「ベトナム戦争で米兵の15〜20%がヘロイン依存に」帰国後にまた依存になったのは5%…再発率90%との比較に隠れた数え方の違い

「ベトナム戦争で米兵の15〜20%がヘロイン依存に」帰国後にまた依存になったのは5%…再発率90%との比較に隠れた数え方の違い 歴史

「ベトナム戦争では米兵の15〜20%がヘロイン依存になった。ところが治療を受けて帰国したあと、再発したのは5%だけ。アメリカ国内のヘロイン使用者の再発率は90%だったのに」。海外の掲示板で、こんな豆知識が話題になりました。数字の元になっているのは、精神疾患の疫学の草分けとして知られる研究者リー・ロビンズが、1970年代に行ったベトナム帰還兵の追跡調査です。調べてみると、帰還兵の大半がヘロイン依存から抜け出していたのは本当でした。ただ「5%」と「90%」は数え方の違う数字で、低い再発率は治療のおかげでもありませんでした。

今日の知ってた?

🪖 1970〜71年にベトナムにいた米陸軍の兵士(将校を除く)は、半数近くがヘロインかアヘンを試していた。ヘロインに限っても34%。約20%は、離脱症状が何日も続くほどの依存を経験していた。

🏠 ところが帰国後1年のうちに、ベトナムで依存になった人のなかで、アメリカでも依存になっていたのは5%。3年たっても12%で、その多くは短い期間で抜け出していた。

🏥 よく並べられる「90%」は、アメリカ国内で治療を受けたヘロイン依存者が、1年以内にまたヘロインを使った割合。数えているものが違う。

💊 帰還兵の回復は、治療のおかげでもなかった。ベトナムで依存になった人のうち、軍で簡単な解毒だけでも受けたのは3分の1ほどだった。

背景:「中毒の軍隊」と呼ばれたベトナムの米兵

ロビンズが1993年に英学術誌『アディクション』に書いた振り返りによると、ベトナムにヘロインが出回り始めたのは1969年です。2017年に同誌が載せたウェイン・ホールらの解説論文によれば、ベトナムのヘロインは純度が90%ほどもあり、依存になった兵士でも1日6ドルほどで足りました。アメリカの路上で売られていたものは純度が10%に満たず、それでいて1袋20ドルしました。純度が高いので注射をする必要がなく、使った兵士の67%はタバコに混ぜて吸い、24%は鼻から吸っていて、注射は9%だけでした。多くの兵士が嫌がる注射が要らなかったことで、使い始めるときの大きな壁が取り払われた、とホールらは見ています。ロビンズの調査では、兵士の8割以上がヘロインを勧められた経験があり、それもたいてい着任から1週間以内でした。

当時のアメリカには徴兵制があり、徴兵された若者は18歳で入隊し、19歳前後でベトナムに着いて1年を過ごしました。軍の決まりで21歳未満の兵士には酒を売らず、下士官・兵に許されていた酒はビールだけでした。ロビンズは、19歳の平均的な兵士にとって、ヘロインは酒より手に入りやすかったと書いています。

1971年5月、ベトナムを視察したコネチカット州のロバート・スティール下院議員と、イリノイ州のモーガン・マーフィー下院議員が、米兵の10〜15%がヘロイン依存だと報告しました(米公共ラジオNPRの2012年の記事は15%としています)。アメリカは当時、ベトナムから兵を引き揚げている最中でした。依存になった兵士が大勢帰ってきて、国内の治療施設があふれ、薬を買うお金のために犯罪に走るのではないか、という不安が広がり、報道には「中毒の軍隊」という言葉が出てきました。ニクソン大統領はヘロイン依存を「国の公衆衛生の第一の問題」と呼び、同じ年の6月、ホワイトハウスに薬物乱用防止特別対策局をつくって、大学で研究をしていたジェローム・ジャフィーを責任者に据えました。ジャフィーは、アメリカで最初の「麻薬対策の最高責任者」と呼ばれることになります。

