人物・偉人

「自動車道670キロと橋13本を作った男は、生涯運転免許を取らなかった」ニューヨークを作り変えた行政官の話

アメリカの街から歩道が消え、どこへ行くにも車が要るようになった——その形をいちばん強く決めた人物として名前が挙がるのが、ニューヨークのロバート・モーゼスである。彼が引いた高速道路と橋は、六十年経った今も毎日使われている。ただ、本人は生涯、運...
自然・科学

「原子が同じ場所にいたまま、2つの姿を規則的に行き来し続ける」時間結晶という物質の状態が実在するらしい

「タイムクリスタル(時間結晶)」。ゲームに出てくる強そうなアイテムか、怪しい通販の開運グッズにしか聞こえない名前だが、これは物理学の用語である。2012年に「理論上はありうる」と言われ、2017年に実験室で本当に作られた。しかも、いちばん厄...
音楽・エンタメ

「映写機に載せられた最長は3時間。だから3時間より短い」ノーラン新作の尺を決めたのは、フィルムを巻く円盤の直径だった

上映時間が3時間を超えられない。理由は脚本でも、配給会社の意向でも、観客の集中力の限界でもない。フィルムを巻いておく円盤が、それ以上大きくならないからである。クリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』は、全編をIMAXフィルムのカメラ...
文化・社会

「1個9,983キロカロリー、成人が4〜5日かけて食べる量」店名は『心臓発作グリル』、そこで本当に心臓発作が起きた日

店の名前は「ハートアタック・グリル」。そのまま訳せば「心臓発作グリル」である。店員はナース服を着て、客は病院用のガウンを羽織り、メニューには心臓手術の名前が並んでいた。全部ジョークのつもりで組み上げられていたはずのその店で、2012年2月1...
文化・社会

「二人は父も母も同じきょうだいだった」2002年と2004年、別々に養子に迎えられた男の子と女の子が受けたDNA検査

2002年、ある夫婦が、生まれて間もなく遺棄されていたところを保護された男の子を養子に迎えた。その2年後、同じような経緯の女の子も迎え、二人はきょうだいとして同じ家で育つ。ずっとあとになって受けたDNA検査で、その「きょうだい」が書類の上だ...
文化・社会

「丘の上で『転がれ』と命じて、手を離すだけでいい」1975年、ただの石を箱に入れて売った男の話

ペットは飼いたい。でも餌はやりたくないし、散歩にも行きたくないし、留守番もさせたくない。その身も蓋もない気持ちだけを狙い撃ちにした商品が、1975年のアメリカで爆発的に売れた。中身は、そのへんに落ちている石ころである。箱に入れて売った男は、...
自然・科学

「強い匂いを嗅がせても、眠っている被験者の大半は目を覚まさなかった」夜の火事で人を起こすのは匂いではないらしい

寝ているあいだに家のどこかで火が出ても、焦げくさい匂いで自然に目が覚める——なんとなく、そう思っている人は多いと思う。ところが消防機関とブラウン大学が行った実験では、眠っている被験者に強い匂いを嗅がせても、その大半は目を覚まさなかったと報告...
人物・偉人

「あんなに苦しむ姿をまた見るくらいなら、もう子どもはいらない」跡継ぎのために離婚までした皇帝が、難産の場で下した命令

跡継ぎが欲しいという理由で前の妻と離婚し、その目的のためだけに新しい妻を迎えた男がいる。ようやく生まれようとしていたその子の出産が難航し、医師団から「母子のどちらを優先しますか」と問われたとき、彼は迷わず妻を助けろと命じたと伝えられている。...
文化・社会

「日本の1.2倍の国土に、840の言語がある」世界の言語の1割強が一国に集まっている理由とは?

人口はおよそ1000万人。国土は日本の1.2倍ほど。その一国のなかに、いま現に誰かの母語として使われている言語が約840ある——という数字が海外の掲示板で話題になっていた。世界中の「生きている言語」を全部数えてもおよそ7000とされるので、...
自然・科学

「アフリカ大陸ひとつで、残りの世界を全部合わせたより遺伝的多様性が多い」人類が最初にいた場所の話

人類の遺伝的多様性の大半は、アフリカ大陸に集まっている。しかもその量は、アフリカ以外の世界を全部合わせたよりも多いとされる。ヨーロッパも、アジアも、南北アメリカも、オセアニアも、全部足して届かない。直感的には「世界中に散らばったほうが多様に...