アイルランドのある農場に、メス牛とどうしても交配しようとしない雄牛がいた。獣医たちが下した結論は「この牛はおそらく同性愛だ」というもの。本来なら屠殺場行きだったこの牛を救ったのが、あの『ザ・シンプソンズ』の共同制作者だった――今日はそんな一頭の牛の話。
※注:サム・サイモンはアニメ『ザ・シンプソンズ』の共同開発者の一人。番組で得た莫大な富の大半を動物保護などの慈善活動に寄付したことで知られる人物。
今日の知ってた?
🐂 アイルランドの雄牛ベンジーは、何度連れてきてもメス牛と交配しようとせず、獣医は「性的指向が原因だろう」と判断。繁殖に使えない牛は屠殺されるのが通例だが、『ザ・シンプソンズ』共同制作者サム・サイモンが費用を負担し、ベンジーを英国の動物保護施設へ送って命を救った。
背景:繁殖に使えない雄牛はどうなるのか
畜産の世界では、雄牛は基本的に「優れた形質を次の世代に残す種牛(しゅぎゅう)」として価値を測られる。望ましい体格や血統を持つ雄を残し、その雄に群れのメスを妊娠させてもらう――これが効率を最優先する繁殖の基本的な考え方だ。
だからメス牛にまったく興味を示さない雄牛は、農場経営の観点では「役割を果たせない一頭」とみなされてしまう。残念ながら、その先に待っているのは食肉処理場であることが多い。ベンジーもまさにそのルートに乗りかけていた。
もう少し詳しく
「同性愛の牛」という見立ては正確だったのか。実のところ、ベンジーが他の雄牛に求愛したという記録は残っていない。あくまで「メスと交配しようとしない」という消極的な事実から、関係者が「ゲイなのでは」と推測したのが発端だった。動物の性行動を人間の言葉で説明することには専門家の間でも慎重論がある。
とはいえ命が救われたことは事実。サム・サイモンが資金を出してベンジーは屠殺を免れ、英国の保護施設へと渡った。理由がどうあれ、一頭の牛が「役に立たない」という烙印から解放されたことに変わりはない。ちなみにベンジーの一件以降、メスに興味を示さない雄羊(おひつじ)たちを引き取る保護活動も海外では話題になっている。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
去年だったか、英国で「ゲイの雄羊」専門の動物保護施設を立ち上げたゲイの農家の記事を読んだ。羊では珍しくないらしく、雄羊がメスに興味を示さないと農家は屠殺用に売ってしまう。だからこの施設はその羊たちを買い取って保護してるんだって。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
つまりオチは「ラム(子羊)牧場」ってことか…? なんだか壮大な物語の入り口に立ってしまった気分だ。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
最初の施設づくりは失敗したらしいよ。自分の農場のゲイの雄羊を、見ず知らずの牧場に送るのは抵抗があるって農家が誰も応じなかったとか。気持ちは分からなくもない。
4. 海外の名無しさん(>>1への返信)
その農家、保護した羊たちの毛を刈って、それで作った衣類を売って施設の運営費にしてるって聞いた。発想がすごい。循環してる。
5. 海外の名無しさん
記事をちゃんと読むと、ベンジーは「ゲイ」と分類されてるのに、同性に関心を示した記録は一度もないんだよな。むしろ示した相手はメス牛だったっていう…ちょっと笑ってしまった。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
そもそも本当は無性愛(アセクシュアル)だった可能性だってあるわけで。本人(本牛?)に聞けないのが歯がゆい。
7. 海外の名無しさん
メス牛と交配しなかったから「ゲイ」、でも他の雄牛に求愛したわけでもない。挙げ句に後からメス牛に近づこうとした記録もある。これでゲイのアイコンにされて、その後バイ扱い…。みんな話を盛りすぎでは?
