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エジプトのミイラから『イリアス』発見、腹部に置かれた理由は

エジプトのミイラから『イリアス』発見、腹部に置かれた理由は 歴史

エジプトのミイラの腹部から見つかったのは、呪文ではなくホメロスの叙事詩『イリアス』でした。しかも文章は、第2巻の有名な「船のカタログ」の一部。古代ギリシャ文学が葬送の場に意図的に組み込まれた初の例として、考古学者を驚かせています。発見の意味と、海外ユーザーの反応を見てみましょう。

今日の知ってた?

エジプトの古代都市オクシリンコスの墓地で、ローマ統治時代のミイラの腹部に置かれたパピルスから、ホメロス『イリアス』第2巻「船のカタログ」の一節が見つかった。

ミイラの腹部に置かれた文学作品

発見場所は、現在のエジプト・アルバハナサにあたる古代都市オクシリンコスです。2025年末の発掘で見つかった成人男性のミイラを調べたところ、腹部にギリシャ語で書かれたパピルスが置かれていました。文字は『イリアス』第2巻の一部と特定されました。

この箇所は、トロイア遠征に参加したギリシャ側の船団や指揮官、地域を列挙する「船のカタログ」と呼ばれる長い場面です。現代の読者には名簿のように見えますが、古代の聴衆にとっては各地の共同体を英雄物語へ結びつける重要な一節でした。

驚きは「エジプトでギリシャ語」だけではない

ミイラは紀元5世紀ごろ、エジプトがローマ帝国の支配下にあった時代のものとみられます。そのため、ギリシャ語文学がエジプトに存在したこと自体は不思議ではありません。オクシリンコスでは19世紀末以降、膨大なギリシャ語パピルスが発見されてきました。

今回の新しさは、文学作品のパピルスが偶然の詰め物ではなく、葬送の文脈でミイラに意図的に置かれていた点です。研究チームによれば、魔術的な文書がミイラから見つかる例はあるものの、ギリシャ文学作品がこの形で確認されたのは初めてです。なぜこの一節が選ばれたのかは、今後の研究課題です。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
この人は船が本当に好きで、好きな船の一覧と一緒に埋葬してほしかっただけかもしれない。

2. 海外の名無しさん
『イリアス』の中でも読むのが大変な部分を、死後まで持たされるとは思わなかった。

3. 海外の名無しさん
重要なのはローマ時代、紀元5世紀ごろのミイラだという点。大ピラミッドの時代より約3000年も後なんだ。

4. 海外の名無しさん
この発見だけでトロイア戦争の物語が史実だったと証明されるわけではない。文学の受容を示す発見だね。

5. 海外の名無しさん
現代人には退屈な名簿でも、古代の聴衆には「自分たちの祖先も参加した」と感じられる盛り上がる場面だったのかも。

6. 海外の名無しさん
文字どおりミイラの中なのか、棺の中なのかが気になった。腹部に意図的に置かれたパピルスらしい。

7. 海外の名無しさん
海を渡る船の一覧を、死後の旅に持たせたと考えると妙に詩的な選択に見えてくる。

8. 海外の名無しさん
古代エジプトと聞くとファラオの時代だけを想像しがちだけど、歴史が長すぎてローマ時代のエジプトもある。

9. 海外の名無しさん
『イリアス』そのものは、このミイラの時代から見てもすでに千年近く前の古典だったというのがすごい。

10. 海外の名無しさん
私たちが古典文学を墓に入れるようなものか。どんな意味で選んだのか、本人に聞けないのが惜しい。

11. 海外の名無しさん
オクシリンコスでは大量のパピルスが見つかっているけど、今回は葬送の中に文学作品があったことが特別なんだな。

12. 海外の名無しさん
「船のカタログ」は朗読で聞けば、各地の名前が呼ばれるたびに観客が盛り上がる場面だったのかもしれない。

13. 海外の名無しさん
現代のスポーツ大会で出身地や代表選手が読み上げられる場面に近い、と考えると重要さが分かる。

14. 海外の名無しさん
失われた文書の話になるとアレクサンドリア図書館の大火災だけが語られるけど、実際は写されず徐々に失われた本も多い。

15. 海外の名無しさん
一度の火災ですべての知識が消えたという物語は単純すぎる。保存には長期的な資金と関心が必要だった。

16. 海外の名無しさん
パピルスの断片一つから、当時の言語、教育、信仰、文学の位置づけまで問いが広がるのが考古学の面白さ。

17. 海外の名無しさん
なぜ魔術文書ではなく文学の一節だったのか。死者を守る意味を持たせたのか、個人的な愛読箇所だったのか。研究の続報が待ち遠しい。

18. 海外の名無しさん
「エジプトのミイラからホメロス」と聞くと文化が混ざっているように見えるが、ローマ時代ならまさにその混交が日常だった。

19. 海外の名無しさん
本文の続きが残っていないか期待してしまう。既知の作品でも、古い写本は語句の変化を知る貴重な資料になる。

20. 海外の名無しさん
死者の腹部に物語を置いた人々が、そこにどんな旅や保護を託したのか。謎が残るからこそ印象的な発見だ。文字が人と一緒に旅を続けたようにも思える。

まとめ

ミイラから『イリアス』が見つかったという組み合わせは意外ですが、舞台はギリシャ語文化が広がっていたローマ時代のエジプトです。本当に驚くべき点は、文学作品が葬送の一部として意図的に使われていたこと。なぜ「船のカタログ」だったのかはまだ分かりませんが、一枚のパピルスが当時の人々の文学観と死後観を結ぶ新しい手がかりになりました。

元ソース:Scientific American – Passage from Homer’s Iliad discovered in the abdomen of a Roman-era Egyptian mummy

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