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「マスターはカセットテープ、しかも猫が齧った」エレクトロニカの名盤の音が粗い理由とは?

「マスターはカセットテープ、しかも猫が齧った」エレクトロニカの名盤の音が粗い理由とは? 音楽・エンタメ

エレクトロニカの金字塔と呼ばれるアルバムがある。その音がどこか「ざらついて」聞こえるのは、なんと飼い猫が大事なマスターテープをガジガジ齧ってしまったから——そんな可愛すぎる逸話が、いまも真顔で語り継がれている。

※注:マスターテープとは、CDやレコードを量産する元になる「おおもとの録音」のこと。これが傷むと、その後どれだけ複製しても音は良くならない。

今日の知ってた?

📏 エイフェックス・ツインの名盤『Selected Ambient Works 85–92』(1992年)の音質がやや粗いのは、カセットテープに直接録音されたことに加え、そのマスターを猫が齧ったからだと言われている。音楽サイトAllMusicが「猫によって傷んだカセットに録音されたため音質は粗い」と記したことで広まった逸話だ。

背景:エイフェックス・ツインとは

エイフェックス・ツインは、イギリス・コーンウォール出身のリチャード・D・ジェイムスによる音楽プロジェクト。1990年代以降のエレクトロニック・ミュージックを語るうえで外せない人物で、静かで美しいアンビエントから、神経を逆撫でするような激しいビートまで、振れ幅の大きい作品を作り続けてきた。

『Selected Ambient Works 85–92』は、彼が10代の頃から自宅で録りためた音源をまとめたデビュー作とされる。タイトルの「85–92」は、収録曲が1985年から1992年にかけて作られたことを示している。つまりこれは「14歳くらいの少年が寝室でこつこつ作った音」が、後に時代の名盤として崇められることになった、という1枚なのだ。

もう少し詳しく

そもそも「猫が齧った説」はどこまで本当なのか。実はこの話、ほぼAllMusicの一文がすべての出どころと言ってよく、確たる裏付けがあるわけではない。さらにリチャード本人が、インタビューでとんでもないホラ話を平然と語ることで有名な人物でもある。「潜水艦を買った」「装甲車でコーンウォールを走り回っている」といった逸話まであり、どこまでが本当か誰も分からない、というのが彼のキャラクターなのだ。

そして「音質が悪い」というのも、半分は当時の事情。1980年代後半、自宅で本格的に音楽を作る若者にとって、リール式テープは高価で手が届かず、カセットが現実的な唯一の選択肢だった。レベル調整も機材も荒削りなまま録られた、いわば「寝室スタジオの音」。だからこの少しローファイな質感は、欠点というより、彼が切り開いた家庭録音文化そのものの音でもある。猫の齧り跡があったとしても、それはこの伝説に添えられた愛らしいオマケ、というわけだ。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
正直これ、リチャードがアルバムを売るために作った神話だと思う。あの独特なローファイの質感に「物語」を与えてやっただけで、本当に猫が犯人かは怪しい。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
彼を知ってる人間からすると、ほぼ確実に作り話だね。なにせ「潜水艦を買った」とか「装甲車でコーンウォールを乗り回してる」とか真顔で言う人だから。猫の話くらい朝飯前だよ。

3. 海外の名無しさん(>>2への返信)
装甲車のほうは本当らしいよ。少なくとも運転してる写真は出回ってる。本人の所有物かは分からないけど。

4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
装甲車は間違いなく実在する。なにせ俺、乗せてもらったことがあるから。

5. 海外の名無しさん
でも音質が粗い一番の理由は、ちゃんとレベル調整もデッキの調整もしないまま、カセットに直接ミックスダウンしたからでしょ。猫はそこにいなくても結果は同じだったと思う。

6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
そこなんだよな。普通はリール式テープにミックスダウンするのは分かる。でもカセットに直接落とす人って当時でも珍しかったんじゃない?

