プールに行って「今日はちょっとぬるいな……」とがっかりした経験、ありませんか。英国デヴォン州の小さな海辺の町エクスマスの市民プールは、その真逆でしっかり温かい。しかも、そのお湯を温めているのはガスボイラーではなく、すぐ隣で唸っている”サーバーの廃熱”なのだという。
※注:デヴォン州はイングランド南西部の田舎エリア。エクスマスはそこにある人口およそ3万人ほどの小さな町で、いわゆる巨大IT拠点とは無縁の場所です。
今日の知ってた?
♨️ 英国エクスマスの市民プールは、洗濯機ほどの大きさの小型データセンターから出る廃熱でお湯を温めており、年間の暖房費をおよそ2万ポンド(約380万円)削減。サーバーを油に沈めて熱を回収し、プールを約30℃に保っているという。
背景:データセンターの排熱とは
コンピューターは電気を使って計算すると、その電力のほとんどを最終的に「熱」として吐き出します。動画配信やSNS、AIの学習など、大量の計算を24時間こなすデータセンターは、いわば巨大な電気ストーブの塊。だから通常のデータセンターは、その熱を冷やして”捨てる”ために膨大な冷房エネルギーをさらに使っています。せっかく生まれた熱をただ空へ逃がすのはもったいない――そこで注目されているのが「廃熱の再利用」です。工場や発電所の余った熱を近くの施設に配る仕組みは、欧州では珍しくありません。エクスマスの事例は、その主役を「サーバー」に置き換えたものと言えます。
もう少し詳しく
仕組みは「油風呂に沈めたサーバー」。この試みを手がけたのは英国のディープ・グリーン(Deep Green)社。プールの機械室に置いた洗濯機サイズの装置の中で、サーバーを鉱物油に浸し、AIや機械学習の計算をこなしながら発生する熱を油に移します。その熱を熱交換器を通じてプールの水へ渡す、という流れです。運営側はサーバーの設置場所を貸すだけで、電気代はディープ・グリーン社が負担。プール側はほぼ無償で暖房用の熱を受け取れる仕組みで、報道によればプールは1年のうち約6割の期間をこの廃熱でまかない、暖房費を年間約2万ポンド浮かせられたとされています。ちなみにこの装置はいわゆる”街ひとつ分”の巨大データセンターとはケタ違いに小さく、地元の公共プールにちょうど収まるサイズ感なのがポイントです。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
これ、なんとなく「データセンターって実はいいやつなんですよ」っていう好感度アップ狙いの記事に見えてしまうのは自分だけ?(笑)
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
本気で好感度を上げたいなら、もう100回は擦られてるスウェーデンやフィンランドの「街まるごとデータセンターの熱で暖房」ネタを出すって。プール1個じゃ弱いよ。
3. 海外の名無しさん(>>2への返信)
エクスマスは小さな町だし、置いてある装置もめちゃくちゃ小さい。アメリカで問題になってるあの街サイズの巨大施設とは、まったくの別物だと思うよ。
4. 海外の名無しさん
ブルックリンには、暗号資産のマイニング設備の熱で浴槽を温めてるオシャレな入浴施設があるらしいよ。熱の使い道としては悪くない。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
暗号資産が世に生み出した唯一の価値が、その銭湯のお湯かもしれないな……。
6. 海外の名無しさん
スコットランドには、廃熱で隣の室内プールを温めてる蒸留所があるよ。ウイスキーを蒸留すると熱がたっぷり出るから、相性はよさそう。
7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
イングランドのヨークだと、イヤーズリーのプールが向かいのネスレ工場から蒸気を”買って”る。道路の下にパイプを通して引っ張ってるんだって。地味にすごい。
8. 海外の名無しさん
自治体の予算カットで公共プールがどんどん寒くなってる中、これは良いアイデアに見えるけどね。なんでもっと広まらないんだろう?
