「アスピリンは、ふたご座とてんびん座には効かないように見える」心筋梗塞の研究者が論文に“わざと載せた”星座別の分析とは?

「アスピリンは、ふたご座とてんびん座には効かないように見える」心筋梗塞の研究者が論文に“わざと載せた”星座別の分析とは? 自然・科学

「アスピリンは、ふたご座とてんびん座には効かないように見える」——1988年、心筋梗塞の患者にアスピリンを使うと死亡が減ることを示した大規模な臨床試験の論文に、そんな分析結果が載りました。星占いの話ではありません。患者をたくさんの切り口で分ければ、偶然だけで「ここだけ結果が違う」ように見える組が必ず出てくる。だから、細かく分けた結果を真に受けてはいけない——研究者たちは、その見本として星座を使ったのです。海外掲示板では星座の冗談が飛び交う一方で、「データは拷問すれば何でも自白する」という統計の戒めに話が広がりました。

※注:元スレッドのタイトルは「査読者にデータの細かい切り分けを際限なく求められた著者たちが、抗議として星座別の分析を載せた」「結果は、てんびん座とふたご座には効かないというものだった」という書き方です。ただ、論文そのものに抗議のいきさつは書かれておらず、結果の表現も「わずかに不利だが、統計的に意味のある差ではない」と控えめです。この記事では、論文に書いてあることと、のちに関係者の話として伝えられていることを分けて紹介します。

※注:「部分集団ごとの分析」(サブグループ解析)は、試験全体の結果とは別に、患者を年齢・性別・持病などで分けて、それぞれの組で薬が効いたかどうかを見る分析のことです。「統計的に有意」は、偶然では説明しにくいほどはっきりした差がある、という意味で使われます。

今日の知ってた?

📄 1988年8月、英医学誌『ランセット』に、心筋梗塞が疑われる患者1万7187人を対象にした臨床試験「ISIS-2」の結果が載った。

💊 アスピリンを1か月飲んだ組では、5週間以内に心臓や血管の病気で亡くなった人が9.4%。有効成分の入っていない偽薬の組は11.8%だった。アスピリンで死亡が減ることが、はっきり示された。

♊ 同じ論文は、患者を生まれ星座で分けた結果も紹介している。ふたご座とてんびん座ではアスピリンが「わずかに不利」(統計的に意味のある差ではない)に見え、ほかの星座では死亡が大きく減っていた。

🎯 著者たちは、星座に意味があると言いたかったのではない。患者をたくさんの切り口で分ければ、偶然だけで「ここだけ効いていない」ように見える組が出てくる。その見本として星座を使った。

📝 論文は、部分集団ごとの分析について、誰に効くかの証拠というより「こうした分析が誤解を招きうることの証拠」として受け取るべきだろう、と書いている。

背景:臨床試験「ISIS-2」とは

心筋梗塞は、心臓の筋肉に血液を送る血管が、血のかたまり(血栓)などで詰まって起きる病気です。アスピリンには血を固まりにくくする働きがあります。論文によると、心筋梗塞を起こしたことのある人がアスピリンなどを長く飲み続けると再発や死亡が減ることは、それまでの試験をまとめた分析で示されていました。ところが、発症した直後の患者に使うとどうなるのかは、小さな試験が1つあるだけで、直接確かめた研究がほとんどありませんでした。

それを確かめたのが ISIS-2 です。英オックスフォード大学に事務局を置いた国際共同研究で、ISIS は「International Study of Infarct Survival(梗塞患者の生存についての国際研究)」の頭文字。その第2弾にあたります(同じつづりの過激派組織が知られるようになるより、ずっと前に付いた名前です)。16か国の417病院が参加し、症状が出てから24時間以内に運ばれてきた、心筋梗塞が疑われる患者1万7187人が対象になりました。

患者は、偶然に任せて4つの組に振り分けられました。血栓を溶かす薬「ストレプトキナーゼ」を1時間かけて点滴する組、アスピリン(1日約160ミリグラム)を1か月飲む組、両方を使う組、どちらも使わない組です。使わない薬のかわりには、見た目が同じで有効成分の入っていない偽薬(プラセボ)が使われました。

結果ははっきりしていました。5週間以内に心臓や血管の病気で亡くなった人は、アスピリンの組で8587人中804人(9.4%)、偽薬の組で8600人中1016人(11.8%)。ストレプトキナーゼでも同じくらいの差が出ています(9.2%と12.0%)。両方を使った組は8.0%、どちらも使わなかった組は13.2%でした。論文は、アスピリンを1か月使えば、患者1000人あたりおよそ25人の死亡を防げる計算になる、と見積もっています。