ジャフィーはすぐにベトナムへ飛び、帰国する兵士全員に尿検査を課す仕組みを作りました。陽性なら1週間ほど解毒の施設に入り、もう一度検査を受けてからでないと飛行機に乗れません。ただし、それ以外の罰はありませんでした。帰国前に使うのを思いとどまらせ、ヘロインの習慣を断ってから帰らせるのがねらいです。そしてジャフィーは、帰国した兵士がその後どうなるかを調べてほしいと、セントルイスのワシントン大学で、子どもや若者の反社会的な行動とその後の薬物使用を長く追ってきたロビンズに頼みました。

ロビンズが選んだのは、尿検査がベトナム全土で動き出した最初の月、1971年9月にベトナムを離れた陸軍の兵士でした。無作為に選んだ組と、帰国時に尿検査が陽性だった組を合わせて約900人に、帰国の8〜12か月後に会って話を聞きました。応じた人は96%にのぼり、3年後にもう一度聞き取りをしたうえで、ベトナムに行かなかった同年代の男性とも比べています。答えの正直さも確かめていて、軍の記録に麻薬の使用が残っている人の97%は、聞き取りでも使ったと話しました。前もって知らせずに聞き取りの最後に取った尿の検査でも、陽性の割合は本人の答えより多くなりませんでした。

それでも結果は、最初はなかなか信じてもらえませんでした。国防総省に都合のいいように数字を作ったのではないかと疑われ、ニューヨーク・タイムズの記者が2か月かけて調べましたが、不正の証拠は見つからず、暴露記事のはずだった2ページの記事で調査に触れたのは1行だけでした。NPRの取材に答えたジャフィーは、ロビンズは調査が正しいことを示すために何か月も、ひょっとすると何年も費やした、と振り返っています。軍の側には、解毒のときに少し与えた精神安定剤(バリウム)で依存を治したのは自分だ、と手柄を主張する将軍まで現れたそうです。

もう少し詳しく

「5%」と「90%」は、同じものを数えていない。ロビンズの1993年の論文によると、ベトナムで依存になった人のうち、帰国後1年のうちにアメリカでも依存になっていたのは5%でした。3年たっても、一度でも依存に戻ったことのある人は12%で、その期間もたいてい短いものでした。一方の「90%」は、ホールらの解説によれば、国内で治療を受けたヘロイン依存者の9割以上が、1年以内にまたヘロインを使っていたという追跡調査の数字です。こちらは「また使った」人を数えていて、「また依存になった」人を数えているわけではありません。帰還兵のほうも「また使ったか」で見ると、ベトナムで依存になった人の半数近くが、帰国後にまた麻薬を試していました。それでも、再び依存になった人はわずかでした。ロビンズ自身は比べる相手として、ケンタッキー州レキシントンにあった連邦の麻薬病院で治療を受けた若者の調査を挙げています。そこでは退院の半年後に、すでに3分の2が依存に戻っていました。

治療に来る人だけを見ると、依存は治らない病気に見える。元のスレッドのタイトルは「治療のあと再発したのは5%」と書いていますが、ロビンズは、この回復ぶりは治療では説明できないと書いています。軍で簡単な解毒だけでも受けたのは、ベトナムで依存になった人の3分の1ほど。帰国後に薬物の治療を受けたのは、ベトナムで麻薬を使った人の2%に届きませんでした。しかも、帰国後に治療を受けた帰還兵は、レキシントンの若者と同じくらい再発していて、聞き取りの時点で3分の2が再発していました。病院を出たその日に再発することも多かったそうです。ロビンズの考えでは、治療を受けに来るのは、自分でやめようとしてやめられなかった人たちです。その人たちだけを調べていると、依存は一度なったら抜け出せないもののように見えてしまいます。帰還兵が短い依存のあと自然に立ち直ったことについて、ロビンズは「アメリカで実際に起きていることからは外れていない。外れていたのは、アメリカで信じられていたことのほうだ」と書きました。ただ、依存を軽く見ているわけではありません。治療に来る人は、薬をやめさせるだけでは解決しない問題を抱えている、とも書いています。

