町の人口は約270人。そのほぼ全員が、たった一棟のビルの中で暮らしている。学校も、警察署も、郵便局も、食料品店も、すべてその同じ建物の中にある。そんな「一棟まるごとが町」みたいな場所が、アラスカに本当に存在するという話。
今日の知ってた?
🏔️ アラスカ州の港町ウィッティア(人口約270人)は、住民のほとんどが一棟の高層ビルの中で生活している。建物内には学校・警察署・郵便局・食料品店が入り、空き部屋には訪問歯科医がやって来る。町への出入り口はたった1本のトンネルで、毎晩22時30分に閉鎖され、住民は朝まで町に閉じ込められる。
背景:ウィッティアとは
ウィッティアはアラスカ州南部、アンカレッジから車で1時間半ほどの位置にある小さな港町です。深い入り江に面した天然の良港で、周囲を険しい山に囲まれ、年間を通して曇りや雪の日が多いのが特徴。この「奥まっていて見つかりにくい地形」が、町の成り立ちを決めました。
もともとここは第二次世界大戦中にアメリカ軍が築いた軍事拠点でした。海から内陸アラスカへ物資を運ぶための深水港として整備され、戦後に軍が建てた大きなビルが、今も住民の住まいとして使われています。住民のほとんどが暮らすこの建物は「ビギッチ・タワーズ」と呼ばれ、住居だけでなく町の公共機能の多くをまとめて抱え込んでいます。エレベーターで階を移動すれば、学校にも市役所にも郵便局にもたどり着ける。「町を歩く」より「ビルの中を移動する」感覚に近いわけです。
もう少し詳しく
町への入り口は1本のトンネルだけ。ウィッティアへ車で入るには、全長約2.5マイル(約4キロ)のトンネルを通る必要があります。これは北米最長クラスの道路トンネルとして知られ、しかも車と鉄道が同じ1本のトンネルを共有しているのが厄介なところ。道幅は車1台分しかないため、東向き・西向きの通行を時間で切り替える「一方通行スケジュール」で運用されています。
夜になると鉄道優先で閉鎖される。列車が通る時間帯は車が入れず、夜は列車のスケジュールが多いため、22時30分にトンネルが車向けには閉鎖されます。つまり、アンカレッジへ映画や食事に出かけた住民は、その時間までに戻れなければ町に入れず、朝まで車中泊。逆に町の中にいる人は、朝まで外に出られません。買い物も通院も「トンネルの時刻表」とにらめっこ。これが、この町の暮らしを何より特徴づけているルールです。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
正確に言うと、ビル以外にも住居はあるよ。ただ「ほとんどの人が同じ建物に住んでいる」というのは本当。一棟に町の機能が全部詰まってるって時点で、もう普通の町の感覚じゃないよね。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
そうそう、全員が一室ずつ、ってわけじゃないんだよね。でも食料品店も学校も郵便局も同じ屋根の下にあるって、もはや「町」というより「巨大なシェアハウス」だと思う。
3. 海外の名無しさん
あのトンネル、車と列車が同じ穴を共有してて、しかも時間で東西の向きが切り替わるんだよ。列車が来たら車は全部止められる。スケジュールを見ずに突っ込むと、次の出発時刻までウィッティアに足止めされる羽目になる。
4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
そもそもなんでトンネルに営業時間があるの?そんな制限、本当に必要なのか不思議なんだけど。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
車1台分の幅しかない上に線路と共用だから、両方を同時に通すと事故るんだよ。だから時間で区切るしかない。夜は列車の運行が集中するから、その間は車を締め出すって仕組みらしい。
6. 海外の名無しさん
数年前に実際に行ってきた。あのトンネルは全長2.5マイルで、北米で一番長い道路トンネルなんだって。もともと1940年代に軍が鉄道用に掘ったもので、海から内陸へ物資を運ぶための軍事施設が町の起源だと知って驚いた。
7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
アメリカは真珠湾の教訓で「戦力を一カ所に固めるな」と学んだからね。ウィッティアは天然の深い良港で、山に囲まれて天気も悪い。だから大型の軍艦を隠すのに当時は最適な場所だと考えられたらしいよ。
8. 海外の名無しさん
