない。この実験の面白いところは、「バットマン=正義の象徴だから乗客が良い行いをした」という単純な話ではなさそうな点だ。より有力な解釈は、目を引く異物が車内にいると、乗客の注意力そのものが底上げされる、というもの。普段は自分のスマホや考えごとに沈んでいる人でも、「なんだあれは」と周囲をぐるりと見渡す。その結果、いつもなら視界に入っていなかった妊婦さんの存在に気づき、席を譲る——という流れだ。ヒーローの威光ではなく、「注意のスイッチ」が入ったことがカギ、というわけである。
実は「バットマン効果」はもう一つある。心理学には別の有名な「バットマン効果」も存在する。子どもに退屈な作業をさせるとき、「もし自分がバットマンだったらどう頑張る?」と、ヒーローになりきって考えさせると、ただの自分として取り組んだときより粘り強く続けられる、という研究だ。自分を一歩外から眺める「自己距離化」の効果とされる。大人が電車で優しくなるのも、子どもが勉強を頑張れるのも、どうやらヒーローは横にいるだけで人間を少しだけ良い方向へ動かすらしい。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
他のヒーローでも効くのか気になるところ。スーパーマンとか、アイアンマンとか、キャラによって席を譲られやすさが変わるなら、それはそれで見てみたい。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
バットマンがいるせいで思わず周りをキョロキョロ見渡して、普段なら自分の世界に入って気づかないような妊婦さんにも気づいた、っていう可能性は普通にありそう。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
よし、今度ジーザスの格好で電車に乗って、何が起きるか試してみることにするわ。ありがたい奇跡は起きるだろうか。
4. 海外の名無しさん
正直、変なやつが乗ってきたぞって全員が警戒モードに入って、周囲への注意力がバキバキに上がっただけな気がする。優しさというより防衛本能では。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
「この人ただでさえ妊婦さんで大変なのに、さらにこのバットマン野郎と同じ車両に閉じ込められてるのか…せめて席くらい譲ろう」ってなったんだと思う。
6. 海外の名無しさん(>>4への返信)
「席どうぞ。あそこにマスク被った変なやつがいて、いつ何をするか分からないので、早めに動ける状態でいた方がいいですよ」って親切だったのかもしれない。
7. 海外の名無しさん(>>4への返信)
で、結局これは何を測る実験だったんだ…?
8. 海外の名無しさん
これスパイダーマンでやったら、たぶん誰も気に留めないと思う。ありがたみが足りない。
9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
スパイダーマンの格好してる時点で、TikTokのダンサーか、トビー・マグワイア(映画版スパイダーマンを演じた俳優)のどっちかだからな。うん、納得の結果だ。
10. 海外の名無しさん(>>8への返信)
かわいそうなピーター(※スパイダーマンの本名ピーター・パーカー)。実験ですら扱いが雑で泣ける。
11. 海外の名無しさん(>>8への返信)
「彼はまだ子どもなんだぞ!」って、乗客の誰かが必死に庇ってくれる展開まで見えるわ。
12. 海外の名無しさん
スーパーヒーローの衣装みたいに、嫌でも目を引く存在が近くにいると、その他大勢への注意力まで底上げされるんだと思う。それで妊婦さんにも気づいて席を譲る。バットマンが正義の味方だから、みたいな話は多分あまり関係ない。
13. 海外の名無しさん
誰も、近くにいるのが本物のバットマンなのか、本物のサンタなのかは見分けられない。でも万が一その一人が本物だったら、下手なことはしない方が身のためってやつだ。
14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
現代版「目の前の物乞いが、実は変装したゼウスかもしれない」ってやつだな。昔から人類は同じことをやっている。
15. 海外の名無しさん(>>13への返信)
「世に数多のバットマンあれど、これは俺のバットマンだ」。この車両のバットマンは誰にも渡さん。
16. 海外の名無しさん
去年、目に見えて妊婦だった妻と一緒に、各国の地下鉄に100回くらい乗った実体験を言わせてもらうと、席を譲ってくれたのは40代以上の女性だけだった。男性も若い女性も、譲らないと決めているというより、そもそも存在に気づいてすらいない感じだった。
17. 海外の名無しさん
完全にイグノーベル賞(人を笑わせ、そして考えさせた研究に贈られる賞)の候補みたいなノリで、こういうの結構好き。
18. 海外の名無しさん
もし地下鉄でバットマンの格好したやつが本当に現れたら、妊婦さんだろうが誰だろうが喜んで席を譲るよ。だってその瞬間、俺は次の駅で降りるから、席なんて要らない。
19. 海外の名無しさん
そもそも誰がこの実験を始めようと思ったんだ(笑)。発想が斜め上すぎて、企画会議を覗いてみたい。
20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
「バットマンを電車に乗せてみたら面白くない?」の一言で研究予算が下りたと思うと、最高に平和で好きだ。
21. 海外の名無しさん
キャプテン・アンダーパンツ(パンツ一丁で戦うヒーロー絵本のキャラ)の格好で試したことがある。誰も席を譲らなかったどころか、公共の場で下着姿だと全員に怒鳴られ、最終的に逮捕された。
22. 海外の名無しさん
ちなみに子どもに「バットマンならどう頑張る?」と考えさせると、退屈な作業でも普段より粘り強く続けられる、っていう別方向の「バットマン効果」もあるらしい。ヒーローは偉大だ。
23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
大人にも効くなら、明日から仕事前にこっそりマントを羽織ることにするわ。生産性2倍を狙っていく。
まとめ
妊婦に見える女性への席譲りが、バットマンの同乗で37.7%から67.2%へ跳ね上がった実験。コメント欄は「ヒーローだからではなく、変なやつが乗ってきて全員の注意力が上がっただけ」という冷静な分析と、「じゃあスパイダーマンは?」「ジーザスで試す」「キャプテン・アンダーパンツで逮捕された」といったヒーロー大喜利で真っ二つ。優しさの正体をめぐる真面目な考察と、しょうもないボケが同居する、いかにも海外掲示板らしい温度感で盛り上がっていた。
元ソース: 「バットマン効果」:妊婦に見える女性が電車に乗る実験で、バットマンの扮装をした人物が同乗しているとき、乗客が席を譲る確率が67.2%と、いないときの37.7%より大幅に高かった

コメント
そしてもしジョーカーが日本の地下鉄に乗っていたとしたら、皆同じ車両から逃げ出すだろう