「戦争がつらかったから」「場所が変わったから」だけでは説明しきれない。よく言われる説明は二つあります。戦争のつらさから逃れるために使っていたので、戦場を離れたら要らなくなった、という説明。もう一つは、いつも使っていた場所や状況が欲求を呼び起こす合図になっていて、帰国でその合図が消えた、という説明です。NPRの記事は習慣の研究者の話とともに後者を紹介していますが、ほかの要因もあるはずなので言い過ぎてはいけない、と断っています。ロビンズはどちらの説明にも疑問を示しました。依存になった兵士の多くは、着任してすぐ、戦闘を経験する前に使い始めていました。使った理由として最も多かったのは「ハイになりたかった」の40%で、「軍の規則に耐えるため」が13%、「怖さを紛らわすため」は8%でした。合図の説明についても、ベトナムで依存になった人の約半数は帰国後にアメリカでまたヘロインを使ったのに、ほとんどは依存に戻らなかった、と反論しています。ロビンズの結論では、ベトナムでこれほど使われたのは、ヘロインが簡単に手に入り、酒のような代わりになる楽しみが少なく、止める家族や友人がそばにおらず、ベトナムでの日々が本当の人生の一部だと思われていなかったからでした。そして依存から立ち直る力そのものは、ほかの使用者と変わらなかったとしています。

手に入らなかったから、ではない。そして酒は増えた。ホールらによると、帰還兵の多くは住んでいる所でヘロインは簡単に手に入ると答えていて、使わなかった理由として挙げたのは、依存になるのが怖い、体を壊す、捕まる、家族や友人に強く反対される、でした。帰国後に依存に戻ったのは、入隊前からアヘン系の薬やほかの違法な薬物を使っていて、ベトナムで注射もしていた人たちでした。一方で、酒が手に入りにくいベトナムでは大量に飲む人が減りましたが、帰国すると逆に大量の飲酒と酒の問題が増え、3年後には帰還兵の3分の1以上が酒で大きな問題を抱えていました。ベトナムでヘロインを使っていた人ほど、その傾向が強かったといいます。ヘロインから抜け出したことが、そのまま健康を取り戻したことを意味するわけではなかったのです。

「ラットパーク」と並べるときは注意がいる。英リバプール大学のスザンヌ・ゲイジらが2018年に『アディクション』誌に発表した解説によると、薬物政策の見直しを訴える団体は、ロビンズの調査とともに、カナダのサイモン・フレーザー大学でブルース・アレグザンダーらが1970年代後半に行った「ラットパーク」の実験を、よりどころにしてきました。仲間と遊べる箱や筒を置いた約8.8平方メートルの囲いで暮らすネズミは、小さなケージで1匹ずつ飼ったネズミより、モルヒネを溶かした水を飲む量が少なかった、という実験です。ただ、楽園のネズミもモルヒネをまったく飲まなかったわけではありません。1匹ずつ飼ったネズミは最初の実験で10匹だけで、二つのグループで飲んだ量の測り方も違っていました。差が出たのは、モルヒネと砂糖の濃さなどが限られた条件のときだけです。1996年に測り方の偏りをなくしてやり直した実験では、1匹ずつ飼ったネズミの飲む量が元の実験よりずっと少なく、元の実験ほどの差は出ませんでした(ネズミの系統が変わっていたせいかもしれない、と著者は書いています)。ゲイジらは、この実験が依存の新しい理解をもたらしたという世間の受け止め方は大げさで、環境だけが決め手だと受け取るべきではないとしたうえで、薬が出回る量や手に入りやすさも人間の薬物使用を大きく左右する、と指摘しています。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
行動心理学の先生が、この話をいい例として紹介してた。依存から立ち直らせたいなら、その人の暮らしそのものをよくするのがいちばんの近道だって。薬に逃げる人の多くは、逃げたくなるほど毎日がつらい。ベトナムの兵士にとっては、戦争そのものがそうだった。暮らしがましになれば、逃げ道もいらなくなる。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
帰国したら手に入れる当てがなかった、っていうのも大きかったと思う。いつでも確実に買える場所を知っていると、やめるのはずっと難しくなるから。

3. 海外の名無しさん(>>2への返信)
ヘロイン依存から回復中の者だけど、本当にそう。やめたばかりの頃、自分を支えてくれたのは、売人とのつながりが切れていたことだけだった。今はもう手に入れようと思えば入れられる状況だけど、自分で使わないと決めていられる。最初の時期だけは、手が届かないことに守られてたんだ。

4. 海外の名無しさん(>>2への返信)
そこが調査の意外なところでさ。帰還兵の多くは「住んでる所でヘロインは簡単に手に入る」と答えてて、帰国後に試してみた人も1割いたらしい。それでも続けなかった理由として挙がったのは、依存になるのが怖い、体を壊す、捕まる、家族や友だちに強く反対される、だったって。