これだけの結果が出ると、次に知りたくなるのは「誰にいちばん効くのか」「効かない人はいないのか」です。そこで、患者を年齢や性別、持病などで分けて調べ直す「部分集団ごとの分析」が行われます。星座の話は、その説明の中に出てきます。

もう少し詳しく

論文には何と書いてあるのか。星座が出てくるのは、部分集団ごとの分析を扱った節の冒頭です。著者たちはまず、ISIS-2 ほど大きな試験でも、薬がとくによく効く組(あるいは効かない組)を確実に見分けるのは難しい、と断っています。全体としてはっきり効果が出た試験で、たくさんの部分集団を調べれば、どこかに「効果がない」ように見える組が出てくるはずだ、というのが理由です。

その例として持ち出されたのが星座でした。患者を生まれ星座で分けると、ふたご座とてんびん座ではアスピリンが死亡にわずかに不利に働いたように見え(9%の増加。ただし誤差が大きく、統計的に有意ではない)、ほかの星座では目を見張るほどの効果があった(28%の減少)、というのです。論文はすぐにこう続けています。言うまでもなく、それぞれの星座での本当の効果をいちばんよく表しているのは、その星座だけの結果ではなく、すべての星座を合わせた全体の結果である、と。

実際の人数。試験の統計を担当したオックスフォード大学のリチャード・ピートは、2011年に英国のがん専門誌に書いた解説で、内訳を示しています。ふたご座とてんびん座の患者で亡くなったのは、アスピリンの組が150人、偽薬の組が147人。残りの10の星座では、654人と869人でした。足し合わせると、先ほどの804人と1016人になります。ピートはこの解説で、てんびん座とふたご座の患者にはアスピリンが「まったく効かないように見えた」と表現しています。12の星座を1つずつ見ると、この2つでは効果が見えず、やぎ座では死亡が半分になったように見えた、とも書いています。ピートの結論は、この結果をもとに「てんびん座やふたご座の人が心筋梗塞を起こしても、アスピリンを使うべきではない」と考えるのは賢明ではない、というものでした。

なぜ「効かない組」ができるのか。1万7000人あまりの患者も、12の星座に分ければ、単純に割って1組1400人ほどになります。人数が少なくなるほど、亡くなる人の数は偶然で上下しやすくなります。12組を並べれば、たまたま成績のよかった組と悪かった組が出てくる。その中から悪かった2組を取り出せば、「この星座には効かない」という結果ができあがります。米国のがん専門紙の1995年の記事によると、ピートはパリで開かれたがんの学会で、効く治療にとって、部分集団ごとの分析は「偽の『効果なし』を作り出す機械のようなものだ」と話しています。

星座だけの話ではなかった。論文は続けて、本物の部分集団にも触れています。アスピリンについての分析のうち、「糖尿病の患者」と「以前にも心筋梗塞を起こしたことのある患者」の2つで、星座と同じくらいのばらつきが出て、見かけの上ではアスピリンの効果がありませんでした。著者たちは、どちらも真に受けていません。糖尿病のほうは、統計的に有意な差ではなく、別の試験では逆向きの示唆が出ていたから。心筋梗塞の経験者のほうは、同じ試験の中で、アスピリンが梗塞の再発をはっきり減らしていたからです(アスピリンの組は1454人中38人、偽薬の組は1483人中66人)。

論文はこの節で、ある部分集団で「効くという証拠がない」ことは「効かないという証拠」にはならない、と念を押しています。そのうえで、これらの分析は、誰に効くかの証拠というより、こうした分析が誤解を招きうることの証拠として受け取るべきだろう、と書きました。

試験の委員長を務めたピーター・スライトは、2000年の論説でこう振り返っています。星座の結果を見せると、ほとんどの医師は笑った(全員ではなかった、とも書いています)。ところが、もう少しもっともらしい部分集団の結果を見せられると、医師は信じてしまい、星座の例を忘れる。お気に入りの理屈で説明がつくときは、なおさらだ、と。

「抗議として載せた」という話の出どころ。なぜ星座だったのか、そのいきさつは論文には書かれていません。伝えているのは、のちの紹介記事です。英医学誌『BMJ』のウェブ版に2019年に載ったジェフリー・アロンソンのコラムによると、論文は『ランセット』に受理されたものの、部分集団ごとの分析を載せることが条件でした。ピートは難色を示しましたが、雑誌側は譲りません。そこでピートは条件を受け入れたうえで、星座別の分析をそっと紛れ込ませた、といいます。コラムは、こうした分析の危うさは当時すでによく知られていたのに、と雑誌側の姿勢に首をかしげています。