7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
彼は自宅で大量にカセットに録って、それをそのままクラブやパーティーで流してた人だよ。当時、自作曲をごっそり持ち歩く手段はカセットしかなかった。DATも途中からあったけど高すぎたしね。

8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
ちなみに使ったのはC90のクローム・テープだったと聞いた。安物のフェリックテープじゃなくて、なかなかお高い良いカセットだったらしい。意外と本人こだわってる。

9. 海外の名無しさん
そもそも論として、これ「音質が悪いアルバム」っていう前提がもう違う気がする。音楽の界隈で何度も話題に上がるけど、音が悪いなんて言ってる人、聞いたことないし、自分の耳にもそうは聞こえない。

10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
「悪い」わけじゃないんだよね。ただ後年の作品に比べると「手作り感のある音」ではある。当時は機材も粗かったから、家で作る電子音楽がこういう質感になるのはむしろ普通だった。

11. 海外の名無しさん(>>9への返信)
悪くはないけど、確かにアマチュアっぽさはあるよ。ほぼ全曲にうっすらテープのヒスノイズが乗ってるし、何箇所か低音が割れてクリッピングしてる部分もある。それも味なんだけど。

12. 海外の名無しさん
飼い猫がいる身としては、この話を読んだ瞬間の第一声が「そりゃそうなるわ」だった。大事なものほど齧られる。世の真理。

13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
そもそもマスターテープと猫を同じ部屋に置いた時点で勝負はついてる。共存させたいなら片方は金庫にしまえ、としか言いようがない。

14. 海外の名無しさん
リンク元を読むと、結局AllMusicが「猫が傷つけたカセットに録音されたため音質は粗い」と書いた、それだけが根拠なんだよね。証拠と呼べるものはこの一文がすべて。壮大な伝説のわりに出典が薄い。

15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
そもそもテープってそういう壊れ方しないんだよ。猫がテープを引っ張り出して数秒分をダメにすることはあっても、それでアルバム全体の音が劣化するわけがない。物理的におかしい。

16. 海外の名無しさん
仮に猫が齧った箇所が一瞬どこかでノイズになってる、くらいならまだ分かる。でもこのアルバムを「音質が悪い」と表現するのは、どう聴いても無理がある。

17. 海外の名無しさん
「マスターカセットテープ」っていう響きがもう字面からして渋い。普通マスターって言ったらもっと厳重なものを想像するのに、それがカセットでしかも猫に齧られてるって、なんというか可愛い。

18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
マスターじゃなくて「ニャスター・カセットテープ」だな。立派な仕事をした猫だ。

19. 海外の名無しさん
クレジットに名前を載せるべきだったと思う。アルバムの音作りに物理的に関与したミュージシャンなんだから、堂々と「テープ加工担当:猫」で。

20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
仕事をした猫を集めるコミュニティに殿堂入りレベルの逸話。給料はちゅ〜るでいい。

21. 海外の名無しさん
そもそもカセットだって、新品の高品質なコバルトテープにちゃんとした機材で録れば、けっこう良い音で残せるんだよ。みんな「カセット=音が悪い」のイメージを、何十年も前の古いテープを安物ウォークマンで聴いた記憶で語りすぎ。

22. 海外の名無しさん
彼はこの音源を作った当時まだかなり若かったんだよね。タイトルを信じるなら14歳から始めてる。リール式の機材になんて手が届かず、カセットでやりくりするしかなかったと考えれば、何も不思議はない。

23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
80年代半ばの14歳が寝室の4トラックレコーダーひとつで、のちに時代の名盤と呼ばれる音を作ってたって事実のほうが、よっぽど信じがたいよ。

24. 海外の名無しさん
インタビューでも彼は適当なことばかり言う人で有名。何を言えば面白がられるか試すみたいに、自分について突拍子もない話を投げる。日常のありふれたものを歪めて見せるのが彼の美学そのものなんだ。

25. 海外の名無しさん
本人の言うことは基本どれも話半分で聞いてる。でも、それも込みでこのアルバムが大好きだよ。真偽不明の猫伝説まで含めて、まるごと愛おしい1枚だ。

まとめ

「猫がマスターを齧ったから音が粗い」という逸話は、出どころがAllMusicの一文に集約され、真偽は定かでない。コメ欄では「本人のホラ話では」「そもそも音は悪くない」「カセット直録りという時代の事情が大きい」と冷静なツッコミが並びつつ、最後はみんな「真偽不明の猫伝説ごと、この名盤が好きだ」という温かい着地に落ち着いていた。

元ソース: エイフェックス・ツインの名盤の音質が粗いのは、猫がマスターのカセットを齧ったから(一部)らしい

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