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「ビル一棟が丸ごと余裕で入る」米国の石油備蓄、その正体は地下60個の“塩の大空洞”だった…?

「ビル一棟が丸ごと余裕で入る」米国の石油備蓄、その正体は地下60個の“塩の大空洞”だった…? 自然・科学

石油の備蓄と聞くと、製油所の脇にずらりと並ぶ銀色の巨大タンクを思い浮かべる人が多いはず。ところがアメリカの「戦略石油備蓄(SPR)」の正体は、地上のタンクではなく地下深くにある約60もの巨大な岩塩の空洞だった。しかもその一つは、超高層ビルが丸ごとすっぽり収まるほどの深さと広さを持つという。

※注:ウィリス・タワーはシカゴにある超高層ビル(高さ約442メートル)。2009年までは「シアーズ・タワー」という名前で、旧称のほうが今も有名。日本のあべのハルカス(約300メートル)より高く、東京スカイツリー(約634メートル)よりは低い規模のビル。

今日の知ってた?

🛢️ 米国の戦略石油備蓄(SPR)は、地上タンクではなく約60の巨大な地下岩塩空洞に貯蔵されている。その一つは非常に深く広く、シカゴの超高層ビル「ウィリス・タワー」(高さ約442メートル)が丸ごと余裕で入ってしまうほどのスケールを誇る。

背景:戦略石油備蓄とは

戦略石油備蓄(SPR=Strategic Petroleum Reserve)は、1970年代のオイルショックを教訓に、アメリカが1975年に創設した国家的な非常用の原油の備え。戦争・大規模災害・供給途絶といった緊急事態に備えて放出することを目的に、メキシコ湾岸のテキサス州とルイジアナ州の沿岸に貯蔵拠点が置かれている。数億バレル規模の原油を蓄えられる、世界最大級の緊急石油備蓄として知られている。

もう少し詳しく

空洞は「岩塩を水で溶かして」造る。地下深くにある巨大な岩塩の層(岩塩ドーム)に井戸を掘り、そこへ真水を注入して塩を溶かし出すことで、人工的に空洞を作っていく。この方法は「溶解採掘(ソリューション・マイニング)」と呼ばれ、溶け出した塩水をくみ上げた分だけ、地下に広大な空間が生まれる仕組みだ。

石油の出し入れは「水で押し出す」。できあがった空洞に原油を注ぎ込み、取り出すときは底から水を注入する。油は水より軽いため上へ浮かび上がり、押し出される形で地上へと送られる。岩塩をこれ以上溶かさないよう塩分で飽和させた塩水を使う施設もあるが、真水を多く使えば空洞が少しずつ広がるため、大量放出には限度があるとされる。

なぜ地上タンクではなく地下なのか。岩塩は圧力がかかると自然に割れ目を塞ぐ性質があり、石油が染み出しにくい「天然の金庫」になる。しかも巨大タンクを地上に建てて維持するより、建設・管理コストが桁違いに安い。地質そのものを貯蔵容器として利用する、きわめて合理的な仕組みなのだ。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
「ウィリス・タワーが丸ごと余裕で入る」って書いてあって、地下にそんな空間があるのが全然イメージできない。ビル一棟が縦にすっぽり収まる穴が、しかも約60個もあるってこと?スケールが頭おかしい。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
ウィリス・タワーは高さ442メートル。空洞の深さだけで東京スカイツリー(634m)にはさすがに届かないけど、あべのハルカス(300m)を軽く飲み込むレベル。それが地面の下にぽっかり空いてると思うと確かにゾワッとする。

3. 海外の名無しさん
細かい話だけど、地元シカゴの人間は今でもあの塔を「シアーズ・タワー」って呼ぶんだよ。ウィリス・タワーって名前、正直いつまで経ってもしっくりこない。

4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
2009年に保険会社のウィリス社が命名権を買って改名したんだよね。来年でついに「ウィリス・タワー」だった期間が、塔の歴史の3分の1に達するらしい。それでも呼び慣れないんだから、旧称の浸透力おそるべし。

5. 海外の名無しさん
素朴な疑問なんだけど、岩塩を溶かして作った空洞に石油を入れて、どうやって取り出すの?また塩を溶かしたら空洞が崩れそうな気がするんだけど。

6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
昔この手の岩塩貯蔵施設を設計・建設する仕事をしてた。取り出すときは飽和塩水(これ以上塩が溶けない濃さの塩水)を下から注入して、上に浮いた石油を押し出す仕組み。真水を使うのは最初に空洞を掘るときだけ。だから取り出しで空洞が崩れることは基本的にないよ。

7. 海外の名無しさん(>>5への返信)
自分も施設で働いてたけど、地上に巨大な塩水プールを何個も維持する仕事があった。あれはまさに「これ以上岩塩を溶かさないため」の飽和塩水を貯めておくためのもの。真水じゃダメなんだよね。

