「ガンは現代人の病」と思っていませんか。ところが、何千万年も前に絶滅した恐竜の化石から、悪性の骨腫瘍――つまりガンの痕跡が見つかっています。ガンは恐竜時代から、いえ、多細胞生物が生まれたその瞬間から、ずっと命のそばにいた病だったのです。
※注:骨肉腫(こつにくしゅ)とは、骨にできる悪性腫瘍(ガン)の一種のこと。化石でも骨の異常な増殖や破壊として痕跡が残る場合がある。
今日の知ってた?
🦴 角竜の仲間「ケンタウロサウルス」の脚の骨の化石から、ヒトにも見られる悪性の骨腫瘍「骨肉腫」と一致する病変が確認された。化石になる恐竜はごくわずかしかいないのに、その中にガンの証拠が残っていた――つまりガンは少なくとも数千万年前から存在したということ。
背景:化石からガンが「分かる」とはどういうこと
ガンは基本的に細胞の病気で、本来やわらかい組織に起こります。だから「化石になった硬い骨」からどうやってガンが分かるのか、不思議に思う人も多いはずです。
カギになるのが「骨そのものを侵すガン」です。骨肉腫のような骨のガンは、骨を異常に増やしたり、逆にスカスカに溶かしたりと、骨の形に独特の痕跡を残します。研究者はこの病変を、現代の人間や動物の骨ガンの画像と細かく比べ、CTスキャンで内部構造まで調べたうえで「これは骨肉腫だ」と診断します。
しかも恐竜が化石として残る確率はとてつもなく低く、見つかっている化石は当時生きていた恐竜全体のほんの一部にすぎません。その貴重な「ひとかけら」の中にガンの証拠が混じっていたという事実自体が、研究者にとっては驚きであり、面白さなのです。
もう少し詳しく
診断したのは「古生物のお医者さん」チーム。骨の病変を専門に調べる古病理学者と、現代のガン専門医(腫瘍内科医)が組んで、まるで生きた患者を診るように化石を診断しました。複数の病院クラスの検査を重ねた末に下されたのが「悪性の骨肉腫」という結論です。
ガンは多細胞生物の宿命。体が無数の細胞でできている以上、まれに「ルールを守らず勝手に増え続ける細胞」が現れます。それがガンの正体です。人間も、犬も、魚も、そして恐竜も――多細胞の体を持つかぎり、この可能性から完全には逃れられません。
ただし「例外」もいる。体が巨大で細胞数が桁違いに多いゾウやクジラは、理屈の上ではガンになりやすいはずなのに、実際にはめったにならない。これは「ペトのパラドックス」と呼ばれ、彼らがガンを抑える特別な遺伝子を持つためだと考えられています。地中で長生きするハダカデバネズミも、自然にはほぼガンにならない動物として研究対象になっています。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
かっこいいのは「恐竜がガンになっていた」ことじゃない。「化石を見ただけで、その恐竜がガンだったと分かる」ことだよ。化石として残る恐竜なんてほんの一握りなのに、その中に骨ガンの標本があるんだぜ。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
言われてみれば本当にそうだ。何千万年も土の中にあった骨から病気を読み取れる技術のほうが、よっぽどSF的だと思う。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
しかも残りやすいのは水辺で泥に沈んだ個体が中心だから、僕らが知らない恐竜の種類は数え切れないほどいるはず。今わかってるのは本当に氷山の一角なんだよね。
4. 海外の名無しさん
単細胞生物以外なら、だいたい何でもガンになるんじゃないの?医療は素人だけど、ガンって細胞の病気だって聞いた。なら細胞でできてる生き物は全部対象になるはずだよね。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
おおむね正解。多細胞の体である以上ガンは「自然な結果」みたいなもの。細胞が無数にあれば、そのうち一個くらいは暴走するからね。
6. 海外の名無しさん(>>4への返信)
面白いことに、巨大なゾウやクジラほどガンになりにくいんだ。細胞が多いぶん本当はリスクも高いはずなのに、特別な遺伝子で抑え込んでる。恐竜も似た仕組みを持っていたかもしれないと考えると胸が熱くなる。
7. 海外の名無しさん
「ガンは歴史上ずっと存在した」と言うと否定する人がいて、証拠を出すと今度は「あれは人間特有の病気だ」と言い出す。だからこの化石は、そういう人たちを黙らせる強力な一枚なんだよね。
8. 海外の名無しさん
ガンは細胞が複製を始めたその瞬間から存在してたと思う。コピーを繰り返せば、いつかは写し間違いが起きる。それがたまたま悪い方向に転がったものがガンなんだろうな。
9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
うまいこと言うね。細胞が正しくコピーできるなら、間違ったコピーだって当然できる。完璧なシステムなんてどこにもないってことだ。
10. 海外の名無しさん
そりゃそうだ、恐竜だって日焼け止めも帽子も持ってなかったんだから。あの直射日光の下を一日中歩き回ってたら、そりゃ何かしらの病気にもなるって。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
おまけにデトックスジュースも飲んでなかったしね。健康法ゼロの生活、想像するとちょっと笑える。
12. 海外の名無しさん
ガン専門のお医者さんが「古生物の腫瘍」を専門に研究してたら、その人は古腫瘍学者(パレオンコロジスト)って呼ぶべきだよね。響きがめちゃくちゃかっこいい。
13. 海外の名無しさん
鳥は獣脚類恐竜の生き残りで、その鳥は普通にガンになる。だから少なくとも獣脚類は確実にガンになり得たわけで、今回の化石はそれを別ルートから裏づけてくれた形だね。
14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
その視点はなかった。庭に来るスズメの先祖がティラノサウルスで、しかも同じ病気を抱えてたと思うと、進化って本当に地続きなんだなと実感する。
15. 海外の名無しさん
むしろ「恐竜はガンにならなかった」って主張する人がいたら、そっちのほうがびっくりだよ。誰がそんな仮説を立ててたんだ?