ここの小学校の先生の話が印象的だった。アンカレッジへ映画や夕食に出かけるときは、必ず一泊分の荷物を持っていくんだって。22時30分までにトンネルへ着けなければ、その日は車の中で寝るしかないから。
9. 海外の名無しさん
冬の引きこもり生活、ちょっと憧れる。雪に閉ざされて、町ごと一棟のビルにこもって、エレベーターで学校にも店にも行ける。寒いのが苦手な自分には天国かもしれない…と思ったけど、何カ月も同じ顔ぶれなのはさすがにキツそう。
10. 海外の名無しさん
これ、ミステリー小説の舞台に完璧じゃない?全員が同じ建物に住んでて、夜はトンネルが閉まって外に出られない。完全な密室。容疑者は全員、同じビルの住人。最高のシチュエーションだよ。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
良い知らせがある。まさにこの町を舞台にした『City Under One Roof(一つ屋根の下の町)』っていう殺人ミステリー小説が実在するんだ。みんな同じことを考えるんだなと笑ってしまった。
12. 海外の名無しさん
リアリティ番組にしても面白そう。全員が同じ建物で、逃げ場もない。住人同士のちょっとした揉め事が、密室の中でどんどん煮詰まっていく様子をポップコーン片手に眺めたい。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
そこに一人だけ「俺はこの町のルールに従わない」みたいな頑固者を放り込んだら完璧だね。トンネルの時間に文句を言い続ける人とか、絶対に盛り上がる。
14. 海外の名無しさん
パンデミックのとき、この町はどう過ごしたんだろう。トンネル1本締めるだけで町ごと完全に隔離できるわけで、感染症対策という意味ではアメリカで一番ロックダウンしやすい町なんじゃないか。ゾンビものの舞台にも向いてそう。
15. 海外の名無しさん
で、吸血鬼はいつ来るの?アラスカの町に夜が来て外に出られなくなるって、もう完全にホラー映画の導入なんだけど。日が沈んだ瞬間に何かが始まりそうで落ち着かない。
16. 海外の名無しさん
ドラマ『サイロ』(巨大な地下シェルターで人類が暮らすSF作品)を思い出した。閉じた空間に全住民が押し込められて、外の世界とは隔絶されてる。フィクションかと思ったら現実にも近い場所があったとは。
17. 海外の名無しさん
自分にとっての本当の「知らなかった」は、この町がアンカレッジのすぐ近くだってこと。てっきりアラスカの大自然のど真ん中、何百キロも人里離れた場所にあるんだと思い込んでた。意外と都市の近くなんだね。
18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
いや、アンカレッジ自体がもう十分アラスカの大自然のど真ん中だと思うんだけど…という冗談がここに眠ってる気がする。基準がバグるよね。
19. 海外の名無しさん
自分はクルーズ船の寄港地として行ったことがある。実はこの町、クルーズ船のターミナルもあるんだよ。下船してそのまま列車に乗せられたから、「全員が一棟に住む町」にいたことに後から気づいたくらい慌ただしかった。
20. 海外の名無しさん
行ったときの思い出といえば、タラバガニの脚がこれまで見た中で一番安かったこと。地元で獲れるものにしてはそれでも高めだったけど、観光地価格を考えれば破格だった。トンネルを抜けてでも食べに行く価値はあったよ。
21. 海外の名無しさん
グーグルマップによると、最寄りのコストコまで車で1時間24分らしい。決して近くはないけど、アメリカの田舎には2時間以上かけて買い出しに行く人もザラにいるから、これでもまだマシな方なのかもしれない。
22. 海外の名無しさん
同じビルに元恋人が住んでたら地獄だな…。別れた相手とエレベーターで毎朝顔を合わせて、しかも夜はトンネルが閉まって町から逃げられない。コミュニティが濃すぎて、人間関係をしくじったら詰むやつだ。
まとめ
町民のほぼ全員が一棟のビルに住み、学校も役所も店もその中にあるアラスカの町ウィッティア。出入りは夜に閉まる1本のトンネルだけ、という独特の暮らしが話題になりました。コメント欄では「冬ごもりが憧れ」「いや密室で逃げ場がない」と賛否が分かれつつ、ミステリーやホラーの舞台にぴったりだという声、トンネルの仕組みや軍事施設だった歴史への補足まで、好奇心まじりの反応が並んでいます。


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