9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
そもそもプールとデータセンターって、たいてい近い場所にないからね。熱は遠くまで運ぶとどんどん逃げていくから、隣り合ってないと成立しにくいんだ。
10. 海外の名無しさん
ここで言う”データセンター”って、実際はサーバーラック半分くらいの規模でしょ。言葉のイメージが大げさすぎる。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
記事にも「洗濯機サイズのデータセンター」って書いてあるしね。それもう、ただのちょっと大きいパソコンでは……?
12. 海外の名無しさん
イギリスには火葬場の熱で温めてるレジャー施設のプールもあるよ。子どもの頃は水面に灰が浮いてる図を勝手に想像してたけど、当然そんな配管にはなってない(笑)
13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
イギリスはこの手の「余った熱を配る」仕組みが意外と多いんだよね。CHP(地域熱電供給)って呼ばれてて、工場の排熱を近所で使い回す発想は昔からある。
14. 海外の名無しさん
熱交換器っていう装置は、まさにこういう用途のためにある。理屈の上では、いろんな施設でもっと普通にやれてもいいはずなんだけどな。
15. 海外の名無しさん
これ、ライナス・テック・ティップスっていうガジェット系の人が自宅で似たことに挑戦してた記憶がある。余った熱の使い道として面白いよね。
16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
あれは逆で、プールの水を使ってサーバーを”冷やす”方向だったよ。プールを温めるには熱が全然足りなくて、最終的には「割に合わない」って結論だったはず。ただトラブルの連発は最高に面白かった。
17. 海外の名無しさん
賢いやり方だとは思う。ただ、これで発熱問題そのものが解決するわけじゃない、っていうのは冷静に見ておきたいところ。
18. 海外の名無しさん
そもそもデータセンター自体は半世紀以上前からあるものでしょ。YouTubeもRedditもゲームも銀行も、全部これがないと動かない。使いながら「データセンター反対」って言うのはちょっと矛盾してない?
19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
言いたいことは分かるけど、今どき次々建ってるやつはGPUをぶん回すAI向けが中心で、昔の”データを保管するだけ”のとは発熱も騒音もレベルが違う。全部同じって扱うのは無理があると思う。
20. 海外の名無しさん
一部のデータセンターは地域の暖房網につながってて、その熱で家を暖めてる例もあるよ。ただ出てくる熱の温度が低めで、運ぶ途中でさらに下がるのが難点。将来は道路の融雪なんかにも使えるかもしれない。
21. 海外の名無しさん
いっそ話を進めて、新しく建てるデータセンターには最初からプールを併設して、地域の公共施設にしちゃえばいいのに。
22. 海外の名無しさん(>>21への返信)
アメリカ南部にそれ作ったら、夏場は子どもたちが茹でガニみたいになっちゃうぞ……。
23. 海外の名無しさん(>>21への返信)
マンションの各戸に温水を回してファンで暖める配管があるよね。あの発想で、データセンターの冷却水を複数の建物の”セントラルボイラー”にすればかなり効率的だと思う。
まとめ
捨てられるはずだったサーバーの熱で、地元のプールを年間約2万ポンド分も暖める――エクスマスの試みは「もったいない熱」を地域に還す小さな成功例でした。コメント欄では「賢い」と感心する声の一方、「洗濯機サイズをデータセンターと呼ぶな」という規模へのツッコミや、火葬場・蒸留所・ネスレ工場の蒸気まで、世界中の”廃熱リサイクル”事例が次々と披露されて盛り上がっていました。


コメント
サーバーで銭湯作れるな
変換効率や損失を考慮せずに
エネルギー保存則を考えると……
サーバーに
電熱だけでプールを温水に出来るだけの莫大な電気が使われており
その電気を生み出す為に
どれだけの石油や天然ガスが使用されたのか
再生エネルギー何それ美味しいの?
つっても、サーバーの排熱なんざ、鉄加工系工場が出す熱に比べりゃたかが知れてるよ。
現状でもそれなりに排熱利用はされているが、そういったところから出る排熱をもっと効率よく且つ大々的に利用できる仕組みを考えたほうが良いと思うわ。
15Kw程度の消費電力なのでは