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「オスのカニを”母親”に作り変え、自分の卵を世話させる」フジツボの仲間がいるって知ってた…?

「オスのカニを"母親"に作り変え、自分の卵を世話させる」フジツボの仲間がいるって知ってた…? 自然・科学

カニに取りついて、ホルモンをいじって、オスのカニに「お母さん」の行動を取らせ、自分の卵を世話させる――そんな生き物が実在します。しかも一度メス化したオスは、寄生者を取り除いても二度と元には戻りません。正体は、なんとフジツボの仲間。海の中で静かに進行する、SFのような乗っ取りの話です。

※注:フジツボは「貝」のように見えますが、実はカニやエビと同じ甲殻類(こうかくるい)の仲間です。

今日の知ってた?

📏 フクロムシ(Sacculina)はフジツボの仲間の寄生生物で、宿主のカニのホルモンを操作する。オスのカニにも卵を世話する母性行動を取らせ、自分の卵塊を育てさせる。一度メス化したオスは、寄生虫を除去しても二度と元に戻らない

背景:フクロムシ(寄生性フジツボ)とは

フクロムシは、学名を「サクリナ(Sacculina)」という寄生生物です。名前に「ムシ」とつきますが昆虫ではなく、フジツボやカニと同じ甲殻類の仲間。岩や船底にびっしり張りつくあのフジツボが、進化の果てに「他の甲殻類に寄生する」道を選んだ姿だと考えると、なかなか想像を絶します。

幼生のうちに宿主となるカニを見つけると、フクロムシはカニの体内に侵入します。外から見えるのは、カニのお腹の下にぶら下がる袋状のかたまり(卵を入れる「外体」)だけ。問題は、体の中で起きていることのほうです。

もう少し詳しく

カニの全身に「根」を張る。体内に入ったフクロムシは、植物の根のようなツル(インテルナと呼ばれる組織)を伸ばし、カニの胃や腸、神経系にまで広がっていきます。栄養を吸い上げるだけでなく、宿主の行動そのものをコントロールできるようになるのです。

「寄生去勢」でカニの繁殖を乗っ取る。フクロムシに乗っ取られたカニは、自分の子孫を残せなくなります(専門的には「寄生去勢(parasitic castration)」=寄生によって宿主が繁殖能力を失う現象のこと)。カニが繁殖に使うはずだったエネルギーは、すべてフクロムシの卵を育てるために流用されてしまいます。

オスを「母親」に作り変える。もっとも不気味なのがここです。メスのカニは、もともと自分の卵をお腹で抱えて世話する習性を持っています。フクロムシはこのメスの母性行動を「乗っ取る」ことで、自分の卵をカニに育てさせます。問題はオスに取りついた場合。フクロムシはオスのカニのホルモンを操作し、お腹の形も行動もメス化させ、ありもしない「我が子」(=フクロムシの卵)をかいがいしく世話する母親に作り変えてしまうのです。

変化は元に戻らない。そして恐ろしいことに、この変化は不可逆です。仮にフクロムシを取り除いても、メス化したオスのカニは二度とオスには戻りません。さらにフクロムシに寄生されたカニは脱皮ができなくなるため、成長も、失った脚の再生もストップしてしまいます。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
体の中に入った部分が「根」みたいなツルを伸ばして、胃も腸も神経まで全身に広がるらしい。栄養を吸うだけじゃなく、宿主の行動まで操れるようになるとか…なんで寄生虫ってこう、いちいちやり口が怖いんだ。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
それはね、そういう怖いやり口の寄生虫のほうがたくさん子孫を残せたから、結果としてそういうのばかり生き残ってるってだけだよ。進化って容赦ない。

3. 海外の名無しさん(>>2への返信)
進化的に100点満点の答えすぎてぐうの音も出ない。怖いけど納得してしまった自分が悔しい。

4. 海外の名無しさん
タイトルだけ読んで「さすがに盛ってるだろ」と思ったけど、調べたら全部ガチで書いてあって震えてる。フジツボの仲間がここまでやるとは思わなかった。

5. 海外の名無しさん
これ系の話で一番こわいのが「元に戻らない」ってところ。寄生虫を取り除いても、メス化したオスはもうオスには戻れないって、ホラー映画より救いがない。

6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
しかも寄生されると脱皮できなくなるから、成長も止まるし、もげた脚も生えてこなくなるらしいよ。乗っ取りが徹底しすぎてる。

7. 海外の名無しさん
冷静に考えてほしいんだけど、これ寄生してる側もされてる側も両方カニとかフジツボの「甲殻類」なんだよな。同じグループの中でここまで残酷なことするの、ちょっと人間に置き換えると恐ろしすぎる。

8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
人間サイズで想像してしまって午前3時なのに眠れなくなった。返して。

9. 海外の名無しさん
実はこのフクロムシ、オスの成体が「ほぼ精子の袋」みたいな存在で、メスの体内に住み込むんだよね。寄生生物にさらに寄生する形になってて「超寄生(ハイパーパラサイト)」って呼ばれてる。入れ子構造すぎる。

10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
それもう、手順をめちゃくちゃ複雑にした単為生殖みたいなもんでは…?