8. 海外の名無しさん
これ要するに擬人化(ぎじんか)だよね。動物を人間の感情で説明しちゃうやつ。同性愛行動をする動物がいるのは研究でも確かなんだけど、「メスを嫌がる=ゲイ」と決めつけるのはちょっと飛躍してる気がする。
9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
同意。動物が同性愛的でないと言いたいわけじゃないけど、今回のこの一頭に関しては、断定するには根拠が薄い感じがするんだよね。
10. 海外の名無しさん
群れの動物にとっては、優れた形質の雄を残して群れの半分を妊娠させてもらうのが仕組みなんだよね。「いや、僕は一途なんで」とか言い出したらハンバーグ行き。残酷だけど個人的な話じゃなくて、ただ歯車として形が合わなかっただけなんだ。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
「いや、僕は一途なんで」のくだりで本当に声出して笑った。ありがとう。最高の表現だ。
12. 海外の名無しさん
ベンジー一頭は手厚く救うのに、それ以外の無数の雄牛は普通に屠殺されてるわけで…。なんというか、人間の線引きって不思議だなと改めて思う。
13. 海外の名無しさん
この記事の理屈でいくと、20代になるまで恋人を作らずパートナーを探し続けてた人間はだいたいゲイ判定されることになるな。世の中の奥手な人たち全員アウトじゃないか。
14. 海外の名無しさん
おじいちゃん:「同性愛なんて現代の流行りもんだ」
自然界:「本当にそう思ってる?」
15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
類人猿なんて大昔からやってるからね。「最近のもの」どころか、生き物の歴史とほぼ同い年だよ。
16. 海外の名無しさん
タイトルには「ゲイ」って書いてあるのに、写真のリボンはトランスのカラーなんだよな。結局このベンジーはどっちなんだ。いや…そもそも牛だが。
17. 海外の名無しさん
獣医が「ゲイ判定テスト」をして同性愛だと結論づけた、と。現代科学の偉大なる謎だ。一体どんなテストなんだか、心の底から気になる。
18. 海外の名無しさん
ちょっと真面目な話、家畜の繁殖って機械的な観点で言うと、メス側が乗り気かどうかは正直あまり関係ないんだよね。だからベンジーが「拒否した」というのも見方によってはなかなか興味深い。
19. 海外の名無しさん
実は雄羊の長期研究で、どの性別にも一切交尾を仕掛けない個体が一定数いることが分かってて、これが人間でアセクシュアリティが研究される前の、かなり初期の言及だったらしい。豆知識の中の豆知識だ。
20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
それすごいな。動物の研究が、人間の自己理解の先を行ってたってことか。なんだか順番が逆みたいで面白い。
21. 海外の名無しさん
それにしても、テレビ番組の制作者が私財で一頭の牛の命を買い取るって、よく考えたらとんでもない話だよな。ベンジーはきっと自分が有名人に救われたとは知らないまま、英国の牧草地でのんびりしてたんだろう。
22. 海外の名無しさん
サム・サイモンって、稼いだお金の大半を動物保護に寄付してた人だよね。こういうエピソードを知ると、笑える話の裏に本気のやさしさがあったんだなと思う。
23. 海外の名無しさん
結局のところ「同性愛かどうか」は分からずじまいでも、一頭の牛が穏やかに生きられたという結末は素直に良かった。理由が推測でも、救われた事実は推測じゃないからね。
まとめ
メス牛と交配しなかった雄牛ベンジーは「性的指向が理由」と判断され屠殺されかけたが、『ザ・シンプソンズ』共同制作者サム・サイモンの資金援助で英国の保護施設へ送られ命を救われた。コメント欄では「ゲイと断定する根拠が薄いのでは」という擬人化への冷静なツッコミと、「理由はどうあれ救われたなら良かった」という温かい声、そして軽妙なジョークが入り混じり、笑いと考察が同居する反応になっていた。


コメント
鼻馬鹿でフェロモンを感じ取れなかった、従うだけの雄は惨めなもので。
ところで人工授精/体外受精はしないの、牛の大きさなら簡単でしょ。
精子の採取をみていたら、そりゃ哀れなもので。
毎年数百億匹の家畜が屠殺されてるけど
動物保護施設って意味あるの?