地下深くの真っ暗な穴に閉じ込められ、生死もわからない。そんな極限状態で救助隊に届けてほしいと願ったのは、食料でも水でもなく「フー・ファイターズの曲を入れたiPod」だった。2006年、オーストラリアで実際に起きた話だ。
※注:デイヴ・グロール=ロックバンド「フー・ファイターズ」のボーカル兼ギタリスト。それ以前は伝説のバンド「ニルヴァーナ」のドラマーだった人物。
今日の知ってた?
📏 2006年、オーストラリア・タスマニア州のビーコンスフィールド鉱山で落盤事故が発生。地下深くに閉じ込められた2人の鉱夫は、救助隊に「フー・ファイターズの曲が入ったiPod」を要求した。これを知ったボーカルのデイヴ・グロールが「次のライブのチケットとビールを約束する」という手紙を送り、約2週間後に救出された2人とのちに対面。グロールはこの出来事をもとに楽曲まで書いたという。
背景:ビーコンスフィールド鉱山落盤事故とは
2006年4月、オーストラリア南端のタスマニア州にある金鉱「ビーコンスフィールド鉱山」で、小規模な地震をきっかけに坑道が崩落した。1人の作業員が亡くなり、2人が地下深くの狭い空間に閉じ込められた。安否がわからないまま数日が過ぎ、生存が確認されてからも、崩れやすい岩盤のせいで救出作業は難航。オーストラリア中のメディアが連日この事故を報じ、国民が固唾をのんで見守る一大ニュースとなった。
そんな緊迫した状況の中で飛び出したのが、閉じ込められた2人からの意外な「リクエスト」だった。彼らはフー・ファイターズの大ファンで、暗闇の中で気を紛らわせるために、バンドの曲を入れたiPodを救助隊に頼んだのだという。
もう少し詳しく
iPodのリクエストが、バンド本人の耳に届いた。このエピソードがメディアで報じられると、話はフー・ファイターズのフロントマン、デイヴ・グロール本人のところまで届いた。グロールは2人に向けて、「君たちがこの暗闇から戻ってきたら、次のショーに招待する。一緒にビールを飲もう」といった内容の手紙を送ったと伝えられている。
2週間後、2人は地上に生還した。長く危険な救出作業の末、閉じ込められていた2人はおよそ2週間ぶりに地上へ戻った。そしてこの約束は果たされ、彼らはのちにグロールと実際に対面したという。
グロールは、この出来事を曲にした。フー・ファイターズはアルバム『Echoes, Silence, Patience & Grace』に「Ballad of the Beaconsfield Miners(ビーコンスフィールドの鉱夫のバラード)」というインストゥルメンタル曲を収録。歌詞のない、静かで美しいギター曲として、この事故を生き延びた2人に捧げられた。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
極限状態で食料でも水でもなくフー・ファイターズのiPodを頼むって、どんだけ好きなんだ。ある意味その精神力が生還につながった気もする。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
「音楽は生命だ」を地で行ってるな。暗闇の中で正気を保つには、確かに自分の好きな音が一番効くのかもしれない。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
実は食料のリクエストもあって、「具を何も乗せてないスーパーのホットドッグ」だったらしい。極限状態でのこだわりが渋すぎる。
4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
何も乗せてないホットドッグとフー・ファイターズ。この2人、パーティーの仕方を完全にわかってるな。
5. 海外の名無しさん
当時オーストラリアでは本当に大ニュースだった。鉱山の崩落と救出だけでも連日トップ扱いだったのに、フー・ファイターズが絡んできて一気に別次元の盛り上がりになった。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
タスマニア在住だけど、今年その20周年を記念して一夜限りのライブをやったんだ。会場の近くに住んでるから、バルコニーに座って遠くから演奏を聴いてたよ。最高だった。
7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
それ羨ましすぎる。20年経ってもちゃんと戻ってきてくれるあたり、本当に律儀なバンドだよな。
8. 海外の名無しさん
で、結局その曲って何ていうタイトルなの?気になって眠れない。
9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
「Ballad of the Beaconsfield Miners」だよ。『Echoes, Silence, Patience & Grace』ってアルバムに入ってる。歌詞のないインストだけど、これがまた本当に美しいんだ。
10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
うわ、なるほど。「どの曲だろう」ってずっと考えてた自分が恥ずかしい。あのアルバム名作だよね。
11. 海外の名無しさん
こういう話を聞くと、デイヴ・グロールってやっぱりいい人なんだなと改めて思う。手紙を送るだけでも十分なのに、ちゃんと会って曲まで書くって。
12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
グロールの「いい人エピソード」は無限にあるからな。ライブ中に倒れたファンを心配したり、対バンを立てたり。ロック界の人格者枠だと思ってる。
13. 海外の名無しさん
ニルヴァーナでドラムを叩いてた人が、自分のバンドでこういう温かい話を作っていくの、人生の続き方として最高じゃないか。
14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
ニルヴァーナのドラマーって紹介されると、まるで別人みたいに聞こえるのが面白い。あの轟音の後ろにいた人が、こんな優しい話の主役になってる。
15. 海外の名無しさん
歌詞のないインスト曲を捧げるって、なんだか粋だな。言葉にしすぎないところに、かえって生還した2人への敬意を感じる。
16. 海外の名無しさん
落盤事故そのものは本当に怖い。岩盤が崩れやすくて救出が進まないって、想像するだけで息が詰まる。よく2週間も耐えたと思う。
17. 海外の名無しさん(>>16への返信)
作業員がついに2人のところまで掘り抜いた瞬間を想像すると、頭の中でフー・ファイターズの「My Hero」が流れてくる。ヒーローはそこにいた、みたいな。
18. 海外の名無しさん
こういう話を知ると、ただの暗いニュースで終わらなかったのが救いだと思う。事故は悲しいけど、その先にちゃんと温かい結末があった。
19. 海外の名無しさん
正直、自分が同じ状況になったら何をリクエストするか考えちゃった。たぶん冷静に水と食料を頼むけど、この2人みたいに好きな音楽を選べる図太さ、ちょっと憧れる。
20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
極限状態で「とりあえず推しの曲くれ」って言える人、たぶん最後まで折れないタイプだと思う。メンタルが頑丈なのも生還の理由かもしれない。
21. 海外の名無しさん
タスマニアって本当にオーストラリアの「ずっと下のほう」にある島だから、その島のさらに地下深くって聞くと、地球の底みたいなイメージが浮かんでくる。
22. 海外の名無しさん
バンド側からすれば、自分たちの曲が誰かの暗闇を照らしてたって知るの、ミュージシャン冥利に尽きるだろうな。曲を作りたくなる気持ちもわかる。
23. 海外の名無しさん
20年前の話なのに、こうして今もまた語り継がれてるのがいい。事故の記憶を、悲しみだけじゃなく音楽と一緒に残せたってことだから。
まとめ
地下深くに閉じ込められた2人の鉱夫が、食料より先にフー・ファイターズの曲を求めた——その思いにデイヴ・グロールが手紙と楽曲で応えた実話。コメント欄では「グロールはやっぱりいい人」という声と、「具なしホットドッグへのこだわり」へのツッコミが入り混じり、悲しい事故が音楽でやさしく語り継がれていく様子をみんなが温かく見守っていた。
元ソース: 閉じ込められた鉱夫にデイヴ・グロールが応えた話


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