同じ2019年の4月、ピートは英BBCラジオの科学番組に出演していて、そこで本人がこのやり取りを語った、と紹介する英国のブログもあります。分析を求めたのは、コラムでは「雑誌」、ブログでは「編集者か査読者」とされています。元スレッドのタイトルのように「査読者」と言い切れる資料は、確認できませんでした。なお、星座で分けることができたのは、患者を見分ける手がかりとして、全員の生年月日を記録していたからだ、とスライトは説明しています。

いまはどう扱われているのか。星座の例は、その後も、部分集団ごとの分析の危うさを説明する材料として、医学誌の論説や解説にくり返し引かれています。分析の読み方そのものも、のちに国際的な指針に書き込まれました。日本・米国・欧州の薬の審査当局などが参加する国際会議(ICH)が1998年にまとめた統計の指針は、日本でも同じ年に「臨床試験のための統計的原則」として通知されています。この指針は、あらかじめ計画に入れておいた場合は別として、部分集団ごとの分析はたいてい「探索的」、つまり手がかり探しの段階のものであり、慎重に解釈すべきだとしています。そうした分析だけをもとに「効く」「効かない」と結論づけても、受け入れられにくい、とも書いています。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
自分はふたご座だけど、ふたご座が占星術を信じないのは常識だろ。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
同じくふたご座として保証する。われわれは疑り深い星座なんだ。水星が逆行しているときは、とくにね。

※注:「水星の逆行」は占星術の用語で、連絡の行き違いなどのトラブルが起きやすいとされる時期のことです。信じないと言いながら占星術の用語を持ち出す、という冗談です。

3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
妻と旅行していたとき、道ばたで男に「星座で運勢を見てあげますよ」と声をかけられたことがある。丁寧に、でもきっぱり断ったら、「なるほど、あなたはふたご座ですね」と言われた。あとで考えたんだけど、あれは手口なんだろうな。当たれば客は驚いて、話に乗ってくるから。残念ながら、ふたご座の自分は少しも感心しなかったけどね。

4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
12回に1回は当たって、相手を驚かせられる計算だからね。もっとも、占星術が本物だと言うのなら、こっちの性格を見て星座を当ててみせるのが筋だと思うけど。

5. 海外の名無しさん
統計の世界では、こういうのを「望みどおりの話を吐くまでデータを拷問する」と言うんだよ。

6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
十分長く拷問すれば、データは何でも自白する。今回の自白は「夜空の星は、血を固まりにくくする薬に一家言ある」だったわけだ。

7. 海外の名無しさん(>>5への返信)
自分は社会人生活の前半をマーケティングの仕事で過ごしたけど、嫌気がさして転職した理由のひとつがこれだった。都合のいいデータだけ拾えば、取引先のどんな広告でも「成果が出ています」と見せる方法が、必ず見つかるんだよ。

8. 海外の名無しさん
これ、疫学や統計の授業ではいまも語り草になっている教材なんだよ。データを何通りにも切り分けてパターンを探せば、偶然だけで何でも「統計的に有意」に見えてしまう。その見本として出てくる。

9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
だから今の臨床試験では、何を調べるのか、どの部分集団を見るのか、何をもって効いたと判定するのかを、始める前に決めておく。思いがけない部分集団にだけ効いたように見えたら、その人たちに絞った試験をあらためて組む。そのときも、判定の基準は先に決めるんだ。

10. 海外の名無しさん(>>8への返信)
おなじみ「テキサスの狙撃兵の誤謬」だね。結果が出たあとで探せば、統計的に有意な関係なんて、どこにでも見つかる。

※注:「テキサスの狙撃兵の誤謬」は、納屋の壁に向けて銃を撃ったあと、弾の跡が集まっているところに的を描き足して「命中だ」と言う、というたとえ話から来た言葉です。結果を見てから都合のいい部分だけを選ぶ誤りを指します。

11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
それは統計のやり方がまずい場合の話だよ。多重比較の補正をきちんとかければ、問題はほぼ消える。たくさん調べること自体が悪いんじゃない。1回きりの検定のための基準を、ひとつひとつにそのまま当てはめて、外れた値がたまたま出るまで続けるのが悪いんだ。

※注:「多重比較の補正」は、調べる項目が多いときに、「偶然とは考えにくい」と判定する基準をそのぶん厳しくする手続きです。

12. 海外の名無しさん
ウェブ漫画の『xkcd』に、まさにこの話を描いた回があったよね。ゼリービーンズとニキビのやつ。

※注:『xkcd』は米国のウェブ漫画です。この回では、科学者が「ゼリービーンズはニキビの原因か」を色別に20回調べ、緑色のときだけ「関連あり」という結果が出ます。すると新聞が「緑のゼリービーンズがニキビの原因」と大きく報じる、という内容です。

