ニュージーランドでは、我が子に「King(王)」「Prince(王子)」「Judge(裁判官)」「Minister(大臣)」といった公的な称号を名前として付けることが法律で禁じられている。そして毎年もっとも多く却下される名前は——意外にも「Justice(正義)」だという。立派すぎる響きの単語が、なぜ役所ではねられ続けるのだろうか。
※注:ニュージーランドでは出生届に書かれた名前を政府(内務省)が審査し、規則に反する名前は登録を拒否できる。
今日の知ってた?
📏 核心の事実:ニュージーランドは、公的な称号や地位を連想させる名前(King、Prince、Judge、Minister など)を出生登録で認めていない。内務省が毎年公表する「却下された名前リスト」で、常に最多を占めるのが Justice である。
背景:ニュージーランドの命名規制とは
ニュージーランドでは、出生届に記された名前を政府(内務省の出生・死亡・婚姻登録局)が審査する。登録を拒否できる主な基準は3つ——「常識的に見て他人を不快にさせる」「不当に長すぎる」「正当な理由なく公的な称号や地位を連想させる」。King、Prince、Princess、Royal、Duke、Major、Bishop、Judge、Minister などが、この称号ルールに引っかかる代表例だ。
つまり「王様」や「裁判官」のような肩書きをそのまま個人名にすることは、原則として認められない。名前が本人の一生についてまわる以上、社会が最低限の線引きをする、という発想が根底にある。
もう少し詳しく
なぜ「Justice」が最多なのか。Justice は英語で「正義」を意味する前向きな単語だが、同時に「裁判官(判事)」を指す肩書きでもある。響きの良さから人気が高く、申請数そのものが多いため、称号ルールに触れて却下される件数も自然と最多になる、というのが実態だ。内務省は毎年「その年に却下された名前」のリストを公表しており、Justice はほぼ常連となっている。
長すぎる名前・ふざけた名前もNG。2008年には、「Talula Does The Hula From Hawaii(タルーラはハワイ仕込みのフラを踊る)」と名付けられた9歳の少女が話題になった。あまりの名前に本人が深く傷つき、家庭裁判所の判事が少女を一時的に裁判所の保護下に置いて改名を認めた、と報じられている。判事は「この名前は子どもを笑いものにし、不必要に社会的なハンディを負わせる」と述べたという。名前は一生ついて回るからこそ、社会がブレーキをかける——それがこの制度の背景にある考え方だ。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
「Justice(正義)」が却下ワースト1って、字面だけ見たら立派すぎる名前なのに。まさか裁判官の称号扱いになるとは思いもしなかった。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
正義感の強い親が付けたくなる気持ちは分かるんだけど、法律的には「判事(Justice)」と同じ単語だからね。なんとも皮肉なオチだ。
3. 海外の名無しさん
King、Prince、Judge、Minister…並べてみると全部「偉い人の肩書き」だ。子どもに肩書きを背負わせても、結局しんどいのは本人な気がするんだよな。
4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
しかも本人は一生「なんでその名前なの?」って説明し続ける羽目になる。称号って便利どころか、むしろ重荷だよね。
5. 海外の名無しさん
記事に出てくる「Talula Does The Hula From Hawaii」って名前、長すぎて逆に感心したわ。もはや名前というより一文だろこれ。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
「タルーラはハワイ仕込みのフラを踊る」だもんな。自己紹介のたびに、小さなミュージカルが始まりそうな勢いだ。
7. 海外の名無しさん(>>5への返信)
実際その子は裁判所が保護対象にして改名させたらしい。判事が「この名前は子どもを笑いものにする」って書いたとか。親のセンスで人生が左右されるの、普通に怖い。
8. 海外の名無しさん
日本にも「人名用漢字」って制度があって、戸籍に使える漢字がある程度決まってる。方向性は違うけど「子どもの名前を社会が少し縛る」のは、案外どの国にもあるんだな。
9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
昔「悪魔」って名付けようとした親が役所ともめた騒動があったよね。どの国も、どこかで「名前は本人のもの」って発想からブレーキをかけてる印象。
10. 海外の名無しさん
アイスランドやドイツにも名前を審査する仕組みがあると聞いたことがある。国によって基準はバラバラだけど「役所が名前にNGを出せる」文化は、意外と広く存在してるのかもしれない。
11. 海外の名無しさん
ノルウェーでは6歳の男の子が「ソニックX」に改名したくて国王に手紙を書いた、なんて話もあったな。結局却下されたけど、発想が最高すぎるだろ。
12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
あれから何年も経った今、彼は無事に名前を直せたんだろうか。それとも今も夢をあきらめていないのか、気になって仕方ない。
13. 海外の名無しさん
素朴な疑問なんだけど、これって下の名前だけの話? 「King」って苗字なら普通にいる気がするんだけど。
14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
ファーストネームだけみたいだよ。だから苗字がKingさんの人はセーフ。称号「そのもの」を個人名にするのがダメ、ってことらしい。
15. 海外の名無しさん
じゃあ既に「Senator(上院議員)」みたいな名前の人が移住してきたらどうなるの? まさか強制改名? さすがにそれはやりすぎだと思うけど。
16. 海外の名無しさん
「Queen Victoria」もダメって聞いて思わず笑った。歴史上の人物のフルネームをそのまま付けようとする人、たまにいるもんな。
17. 海外の名無しさん
法律には「正当な理由があれば、称号に似た名前も使える」って例外条項があるらしい。全部を一律で禁止してるわけじゃないのは、意外と柔軟だと思った。
18. 海外の名無しさん
正直これは良い制度だと思う。ユニークさを狙った親のせいで、一生名前の説明に追われる子どもが減るなら、それだけで十分価値がある。
19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
わかる。奇抜な名前って結局は親の自己満足で、そのコストを払わされるのは全部子どもの側なんだよね。かっこよさより読みやすさを優先してほしい。
20. 海外の名無しさん
一方で、国が「その名前はダメ」って決める権限を持つのは、少し怖くもある。線引きをひとつ間違えたら、普通の名前まで弾かれかねない危うさがある。
21. 海外の名無しさん
学校に「Sir(サー)」って名前の子がいた、って書き込みがあって笑った。呼ぶたびに敬称になるの、便利なのか失礼なのか分からんな。
22. 海外の名無しさん
Justice って英語だと「正義」で、めちゃくちゃ良い意味なのに、称号扱いで弾かれるのは切ないな。単語の意味と制度がすれ違ってる感じがする。
23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
スペイン語圏では当たり前の名前が別の国では禁止、みたいなズレも各地であるらしいね。名前の「重み」は、言語や文化で本当に全然違うんだよな。
24. 海外の名無しさん
ニュージーランド在住だけど、正直こんなの現地では話題にもならない非問題だよ。そもそも誰も本気で子どもを「King」にしようなんてしてないから。
まとめ
ニュージーランドは称号や地位を連想させる名前を出生登録で認めておらず、毎年もっとも多く却下されるのは意外にも「Justice」だった。コメント欄では、称号を背負わされる子どもへの同情、各国の命名規制(日本の人名用漢字、アイスランドやドイツの審査、ノルウェーの改名エピソード)との比較、そして「国が名前を決めることの是非」をめぐる賛否が入り混じった。名前は本人のものか、それとも社会が守るべきものか——素朴な豆知識から、意外と深い問いが立ち上がっていた。
元ソース: ニュージーランドは King・Prince・Judge・Minister など公的な称号を子どもの名前に付けることを禁止しており、最も多く却下される名前は Justice


コメント