オスカー女優ハル・ベリーが、ある大作映画の撮影前に「あなたが主役です」と言わんばかりの分厚い台本を手渡された。ところがその台本、彼女を出演契約させるためだけに用意された”偽物”だった——。今日は、ハリウッドの裏側で実際にあった、ちょっと信じがたい騙しのテクニックの話です。
今日の知ってた?
🎬 ハル・ベリーは映画『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006年)で、出演契約にサインさせるために偽の台本を渡されていた。そこには、彼女が演じるストームを主役級に描いた偽のストーリーラインが盛り込まれていた。当初監督予定だったマシュー・ヴォーンは、この偽台本の存在を知って降板してしまった。
背景:X-MENシリーズとハル・ベリーとは
『X-MEN』は2000年に始まった、20世紀フォックスの人気アメコミ映画シリーズです。ハル・ベリーは第1作から、天候を操るミュータント”ストーム”を演じてきた看板キャストの一人。原作コミックのストームはチームのリーダー格を務める重要人物ですが、映画版では出番が控えめで、ベリー自身も役の扱いに不満を抱いていたと言われています。問題の『X-MEN: ファイナル ディシジョン』は、シリーズ3作目にあたる作品です。
一方のハル・ベリーは、2001年の映画『モンスターボール』でアカデミー主演女優賞を受賞した実力派スター(黒人女性として史上初の同賞受賞)。スタジオとしては、どうしてもシリーズ3作目に彼女を呼び戻したかったわけです。
もう少し詳しく
「あなたが主役」という嘘の台本。問題は、シリーズが進むにつれてストームの出番がむしろ削られていったこと。それでもスタジオは看板女優を復帰させたい。そこで一計を案じ、ストームの活躍シーンを大幅に増やした”特別版”の台本を用意して、ベリーにサインさせようとしました。彼女が契約したら、本来の台本に差し替えるつもりだったといいます。
冒頭はアフリカの村を救うシーン。後年のインタビューでマシュー・ヴォーン本人が明かしたところによると、偽台本の冒頭は、ストームがアフリカの子どもたちを飢餓から救う感動的な場面で始まっていました。フォックスの重役からこの”作戦”を打ち明けられたヴォーンは、あまりに露骨な騙しのやり方に嫌気がさし、監督の座を降りてしまいます。結局メガホンを取ったのはブレット・ラトナーで、映画は2006年に公開されました。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
これって普通に詐欺じゃないの…?出演させるためだけに、わざわざ嘘の台本を一本まるごと作るなんて、法的にどうなんだろう。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
完全におとり商法だよね。「こっちの商品ですよ」って見せておいて、契約した瞬間に別物にすり替える。やってることは同じだよ。
3. 海外の名無しさん
監督のマシュー・ヴォーンが、この件を知った途端に降板したっていうのが唯一の救いだな。役者をこんな形で騙すのを、黙って見過ごさなかったわけだ。
4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
むしろヴォーンが、その偽台本の”ストーム主役版”を本気で撮ってたら、それはそれで伝説の一本になってたのにね(笑)。
5. 海外の名無しさん
偽台本、冒頭がストームがアフリカの村を飢餓から救うシーンで始まってたらしい。感動作っぽく見せて釣ろうとするあたり、手が込みすぎてて逆にちょっと怖い。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
そこまで凝った脚本をわざわざ用意できるなら、いっそ本当にその映画を作ってあげてほしかったよ…。
7. 海外の名無しさん
正直、俺はハル・ベリーのストームをもっと見たかったクチ。批判も多かったけど、彼女のストーム、普通にかっこよかったと思うんだよなあ。
8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
わかる。彼女ちょっと批判されすぎだったと思う。演技どうこうより、そもそも脚本での役の扱いが薄すぎたのが原因だよね。俺はストーム大好きだったよ。
9. 海外の名無しさん
90年代のアニメ版で育った身からすると、映画のストームは正直”名前だけストーム”って感じだった。原作だとサイクロップスに次ぐチームのリーダー格なのに、あの貫禄が全然出てなかったんだよ。
