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「分解したらチタンじゃなく鋼鉄、電子機器は真空管だった」西側が恐れたソ連最新鋭機の正体とは?

「分解したらチタンじゃなく鋼鉄、電子機器は真空管だった」西側が恐れたソ連最新鋭機の正体とは? 歴史

1976年9月6日の昼すぎ、北海道の函館空港に、見たこともない巨大なソ連の戦闘機が突然降りてきた。操縦していたのは29歳のソ連空軍中尉。彼は機体を乗り捨てると、西側への亡命を求めた。これが冷戦史に残る「ベレンコ中尉亡命事件」――当時もっとも謎に包まれていたソ連最新鋭機を、西側が初めて丸ごと手にした瞬間だった。

※注:冷戦=第二次大戦後、アメリカ陣営(西側)とソ連陣営(東側)が直接戦火を交えずに対立した時代(1947年頃〜1991年)。互いの最新兵器の性能は最重要の軍事機密だった。

今日の知ってた?

✈️ 1976年9月6日、ソ連空軍のヴィクトル・ベレンコ中尉が、最高機密だった迎撃機MiG-25(ミグ25)北海道・函館空港に強行着陸して西側へ亡命。アメリカと日本は、それまで「超高性能の謎の戦闘機」と恐れていた機体を分解調査でき、その正体がついに判明した。

背景:MiG-25とは何だったのか

MiG-25は1960年代にソ連が開発した迎撃機で、最大速度マッハ2.8〜3.2という当時としては桁外れのスピードを記録していた。西側のレーダーがイスラエル上空でマッハ3で飛ぶこの機体を捉えたとき、アメリカは衝撃を受ける。「ソ連はとんでもない超高性能の制空戦闘機を作った」と。

その想定への対抗策として生まれたのが、のちにアメリカ空軍の主力となる名機F-15だ。つまりMiG-25は、相手国の戦闘機開発を丸ごと一機分動かしてしまったほどの「謎の脅威」だった。だが、その実態は誰も知らなかった。写真からは大きな主翼と巨大な空気取り入れ口が見え、いかにも俊敏で強そうに見える。実物を分解しない限り、本当の中身は分からなかったのである。

もう少し詳しく:函館に降りた「正体」

分解して分かった意外な中身。函館に着陸したMiG-25を日本とアメリカの技術者が極秘に分解調査したところ、内部は予想とまるで違っていた。機体の骨格はチタンではなく重い鋼鉄製。電子機器は驚くほど旧式の真空管を使っていた。エンジンは確かに猛烈なパワーを出すが、全開で飛ばすと焼き切れて交換が必要になるほど無理をしていた。要するに、空気抵抗を無視して「とにかく真っ直ぐ速く飛ぶ」ことに全振りした迎撃専用機であって、想像されていた万能の制空戦闘機ではなかった。

真空管にも理由があった。ただし、旧式の真空管は一概に劣っているとは言い切れない。大ぶりで頑丈な部品は、核爆発で生じる電磁パルス(EMP)に強いとも言われ、核戦争下でも動き続けるための設計だった可能性が指摘されている。「遅れている」と笑うのは簡単だが、設計思想そのものが西側と違っていた、という見方もできる。

機体はバラバラで返却された。調査を終えた機体は、約2か月後にソ連へ返却された。ただし飛べる状態ではなく、コンテナに詰めた部品の山として。亡命したベレンコ氏はその後アメリカに渡り、航空技術者として暮らし、2023年に74歳で亡くなっている。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
亡命の動機を調べたら、彼は当時、奥さんから「離婚して息子を連れて実家のマガダンに帰る」と告げられた直後だったらしい。最新鋭機ごと国を飛び出すには十分すぎる理由だよ……。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
「裕福な家の出」なのに「実家がマガダン」っていうのが地理的に噛み合わなさすぎて笑った。あそこ極東の果てだぞ。普通の感覚だと両立しない条件だ。

3. 海外の名無しさん(>>2への返信)
ソ連での「裕福」はお金じゃなくてコネと特権のことなんだ。党の役職、輸入品が手に入るルート、運転手付きの車。マガダンの金鉱を仕切る一族なら、現地では十分すぎる「金持ち」だよ。

4. 海外の名無しさん(>>1への返信)
夫が最高機密の戦闘機に乗って亡命したあと、奥さんが無事マガダンにたどり着けたとは思えないんだが……。残された家族のその後がいちばん気になる。

5. 海外の名無しさん
「西側が最先端機を調べられた」って表現、調べた結果がまさかの「中身ボロボロでした」だったのが最高のオチすぎる。期待を裏切る方向の驚きだった。

6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
迎撃機・偵察機としては優秀だったんだよ。アメリカが勝手に「超高性能の制空戦闘機だ」と思い込んで、対抗のためにF-15を本気で作った。結果、存在しない敵に合わせて名機が生まれたという。