5. 海外の名無しさん(>>1への返信)
ただ、調べた本人のロビンズは「戦争がつらかったから」という説明には否定的だったみたい。依存になった兵士の多くは、着任してすぐ、戦闘を経験する前に使い始めてた。理由を聞くと一番多いのは「ハイになりたかった」で、「怖さを紛らわすため」は1割にも満たなかったそうだ。

6. 海外の名無しさん
この数字に、過剰摂取で亡くなった人は入ってるのかな。父はベトナムにいた頃、事務の仕事をしていた時期があって、大佐が署名する遺族あての手紙をタイプしていたそうだ。父の話では、戦闘以外の死因で多かったのがヘロインの過剰摂取で、手紙ではそのことに触れないようにしていたらしい。あくまで父が見た範囲の話。もう父はいないから、もっと詳しく聞いておけばよかった。

7. 海外の名無しさん
使う人が多かったのは、ヘロインがとにかく安くて、質が良かったせいだって聞いた。アメリカに帰ったら、質はがくんと落ちるのに、値段は何倍にもなる。それだけでも、やめる人が多くなるのは分かる気がする。

8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
数字で言うと、ベトナムのヘロインは純度90%くらいで、アメリカの路上で売られてたのは10%にも満たなかったらしい。それと、ヘロインをやめた代わりに、手に入りやすい酒に流れて、ひどい酒飲みになった帰還兵も多かったと聞く。

9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
酒のほうは本当に深刻だったみたいだね。帰国して3年たつ頃には、帰還兵の3人に1人以上が酒で大きな問題を抱えてて、ベトナムでヘロインを使ってた人ほどその傾向が強かったそうだ。ヘロインから抜けてめでたしめでたし、とはいかなかったんだな。

10. 海外の名無しさん
この数字って「依存なんて本当は存在しない」と言いたい人たちによく使われるんだよ。でも、使った人が全員依存になるわけじゃないし、元の研究が数えてたのは使った人じゃないのか。自分はアルコールと薬物の依存症で、コーヒーにもスポーツにもゲームにもハマった。何にだって依存できる。環境が関係あるのは認めるけど、それだけじゃない。依存は本物だし、複雑なんだ。

11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
依存が本物だっていうのは、本当にそのとおりだと思う。ただ、ロビンズの調査は「使った人」と「依存になった人」を分けて数えてる。ヘロインかアヘンを使ったのは半数近くで、依存は約20%。依存になったと答えた人には、どのくらいの頻度でどれだけの期間使ったか、離脱症状が何日続いたかまで聞いて確かめてたらしい。

12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
しかも、帰国後にまた依存になって治療を受けた帰還兵は、国内の患者と同じくらいの速さで再発してたそうだ。だからこれは「依存は簡単に治る」って話じゃない。「治療に来る人だけを見てると、依存の全体像を見誤る」って話なんだと思う。

13. 海外の名無しさん
有力な説明は、場所が欲求の「合図」になるってことじゃないかな。パブロフの犬のベルみたいに、いつも使ってた場所や状況が欲求を呼び起こす。ベトナムから帰ったことで、その合図がごっそり消えた。いい施設で依存を断っても、地元に戻るとまた使ってしまう人がいるのと同じ理屈だよ。

14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
その説明はよく聞くけど、ロビンズ本人は「それだけでは足りない」と書いてる。ベトナムで依存になった人の半分くらいは、帰国後にアメリカでまたヘロインを使ってた。それでもほとんどは依存に戻らなかったし、戻った人もたいてい短い期間で抜けてる。合図だけで決まるなら、もっと多くが戻っていたはずだって。

15. 海外の名無しさん
帰国前にきちんと治療してもらえて、費用も国持ちで、帰ったら家族は薬と無縁の普通の暮らしをしてる。依存を断つには、これ以上ない条件だったんじゃない?