16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
誰も否定はしてなかったと思う。でも科学では「たぶんそうだろう」と「確かにそうだ」は別物なんだ。あらゆる生き物がなるから恐竜もなるはず、では証明にならない。だから化石で実証した今回の意味は大きいんだよ。
17. 海外の名無しさん
正直そこまで意外じゃない、というのが本音。むしろ「恐竜はガンにならなかった」と分かったほうが大事件だと思う。でも当たり前そうなことをきちんと証拠で示すのが科学なんだよね。
18. 海外の名無しさん
腫瘍はある意味、多細胞生物にとって最古の敵だ。一個の細胞が「もうみんなと協調するのはやめた」と言い出して、ほかの細胞のやさしさにタダ乗りし始める――それが始まりなんだから。
19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
補足すると、腫瘍があってもそれが悪性じゃなければガンとは呼ばない。植物なんかは悪性腫瘍にすごく強いらしい。同じ多細胞でも生き方によって対策が違うのが面白いところ。
20. 海外の名無しさん
脅かすつもりはないけど、年を取るほど体のどこかに小さなガンを抱えてる確率は上がるんだ。ただ大半は症状が出る前に自滅するか、免疫が見つけて倒してくれる。それをすり抜けて育ったものだけが「病気としてのガン」になる。
21. 海外の名無しさん
DNAを持つ生き物なら何でもガンになり得ると思う。ガンはそもそもDNAのどこかで起きる変異から始まるからね。変異の大半はガンじゃないし、むしろ進化の原動力でもある。ただ悪い方に転ぶと、それがガンになる。
22. 海外の名無しさん
ガンは骨にえげつないことをするんだよ、たとえ骨ガンじゃなくてもね。僕が皮膚ガンの治療を受けたとき、骨にも転移してたから骨粗しょう症の薬を一緒に処方された。だから化石に痕跡が残るのも納得だ。
23. 海外の名無しさん
昔ゲイリー・ラーソンの漫画でタバコを吸う恐竜のコマがあったのを思い出した。「恐竜が病気になった理由」みたいなネタだったけど、まさか数十年後に本物の証拠が出てくるとは。彼は雑学が後から現実になる男だな。
24. 海外の名無しさん(>>23への返信)
ゲイリーは剣竜の尻尾の先のトゲに名前まで付けた人だよ。当時その部位に正式名称がなくて、漫画のネタで付けた呼び名を、ファンだった古生物学者たちが本気で公式採用しちゃったんだ。
25. 海外の名無しさん
次にこの投稿者は「恐竜は酸素を吸っていた」と知って衝撃を受けるんだろうな……なんて茶化しつつ、当たり前を一つずつ証拠で確かめていく地道さこそ科学の醍醐味だと、コメント欄を読んで改めて思った。
まとめ
角竜ケンタウロサウルスの化石から、人間と同じ悪性の骨肉腫の痕跡が見つかり、古生物学者とガン専門医のチームがそれを診断した――ガンは数千万年前から命とともにあったという事実が、コメント欄でも静かな驚きを呼んでいました。多くの人が「化石から病気が読み取れること自体がすごい」「多細胞である以上ガンは避けられない宿命」と語り合い、ゾウやクジラがなぜガンになりにくいのか、鳥=恐竜の子孫という視点まで脱線が広がる、知的な雑談に満ちたスレッドでした。


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