7. 海外の名無しさん
分解したらチタンじゃなくて鋼鉄、電子機器は真空管。アメリカ側の技術者、開けた瞬間にどんな顔したんだろう。何年も恐れてた相手の正体がこれだったわけで。

8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
真空管は意外とバカにできない。大きくて頑丈な部品は核爆発の電磁パルスに強いから、核戦争でも動くように作ったって説がある。遅れてたんじゃなく、用途が違ったのかも。

9. 海外の名無しさん
着陸時の管制とのやりとりの録音、誰か残してないかな。突然の領空侵入、見たことない巨大機、しかも降りる方向まで逆だったらしい。函館の管制官の心臓に悪すぎる。

10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
着陸も逆方向から進入して、危うく衝突しかけて、最後は滑走路をオーバーランしたって読んだ。亡命の決死感がそのまま着陸に出てる。とにかく降りられればよかったんだろうな。

11. 海外の名無しさん
これ完全に映画『ファイヤーフォックス』の元ネタなんだよな。クリント・イーストウッドがソ連の最新鋭機を奪って西側へ飛ぶやつ。原作小説の執筆中にこの事件が起きたって話で、現実が先だった。

12. 海外の名無しさん
祖父がちょうどその頃ミグ工場の主任技師で、返却された機体の調査チームにいたって家族の話がある。西側がどうしても開けられなかったハッチがひとつあって、原因は組立工が雑にハンマーで叩き込んだせいだったらしい。

13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
そのハッチ、CIAは「ソ連はどうやってこんな堅牢な封止技術を実現したんだ」って大真面目に何百万ドルもかけて研究したに違いない。真相がただの雑な施工だと知ったときの脱力感よ。

14. 海外の名無しさん
冷戦ってだいたいこのパターンなんだよな。ソ連が新兵器の性能を盛って発表する→アメリカが真に受けて本気の対抗装備を作る→実は大したことなかった。存在しない脅威に莫大な予算が動いていく構図。

15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
というか軍が意図的に敵を強く見せてた面もある。「ソ連の装備はポンコツです」なんて議会で言ったら、誰も巨額の国防予算をくれない。敵を大きく見せるのは予算獲得の基本戦術だった。

16. 海外の名無しさん
写真だけ見たら超高性能機だと誤解するのも無理はないんだ。デカい主翼に巨大な空気取り入れ口、しかもイスラエル上空でマッハ3を叩き出してる。重い鋼鉄製の機体だなんて、外からは絶対に分からない。

17. 海外の名無しさん
亡命した本人、そのあと南イリノイで静かに暮らしたらしい。航空技術者になったって。最高機密を知り尽くした元ソ連パイロットが、米軍機の設計現場にいたとしたら、これ以上ない頭脳の使い道だったろうな。

18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
冷戦のど真ん中に、敵の最新鋭機を内側から知る人間が西側にいるって、情報価値は計り知れない。本人にとっては静かな第二の人生でも、得たものは膨大だっただろう。

19. 海外の名無しさん
F-15が「過剰設計」って言われるのは、存在しない化け物に合わせて作ったから。でも結果オーライで、その後25年以上どんな敵にも負けなかった。空対空の撃墜記録104対0という化け物が生まれたわけで。

20. 海外の名無しさん
パイロットの世界の共通語は英語だから、彼は函館の管制と英語でやりとりできたはず。母国語以外で命がけの交渉、しかも亡命。あの状況で言葉が通じたのは不幸中の幸いだったと思う。

21. 海外の名無しさん
他の亡命パイロットも調べ始めたら止まらなくなった。朝鮮戦争のとき北朝鮮のノ・グムソク氏がミグ15で南へ飛んだ話とか。命がけで国境を越えた操縦士たちの記録、どれも一本の映画になる重さがある。

22. 海外の名無しさん
日本人としては、舞台が函館っていうのがいちばん刺さる。冷戦の最前線がいきなり北海道の地方空港に降りてきたわけで。当時の現場の人たちは、目の前の巨大なソ連機を見て何を思ったんだろう。

まとめ

「謎の超高性能機」として西側を震え上がらせたMiG-25は、ベレンコ中尉の亡命で正体が判明。中身は鋼鉄と真空管の、速さに全振りした迎撃機だった。コメント欄は「期待を裏切る方向の驚き」を面白がる声、亡命の人間ドラマに注目する声、そして舞台が函館であることに反応する声が入り混じり、冷戦という時代の空気そのものを味わう流れになっていた。

元ソース: 今日知った話:1976年、ソ連のパイロット、ヴィクトル・ベレンコが最高機密のMiG-25で日本に亡命し、西側がソ連の最先端機を調べられた件

コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    当時はソ連の冶金技術の方が進んでて、MiG25の分解で得た知見で日本の冶金技術が世界トップクラスになった。