カーナビが「目的地まであと数分」と言っているのに、お目当ての出口を1つ逃しただけで、戻るのに96マイル=約154kmも走らされる——。アメリカ・フロリダ州には、そんな悪夢みたいな高速道路の区間が実在します。しかもそこは「イーホー・ジャンクション(Yeehaw Junction)」という、なんとも脱力するカウボーイみたいな地名なんです。
※注:96マイルは約154km。東京駅から静岡市あたりまでの直線距離に相当します。ちなみに「Yeehaw(イーホー)」は、カウボーイが上機嫌のときに叫ぶ掛け声で、日本語の「ヒャッホー!」に近いニュアンスです。
今日の知ってた?
📏 フロリダ・ターンパイク(有料高速)の出口193「イーホー・ジャンクション」を逃すと、次に降りられる出口まで進んで戻ってくるのに最大で約96マイル(154km)の大回りになり、これはアメリカの高速道路網で最長クラスの迂回とされています。
背景:フロリダ・ターンパイクとは
フロリダ・ターンパイクは、フロリダ半島を南北に貫く有料の高速道路です。マイアミ近郊からオーランド方面までをつなぐ大動脈ですが、途中には街らしい街がほとんどありません。沼地や牧草地が延々と続くエリアを走るため、そもそも降りる必要のある場所が少なく、出口の間隔が極端に長い区間が生まれました。
その代表格が、半島のちょうど真ん中あたりにある出口193「イーホー・ジャンクション」です。ここを境に、北のキシミー方面までは出口のない長い直線が続きます。つまり、ここで降り損ねると「次の出口まで進む → そこで降りる → 反対車線に乗り直して戻ってくる」というフルコースを強いられるわけです。
もう少し詳しく
有料道路ならではの追い打ちがある。ターンパイクは入った地点から降りた地点までの距離で料金が決まる仕組みです。降りそびれて遠くまで走ってしまうと、その分の通行料も余計にかかります。「降り損ねた屈辱」「目的地から遠ざかる絶望」「さらに余計に払う通行料」という三重苦が、この出口の伝説を支えています。
その名も昔は「ジャッカス・ジャンクション」。イーホー・ジャンクションはもともと「Jackass Junction(ロバの交差点、転じてマヌケの交差点)」と呼ばれていた時期があり、長らく営業していたのは一軒の酒場兼宿だけ、という何もない土地でした。地名標識はその語感のおかしさから「持ち去られる標識ランキング」の常連でもあるそうです。
厳密には「出口を除けば」という注釈つき。ウィキペディアの記述をよく読むと「(途中のサービスエリアを除いて)出口のない最長区間」という条件つきで、実際には数十マイルおきにサービスプラザがあります。そこで方向転換できる場合もあるため、文字どおり96マイル走りきらないと戻れない、というわけではないのも面白いところです。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
「イーホー・ジャンクション」って地名、田舎町を舞台にしたドタバタコメディドラマのタイトルにしか聞こえないんだが。毎週カウボーイ帽の住民がしょうもない事件を起こすやつ。
2. 海外の名無しさん
昔は「ジャッカス・ジャンクション(マヌケの交差点)」って呼ばれてて、その名前が角にあった酒場の壁に堂々と描かれてたらしい。それを居眠り運転のトラックが突っ込んで建物ごと吹き飛ばしたって聞いた。中部フロリダ史上もっとも悲しい喪失だよ。
3. 海外の名無しさん(>>2への返信)
そのトラック運転手、腰の筋肉がつって、ギアが滑って、おまけにエアブレーキも壊れてて、もうどうしようもなかった……って言い訳だったらしいよ。で、ドカーン!と壁画ごと酒場に突っ込んだと。盛りすぎだろ。
4. 海外の名無しさん(>>2への返信)
そっちに向かうときはいつもその昔ながらのガソリンスタンドに寄ってたよ。マニアックな土地の知識を持ってるな君は。
5. 海外の名無しさん
高速の本線でUターンが違法なのは知ってる。知ってるけど……それでも、ナビが「95マイル先でUターンです」って言ってきたら、俺は人生で一番派手で違法な切り返しをやらかす自信があるわ。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
これターンパイク、つまり有料道路なんだよね。「業務用」って書かれた転回路は途中にあるんだけど、勝手に使うと「入口から今の地点までの最高額の通行料」を払わされるペナルティ付き。罠すぎる。
7. 海外の名無しさん(>>5への返信)
ストリートビューで見ると、その先にちょっとした切れ目があるんだけど、そこにいつも警察車両が張ってる。完全に「やろうとした奴を捕まえる」ための待ち伏せポイントだよあれ。
8. 海外の名無しさん
これはもう運転しないのが正解では? そもそも乗らなければ降りそびれることもない。最強の対策だと思うんだけど。
9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