10. 海外の名無しさん
これで思い出したのが、エヴァンジェリン・リリーが『ホビット』でタウリエル役を引き受けた時の話。「私のキャラは三角関係に絡ませない」って条件付きで出演を決めたんだよね。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
最初のうちはその約束が守られてたんだけど、後の追加撮影でスタジオが無理やり三角関係をねじ込んできたらしいよ。結局こうなるのが悲しいよね。
12. 海外の名無しさん
実写版『ドラゴンボール』も似たような話があるよ。製作陣が役者たちに「監督はあのチャウ・シンチーだ」って強くほのめかして集めたのに、メキシコの砂漠のど真ん中に到着してから騙されたと気づいて、もう帰るに帰れなかったらしい。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
ビル・マーレイも『ガーフィールド』の脚本を、コーエン兄弟のジョエル・コーエンが書いたと勘違いしてサインしたって話があるよね。実際は同姓の別人”ジョエル・コーン”だったっていう。
14. 海外の名無しさん
というか、普通にハル・ベリー主演のストーム・スピンオフを作ればよかったのに。あれだけの女優が演じてたんだから、絶対に需要あったでしょ。もったいない。
15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
「X-MEN ORIGINS: ストーム」みたいなタイトルで普通に見たかったわ。主役スピンオフがウルヴァリンだけっていうのは、さすがにずるいって。
16. 海外の名無しさん
詐欺は詐欺なんだけど、台本は撮影中に変わるのが当たり前だから、「最初から騙す意図があった」と証明するのが難しいんだよね。契約を抜けたいなら、彼女が自分で訴えて裁判で認めさせるしかない。
17. 海外の名無しさん(>>16への返信)
でもこの件は、ヴォーンが「重役から騙しの作戦を直接聞かされた」って証言してるのが強い。悪意の証明としてはこれ以上ない材料だから、彼女がその気なら裁判でも十分勝てたと思う。ただ、波風を立てない方がキャリア的には賢明だったんだろうね。
18. 海外の名無しさん
そうまでして揉めた末に出来上がった『ファイナル ディシジョン』が、シリーズでも賛否の分かれる一作になっちゃったのが、なんとも皮肉な話だよね。
19. 海外の名無しさん
後年のインタビューでヴォーン本人が全部語ってる。偽台本はストームの出番を大幅に増やした版で、ベリーが復帰にサインしたら本物に差し替える予定だった。冒頭はアフリカの子どもたちを飢餓から救うシーンで、あまりに露骨なやり方に嫌気がさして降りたそうだ。
20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
重役からその手口を平然と説明されたら、まともな感覚の監督なら逃げ出すわな…。よく降板を選んだと思うよ。立派だ。
21. 海外の名無しさん
監督の中には、役者一人ひとりに「君こそが主役だ」って伝えて最高の演技を引き出す人もいるらしいけどね。テレンス・マリック監督なんて『シン・レッド・ライン』で膨大な時間を撮影して、誰が主人公かを撮り終えた後で決めたって話もある。ただ、今回のは明らかにその範囲を超えた騙しだよ。
22. 海外の名無しさん
真相を知った瞬間、ハル・ベリーが読み合わせの席から嵐みたいに飛び出していく様子が目に浮かぶわ。彼女はここでちゃんと怒っていい立場だと思う。
23. 海外の名無しさん
オスカーまで獲った女優に対して、これはあまりに失礼な扱いだよ。もっと大事にされるべき人だった。念のため言っておくと、彼女のストームは俺は普通に良い仕事だったと思ってる。
24. 海外の名無しさん
高くついた教訓だな。もし交渉の核心が「彼女が台本の中心人物であること」だったなら、弁護士がその条件をちゃんと書面に残しておくべきだった。まあ、実際はかなりの高額ギャラで、揉めるほどでもなかったのかもしれないけど。
まとめ
看板女優を呼び戻すために”偽の台本”まで用意したという、ハリウッドの生々しい裏事情。真相を知ったマシュー・ヴォーンが降板したことで、この話は表に出ました。コメント欄では「これは詐欺では?」という驚きの声から、「ハル・ベリーのストームをもっと見たかった」という愛のある声、さらには他作品での似たような”釣り”エピソードまで、映画ファンならではの脱線が止まりませんでした。

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