8. 海外の名無しさん
なんでわざわざ地下の岩塩層なのかというと、地上に巨大タンクを建てるより桁違いに安いから。岩塩は圧力で自然に隙間を塞ぐ性質があって石油が漏れにくい。まさに天然の金庫みたいなものなんだよな。

9. 海外の名無しさん
アメリカには石油だけじゃなく「チーズの洞窟」もあるんだぜ。数億ポンド(十数万トン)単位のチーズを地下に備蓄してるらしい。国が抱えてる備蓄の中身が石油とチーズって並び、字面が最高すぎる。

10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
いわゆる「政府チーズ」ってやつだね。酪農家を救済するために国が余った牛乳を買い上げ、加工して備蓄したのが始まり。祖母がブロックでもらってきて、燻製にすると本当に美味かった思い出がある。

11. 海外の名無しさん
トラック運転手だけど、実際にああいう地下施設に配送したことある。フルサイズのトレーラーで洞窟の中に入っていくのは変な気分だけど、分厚い岩の壁のおかげで断熱性がすごくいいんだって言ってたよ。

12. 海外の名無しさん
昔ルイジアナの会社で、こういう空洞に石油を貯める仕事をしてた。沖合15マイル(約24km)まで地下パイプラインが伸びててタンカーと繋がってるんだ。もちろん沿岸警備隊がかなり厳重に警備してる。

13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
夜明けに武装した巡視船の手すりに立って石油輸送を守る沿岸警備隊員、想像すると妙にアメリカっぽくてかっこいい。サングラスにライフル、口には火のついた煙草、みたいな絵が浮かぶ。

14. 海外の名無しさん
よく考えると、地面から石油を掘り出して、それをまた別の地面の下に戻して、いざという時のために取っておく、っていう作業なんだよな。壮大なんだけどちょっとシュールで笑ってしまう。

15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
テキサスの油田から抜いた石油を、わざわざ塩の洞窟に移し替えてるだけとも言える。それでも「有事に自国で使える量を国内に確保しておく」という意味はちゃんとあるから侮れないんだよ。

16. 海外の名無しさん
こういう戦略備蓄って他の国にもあるのかな。日本みたいに資源が少ない国こそ、必死にやってそうなイメージなんだけど実際どうなんだろう。

17. 海外の名無しさん(>>16への返信)
日本もしっかり国家備蓄をやってるよ。地上タンクだけじゃなく、地下の岩盤をくり抜いた「地下岩盤タンク」に原油を貯めてる基地もある。方式は違えど「地下に大量に隠しておく」発想はどこも同じなんだね。

18. 海外の名無しさん
ふと思ったんだけど、この洞窟の中って石油はドラム缶みたいに小分けされてるの?それともシアーズ・タワーサイズの穴に、そのまま原油がドバッと入ってるだけなの?

19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
後者だよ。巨大な空洞にそのまま原油を満たしてる。缶詰めなんてしてたら何百万本必要になるか分からないからね。岩塩層そのものがタンクになってるイメージが近い。

20. 海外の名無しさん
気になるのは、備蓄を一気に放出して残量を減らしすぎると空洞にダメージが残るって話。緊急時に頼りたい設備なのに、使いすぎると次に使えなくなるジレンマがあるのは全然知らなかった。

21. 海外の名無しさん
アメリカ人が塔の高さを「メートル」じゃなくて「何個入るか」で表現してるの、メートル法を頑なに使わない姿勢が一周回って芸術の域に達しててちょっと好きだわ。

22. 海外の名無しさん
岩塩ドームって地質学的にもかなり特殊で、周りの地層より軽い塩が長い時間をかけてゆっくり上に押し上がってできるんだよね。その天然構造をそのまま巨大タンクに転用する発想がすごい。

23. 海外の名無しさん
石油備蓄って地上の銀色タンクにぎっしり、みたいな絵しか浮かばなかったから、正体が「地下の塩の大空洞」だったのは完全に予想外だった。今日いちばんの「へえ」をもらった気分。

まとめ

米国の戦略石油備蓄は、地上のタンクではなく地下の巨大な岩塩空洞に眠っていた。ビル一棟が丸ごと入るスケールにコメント欄も騒然。岩塩を水で溶かして空洞を造り、水の力で石油を押し出す巧妙な仕組みへの驚きや、「シアーズ・タワー」呼びへのこだわり、さらには“チーズの洞窟”という思わぬ脱線まで、知的好奇心をくすぐる話題で盛り上がった。

元ソース: 米国の戦略石油備蓄は地上タンクではなく、60もの巨大な地下岩塩空洞に保管されている。空洞の一つはシカゴのウィリス・タワーが丸ごと余裕で入るほど深く広い

コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    原油もガスも取れてこれもあるからアメリカは無敵なのよ
    日本には岩塩ドームはないからガスの大規模な貯蔵ができない