11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
そこがミソで、オスとメスがちゃんと遺伝子を混ぜることで多様性が生まれるんだ。単為生殖だとクローンばっかりになるから、これはこれで意味がある仕組みらしい。生き物の都合は奥が深い。

12. 海外の名無しさん
サクリナでしょ。個人的に世界で一番こわい寄生虫だと思ってる。カニの目の周りや脳にまで「根」を伸ばして操って、ひたすら食べてフクロムシの子孫を増やすだけのマシンにしてしまう。発想がもう生物兵器。

13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
「食べて増やすだけのマシン」って字面が完全にゾンビもので草。いや、笑えないんだけど。

14. 海外の名無しさん
ちなみにフジツボ自体もウミガメの甲羅にびっしり張りついて弱らせたりするからね。地味だけど、けっこう悪さをする一族なんだよ彼らは。

15. 海外の名無しさん
海運の仕事をしてるけど、人生の2割くらいはフジツボとの戦いに費やしてる気がする。船底に付くと燃費も速度もガタ落ちで、本当に手強い相手。寄生までする奴がいると知って、もはや畏怖すら覚える。

16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
現場の人の「フジツボ許すまじ」という静かな殺意が伝わってきて好き。

17. 海外の名無しさん
宿主を操る寄生虫って他にもいるよね? アリをゾンビにするやつとか聞いたことある気がするんだけど。

18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
それはたぶんタイワンアリタケ(冬虫夏草の一種のキノコ)。アリの神経を乗っ取って、キノコが育つのに都合のいい高い場所まで登らせて、そこで死なせて体から生えてくる。ゲームの題材にもなった有名なやつ。

19. 海外の名無しさん(>>17への返信)
カタツムリの目に入り込んで派手に脈打って、鳥に食べてもらうために目立たせる寄生虫もいるよ。あとネズミに寄生して、わざと猫のニオイに引き寄せられるようにするトキソプラズマとか。自然界、操り人形だらけ。

20. 海外の名無しさん
この手の話を知るたびに「自分の意思だと思ってる行動、本当に自分の意思か?」って急に不安になるからやめてほしい。今日のごはんを選んだの、本当にあなたですか?

21. 海外の名無しさん(>>20への返信)
深夜にそういうこと言うのやめろ。寄生虫より効いてる。

22. 海外の名無しさん
よく見たら、外に出てる「袋」の部分が卵を入れる容れ物で、本体はカニの中に全部隠れてるんだよね。見た目はただのコブみたいなのに、中身がこれだと思うと一気にホラー。

23. 海外の名無しさん
「自分の子孫を残すより、宿主に自分の子を育てさせるほうが省エネ」っていう発想に到達した進化の歴史がこわい。最終的にズルさで勝ち残ったやつの末裔ってことでしょ。

24. 海外の名無しさん
学校の生物でこういうのもっと教えてくれたら、もっと真面目に授業聞いたのに。教科書の図より100倍記憶に残る。

25. 海外の名無しさん(>>24への返信)
わかる。でも給食の前にこの話されたらカニ食べられなくなるから、タイミングは先生に任せたい。

まとめ

フジツボの仲間「フクロムシ(サクリナ)」は、カニの体内に根を張ってホルモンを操作し、オスのカニすら「母親」に作り変えて自分の卵を育てさせる寄生生物でした。しかも一度メス化したオスは二度と元に戻らず、脱皮も成長も止まってしまいます。コメント欄は「フジツボがそんなことを?」という素朴な驚きから、超寄生やゾンビ化キノコなど自然界の他の操り寄生虫への連想、「自分の意思って本当に自分のもの?」という哲学的な脱線まで、知的好奇心と薄ら寒さが入り混じった反応で盛り上がっていました。海の中では今日も、静かに乗っ取りが進んでいます。

元ソース: 今日知った話:宿主のカニのホルモンを操作してメス化させ、自分の卵を世話させるフジツボの仲間がいる。オスのメス化は寄生虫を除去しても元に戻らない

コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    寄生虫がカニを?って思ったらもともと甲殻類仲間なのか。メガネザルが人間にくっついて神経回路を自分の脳につなぎ換えちゃうみたいな感じ?