「言葉を覚える前から、もう訛ってる」——そんなことが本当にあるらしい。フランスの新生児は語尾が上がるメロディで泣き、ドイツの新生児は語尾が下がるメロディで泣く。母国語のイントネーションが、産声にもう刻まれているという研究結果が話題になっている。
※注:「イントネーション」とは声の高さの上がり下がりのこと。フランス語は文末を上げる傾向、ドイツ語は文末を下げる傾向がある。
今日の知ってた?
📏 フランスの新生児は「上昇調」、ドイツの新生児は「下降調」で泣く。母国語のイントネに合わせた泣き声を、生後すぐから出している。さらに、赤ちゃんは妊娠最後の3ヶ月(第三トリメスター)から母親の話し方を聞き取り、模倣を始めているという。
背景:胎児はいつから「言葉」を聞いているのか
胎児の聴覚は妊娠およそ24〜27週ごろに完成し、最後の3ヶ月にはお母さんの声・心音・腸の音・外の話し声まで届くようになる。とくに低い周波数はおなかの壁を通り抜けやすいので、母親の声は他のどんな音よりも鮮明に聞こえているらしい。つまり生まれる前から、赤ちゃんは「自分のまわりで一番よく流れている音楽=母国語のリズム」を覚え込んでいる、ということになる。
もう少し詳しく
研究の出どころ。これは2009年にドイツ・ヴュルツブルク大学のカトリーン・ヴェルムケ氏らが発表した研究で、生後3〜5日のフランス人新生児60人とドイツ人新生児60人の泣き声を音響分析したもの。フランス側は明らかに「ピッチが後半で上がる」型、ドイツ側は「ピッチが後半で下がる」型に分かれていた。
言語学習はもう胎内で始まっている。赤ちゃんは生まれた瞬間からゼロスタートで言語を学ぶのではなく、すでに母国語の「メロディの型」を一つ身につけた状態で出てくる。これが生後の音真似(喃語)に滑らかにつながっていく。
では中国語のような声調言語だと?研究者はその後、中国語(普通話)や声調言語の家庭でも調査を進めていて、これらの新生児はさらに複雑な高低パターンを泣き声に含んでいることが報告されている。「最初の言語」はまさにイントネーションのスケッチから始まっているらしい。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
イタリアの新生児は両手を広げてイタリア人ポーズで泣くらしい。マンマミーア!
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
ローマに泊まったとき、宿のバルコニーから赤ん坊の泣き声が聞こえてきたんだけど、明らかにイタリア訛りで笑った。本当にあるんだよあれ。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
「ワーワー、ママー、なんで僕がお腹空いてんの見えないわけ!?」みたいなテンションで泣いてるのが想像できてしまった。
4. 海外の名無しさん
フランスの赤ちゃんが泣く声、たぶんこんな感じ。「ウィィィィィィィン……!」
5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
惜しい。フランス語のオノマトペだと、赤ちゃんの泣き声は「ouiiiiiin(ウィィィン)」って書くんだぜ。発音的にはほぼ合ってる。
6. 海外の名無しさん
カナダの赤ちゃんは、まず泣いて、それから「ごめんね」って謝るんだろうな。
7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
「ごめん」が第一声で、泣くのはオプション扱いです。カナダだから。
8. 海外の名無しさん
これは胎児期の最後の3ヶ月で外の音が聞こえるようになるからで、その時期に一番浴びている音声がお母さんの声なんだよね。生まれる前から「専属リスニング教材」みたいなのを聴いてる状態。
9. 海外の名無しさん
昔の王様の中には「赤ん坊を一切人の声に触れさせず育てたら、人類の原始の言葉が分かるんじゃないか」って実験をした人がいるらしい。これが本当なら、その実験はそもそも妊娠中の母親まで隔離しないと意味なかったわけだ。
10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
つまり「原始の言語」を見つけたければ、母親側も妊娠期間中ずっと無言で過ごしてもらう必要があるって話で……いやそれ、もう絶対やっちゃダメな実験だろ。
11. 海外の名無しさん
スコットランドの赤ちゃんは生まれた瞬間から何を言ってるか誰にも分からない。そしてその状態は一生続く可能性がある。
12. 海外の名無しさん
オーストラリアの赤ちゃんは泣くと涙が額に向かって流れていくらしいよ(南半球だから)。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
頭の中で映像化したら笑いが止まらなくなった。新生児が地球の裏側から逆さに泣いてる図。
14. 海外の名無しさん
私のニュージーランド訛りは、自分の子どもには全然遺伝しなかった。完全にアメリカ人として喋ってる。育つ環境って強い。
15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
発音とイントネーションは、成長期になると親より「友達」の方の影響を強く受けるって話だね。胎児期の刷り込みは“スタート地点”であって、その後どんどん上書きされていくっていう。
16. 海外の名無しさん
うちの息子はニューヨークで最初の1年を過ごしたあと中西部に引っ越した。本人はNYでまだ喋れる前の月齢だったのに、しゃべれるようになった今、「東海岸出身?」ってよく聞かれる。フォニックスは現地のミネソタ人の先生に習ったのに。
17. 海外の名無しさん
中国語みたいな声調言語の赤ちゃんはどうなるんだろう?四声まで産声に乗ってたらすごいんだけど。
18. 海外の名無しさん
妊娠中に多言語環境で過ごしたり、いろんな国を旅したらどうなるのかな。私が子どもを持つなら、それ完全に人体実験として記録すると思う。
19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
発達心理を専門にしてるんだけど、私もそう思う。妊娠したら9ヶ月間ぶっ通しでフィールド実験するつもり。研究者として絶対この機会を逃せない。
20. 海外の名無しさん
フランス人の友人の家で子どもの泣き声を聞いたとき、確かに普段と違う「メロディ」を感じた。当時は気のせいだと思ってたけど、こうして研究結果を見ると気のせいじゃなかったらしい。
21. 海外の名無しさん
ドイツ人の姪っ子と甥っ子が生まれたとき、赤ちゃん特有のグズグズ声なのに「なんか響きがドイツ語っぽい」って感じてたんだよ。何が違うか言語化できなかったけど、たしかに違う音だった。
22. 海外の名無しさん
記事を読んで思った。要するに「赤ちゃんは生まれる前から訛りを身につけてくる」ってことか。これ普通にすごくない?ずっと「言語ゼロからスタート」だと思ってた。
23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
泣き声って「呼吸 + 声帯 + 口の動き」のごく基礎的な組み合わせなのに、そこにもう母語のリズムが乗っているってのが面白い。スタートラインがすでに各国仕様になってるんだな。
24. 海外の名無しさん
音声サンプルを公開してくれないかなあ。フランス産声とドイツ産声、聴き比べたい。グラフだけ見せられても想像が追いつかない。
25. 海外の名無しさん
胎児って羊水の中にいても、ときどき口の動きで「泣く動作」をしてることがあるらしい。音は出ないけど、すでに練習はしてるってこと。生まれた瞬間の第一声は、長い長いリハーサルの本番だったのかも。
まとめ
フランスとドイツの新生児では、泣き声のメロディの向きが逆——これは妊娠最後の3ヶ月に胎児が母親の声を聴き取り、母国語のイントネーションを刷り込んでいる結果だった。海外の反応では「イタリア訛りの泣き声を聞いた」「ドイツ人の甥が確かに違う響きだった」といった実体験から、「最初の言葉はもう胎内で始まっていたのか」という驚きまで、ジョークと感心がほどよく入り混じる流れになっていた。

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