16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
それが、治療はほとんど関係なかったらしい。ベトナムで依存になった人のうち、軍で簡単な解毒だけでも受けたのは3分の1くらい。帰国後に治療を受けたのは、ベトナムで麻薬を使った人の2%にも届かなかった。それでも大半の人が依存から抜けてるんだ。

17. 海外の名無しさん
薬に手を出してたのは、主に前線より後ろにいる支援部隊の兵士だったって読んだことがある。実際に戦闘に出る歩兵のあいだでは、ずっと少なかったとか。出典を探してみるよ。

18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
うちの父は最前線にいたけど、薬はいくらでもあったと言ってた。ヘロインをやったかどうかは聞いたことがない。毎日「今日が最後の日かもしれない」と思ってたから、ためらわなかったそうだ。依存にはならずに帰ってきたけど、ひどいPTSDを何十年も治療されないまま抱えてた。

19. 海外の名無しさん(>>17への返信)
研究者のまとめでも、ヘロインは前線にいるときより、後方の基地や休暇中に使われることが多かったとされてる。ただロビンズの調査だと、入隊前の素行の違いを考えに入れると、戦闘をどれだけ経験したかは、使うかどうかとほとんど関係なかったらしい。

20. 海外の名無しさん
檻に1匹だけ入れたネズミにコカイン入りの水を与えたら、飢え死にするまで飲み続けたって実験があったよね。でも仲間と遊べる広い「ネズミの楽園」で同じことをしたら、ネズミたちは薬にのめり込まなかった。逃げ場のない檻にいるから薬に頼る、っていうのは人間も同じなんだと思う。

21. 海外の名無しさん(>>20への返信)
「ラットパーク」のことなら、使われたのはコカインじゃなくてモルヒネの水だよ。それに楽園のネズミも、モルヒネをまったく飲まなかったわけじゃない。1匹ずつ飼ったネズミは10匹しかいなかったし、二つのグループで飲んだ量の測り方も違ってた。1996年に測り方をそろえてやり直した実験では、元の実験ほどの差は出なかったそうだ。

22. 海外の名無しさん(>>21への返信)
同じ結果にならなかったのか。「暮らしの環境が大事」って考え自体はまっとうだと思うけど、あの実験はちょっと話が大きくなりすぎてたんだな。ネズミの話だけで人間の依存を語るのは、さすがに無理がある。

23. 海外の名無しさん
アルコール依存で、酒をやめて3年になる。大人の付き合いって、ほとんど全部が酒を中心に回ってるんだよ。自分が飲まなくても、飲む場には必ずいることになる。しかも自分の依存の元は、そこらじゅうの店で当たり前に売られてる。ヘロインと違って、酒は社会のほうから勧めてくるんだ。

24. 海外の名無しさん
父から聞いた話だと、ベトコンが米兵に売るタバコにヘロインを混ぜて、だんだん量を増やしてから、ぱったり売るのをやめるって噂があったらしい。本当かどうかは知らない。ただ父はサイゴンにいたとき心が壊れてしまって、医療上の理由で帰国させられて、そのあと何か月もほとんど反応のない状態だった。

25. 海外の名無しさん(>>24への返信)
お父さんのことは気の毒だけど、その噂はちょっと信じにくいな。調査だと、兵士の8割以上がヘロインを勧められてて、それもたいてい着任から1週間以内だったらしい。わざわざタバコにこっそり混ぜなくても、ごく普通に出回ってたんだよ。

まとめ

ベトナムで依存になった米兵のうち、帰国後1年で再び依存になったのは5%、3年でも12%でした。ただ、比べられる「90%」は国内で治療を受けた人が「また使った」割合で、帰還兵の回復は治療のおかげでもありません。ロビンズは、治療に来る人だけを見ていると依存の姿を見誤ると考えました。

コメント欄では「暮らしがよくなれば薬は要らない」という声が多い一方で、依存症の当事者からは「依存は本物だし、複雑なんだ」という声も上がり、ラットパークの再現性や、帰国後に増えた酒の問題まで話が広がりました。

参考資料

元ソース: ベトナム戦争では米兵の15〜20%がヘロイン依存になった。ところが治療を受けて帰国したあと再発したのは5%だけで、アメリカ国内のヘロイン使用者の再発率は90%だった

コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    ヘロインって咳止めなんだよな。
    モルヒネより遥かに良く効くヒーローでヘロイン。

  2. Reddit名無しさん より:

    ドイツ・バイエル社製だから悪口に摩り替えた。