それが一番賢い。ターンパイクは州内で一番通行料が高いうえに、どの幹線道路よりも穴ぼこだらけ。まさにフロリダのインフラの縮図みたいな道だよ。
10. 海外の名無しさん
実は俺、これやらかした経験者です……。タンパに戻るのがちょっと遅れた程度で済んだけど、オーランド寄りまで流された先の渋滞がそれはもう地獄だった。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
自分はケープカナベラルに行こうとして間違えて、気づいたらマイアミ。そこから州間高速95号でひたすら北上する羽目に。スマホがない時代だったから、マイアミの手前まで降りそびれたことすら気づかなかった。
12. 海外の名無しさん
うちの母も一度これをやった。家族の語り草になってる「あの日」ってやつだよ。
13. 海外の名無しさん
こういうのって設計の基準とかガイドラインがあるはずだろ? いったいどんな判断をしたら、これだけマヌケな構造の道路が出来上がるんだ……。
14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
有料道路だからこそ効率重視なんだよ。出口が少ないと合流でスピードが落ちる車に邪魔されない。それにイーホー・ジャンクションからフォートピアスやオーランドの間って、本当に何もないんだ。街がないんだから出口を作る理由もない。
15. 海外の名無しさん
フロリダに「イーホー・ジャンクション」なんて場所があったのを今日初めて知った。フロリダらしくて最高だけど、もっと北の田舎っぽいエリアにありそうな名前なのに、まさかの半島ど真ん中。
16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
フロリダの「田舎っぽいエリア」って、海岸か大都市から20マイル以上離れた場所のこと全部だからね。半島の真ん中なんて完全にその条件を満たしてる。
17. 海外の名無しさん
「イーホー・ジャンクションで降りた」って、南部の古い悪口みたいな響きがある。「帽子だけ立派で牛は一頭もいない(口だけ達者の役立たず)」みたいなノリのやつ。これから使っていこうと思う。
18. 海外の名無しさん
「イーホーの出口を逃すなんて、よっぽどのおっちょこちょいだけだろ」って言いたいところだけど、これはさすがに同情する案件。一瞬よそ見しただけで154kmコースは重すぎる。
19. 海外の名無しさん
南向きに走ってるなら8マイルくらい先のサービスプラザでUターンできるけど、北向きだと次の転回ポイントまで35マイル以上あるって聞いた。同じ道でも向きで難易度が全然違うのがエグい。
20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
その「サービスエリアを除けば」って注釈、ウィキの本文にちゃんと書いてあるんだよね。出口を除外していいなら、いくらでも長い「出口のない区間」を作れちゃうじゃん、っていう。
21. 海外の名無しさん
スロベニアで出口が閉鎖されてたせいで、オーストリアに出て、イタリアを経由して、ぐるっと回ってスロベニアに戻ってきたことがある。国を2つまたいだ迂回に比べたら、96マイルなんて可愛いもんさ。
22. 海外の名無しさん(>>21への返信)
ターキー(七面鳥)を食べに来たのに、ハングリー(空腹)のまま帰った……って国名で韻を踏むやつ、誰か言うと思った。
23. 海外の名無しさん
北西オンタリオにも、サンダーベイとニピゴンの間に110kmだけ「カナダ横断道路で唯一、迂回路がゼロ」っていう完全なボトルネック区間がある。橋が落ちたときはトラックが本当にアメリカ側を1700km回らされた。フロリダの96マイルがむしろ羨ましいレベル。
24. 海外の名無しさん
「イーホー・ジャンクション」の道路標識、全米で一番盗まれてる標識トップ10には確実に入ってるでしょ。語感がもう持って帰りたくなるやつだもん。
25. 海外の名無しさん
「どこでも徒歩で行ける。ただ時間がかかるだけ」って強がる徒歩派が湧いてるけど、ここは街と街の間に何もない沼地だから。徒歩で154kmはさすがに「歩ける」のカウントに入れちゃダメだと思う。
まとめ
たった1つの出口を逃すだけで最大154kmの大回りを強いられ、おまけに有料道路なので余計な通行料まで払わされる——フロリダ・ターンパイクの出口193「イーホー・ジャンクション」は、その間抜けな地名と相まって伝説化していました。コメント欄は「やらかした経験者」の告白、「乗らなきゃいいのでは」という身も蓋もない正論、世界各地のもっとひどい迂回エピソード、そして地名いじりの大喜利で大盛り上がり。何もない沼地のど真ん中だからこそ生まれた、ちょっと笑える悪夢の話でした。
元ソース: フロリダ・ターンパイクの出口193「イーホー・ジャンクション」を逃すと、戻るのに96マイルの大回り——アメリカの高速道路網で最長の迂回になるらしい

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