13. 海外の名無しさん
星座は、論文の中でちゃんと役目を果たしているんだよ。ふたご座とてんびん座の結果のすぐあとで、著者たちは、糖尿病の人と、前にも心筋梗塞を起こした人という「本物」の部分集団でも、星座と同じくらいのばらつきが出たと認めている。でも、どちらも真に受けなかった。心筋梗塞の経験者でも、アスピリンは梗塞の再発を66人から38人に減らしていたからね。部分集団ごとの分析は、誰に効くかの証拠というより、こういう分析が誤解を招くことの証拠だ、というのが著者たちの結論だった。

14. 海外の名無しさん
西洋の星座より、東アジアの干支のほうがなじみがある人はどうなるの? 干支で分けた結果も見てみたい。

15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
干支は生まれた年で決まるから、そっちは世代による違いが本当に出るかもしれないよ。

16. 海外の名無しさん
生まれた時期によってアスピリンの効き方が変わる、それなりにもっともらしい理由って、何か考えられるの?

17. 海外の名無しさん(>>16への返信)
思いつかないな。小さい子どもなら、「学年でいちばん年下」といった事情で、生まれ月による差が少し出ることはある。でも、心筋梗塞の研究に出てくるとは考えにくいよ。

18. 海外の名無しさん(>>16への返信)
相関と因果は別物、という話だね。2つのものが一緒に動いて見えても、片方がもう片方の原因とは限らない。もとの目的にはちゃんと意味のあるデータでも、責め続ければ、いくらでもでたらめを言わせられるんだ。

19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
海賊の数が減ると、地球は温暖化するんだよ。いや、本当だって。

※注:「海賊が減ったから地球が温暖化した」は、2つの数字が一緒に動いているだけで原因と結果だと決めつける誤りをからかう、よく知られた冗談です。

20. 海外の名無しさん
著者たちの言い分はもっともなんだけど、年齢や性別のように意味のある部分集団を見ておくことが大事なのも事実だよ。のちの大規模な研究では、低用量のアスピリンは女性の心筋梗塞のリスクを下げなかった。65歳以上は別だったけどね。

21. 海外の名無しさん(>>20への返信)
そこは分けて考えたほうがいい。その研究は、心筋梗塞を起こしたことのない人が、発症を防げるかどうかを調べたもの。ISIS-2 は、心筋梗塞が疑われて病院に運ばれてきた患者の研究だから、対象がまったく違うよ。

※注:20番が挙げているのは、2005年に米国の医学誌に載った、健康な女性およそ4万人を対象にした予防の研究です。21番の指摘のとおり、発症した直後の患者を調べた ISIS-2 とは対象が異なります。

22. 海外の名無しさん
てんびん座の自分には大打撃だよ。心筋梗塞から生き延びる計画を、一から練り直さないと。

23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
練り直さなくていいと思うよ。著者たちによれば、いちばん当てになるのは星座ごとの結果じゃなくて、全員を合わせた結果だそうだから。てんびん座も込みの数字だ。

24. 海外の名無しさん
こういう話を聞くたびに思う。自分は査読者2号が憎い。

※注:「査読者2号」は、論文を審査する匿名の査読者のうち、無理な注文や厳しすぎる批判をしてくる人を指す、研究者の間でおなじみの冗談です。

25. 海外の名無しさん(>>24への返信)
よく査読者2号を務めていた者として……ごめん。あれは愛のムチで、論文を少しでも良くしたかっただけなんだ。もっとも、自分が論文を投稿したときの査読者2号、あいつだけは今も許していない。

まとめ

1988年の臨床試験 ISIS-2 の論文は、心筋梗塞の患者にアスピリンを使うと死亡が減ることを示す一方で、ふたご座とてんびん座には効かないように見える、という星座別の結果をあえて紹介し、細かく分けた分析を真に受けないよう読者を戒めました。雑誌側に分析を求められ、渋々応じたときに紛れ込ませたものだ、という話も伝わっています。コメント欄は星座の冗談でにぎわいつつ、「何を調べるかは先に決めておく」という統計の心得や、干支なら世代の差が本当に出るかもしれない、という指摘に話が進みました。研究者が自分の論文にわざと無意味な分析を載せて、結果の読み方を教えた。30年以上たった今も語り継がれているのは、そのやり方が鮮やかだったからかもしれません。

※ この記事は研究データの読み方を紹介するもので、治療についての助言ではありません。薬の使用は、医師・薬剤師の指示に従ってください。

元ソース: 心筋梗塞でアスピリンが命を救うことを示した1988年の画期的な研究で、データの細かい切り分けを際限なく求める査読者に業を煮やした著者たちは、抗議として患者の星座を部分集団の分析に加えた。結果は「アスピリンは、てんびん座とふたご座には効かない」と読めるものだった

コメント

  1. Reddit名無しさん says:

    なんで鎮痛解熱薬が心筋梗塞に効くんだろ?