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「犯罪者専用の超安全スマホ」を作って配っていたのは、実はFBIだった…全メッセージ筒抜けの3年間

「犯罪者専用の超安全スマホ」を作って配っていたのは、実はFBIだった…全メッセージ筒抜けの3年間 技術・発明

「警察に盗み聞きされない、犯罪者専用の超安全スマホ」――そんな触れ込みで世界中の裏社会に広まった暗号スマホ「ANOM(アノム)」。ところがその会社、運営していたのはなんとFBIそのものでした。送られたメッセージは1通残らず、リアルタイムで捜査機関にコピーされていたのです。

※注:「エンドツーエンド暗号化」とは、送信者と受信者の端末でしか中身を読めないとされる暗号化方式のこと。ただし、暗号化を仕掛ける運営側が信用できなければ意味がない、というのが今回のオチです。

今日の知ってた?

📏 FBIは約3年間、暗号スマホ会社「ANOM」を秘密裏に運営していた。犯罪者は年間およそ2,000ドル(約30万円)を払って端末を使っていたが、そのメッセージはすべて捜査機関に筒抜け。2021年6月、Operation Trojan Shield(トロイの盾作戦)として世界一斉摘発が行われ、各国で逮捕者は数百人規模にのぼった。

背景:ANOMとは

事の始まりは、犯罪者向け暗号スマホ業界の「淘汰」でした。同種のサービスだったカナダの「ファントム・セキュア」が2018年に摘発され、さらに欧州では別の暗号通信網「エンクロチャット」が当局に破られると、裏社会には「安全に連絡を取り合える手段」を求める大きな穴がぽっかり空きます。

FBIはこの空白に目をつけました。ファントム・セキュアに関わっていた人物が「刑の軽減」と引き換えに協力を申し出たことをきっかけに、新たな暗号スマホ「ANOM」を立ち上げます。端末はカメラもGPSも無効化され、特定の操作をしないと電卓アプリにしか見えない――表向きは「これ以上ない安全設計」。しかしメッセージを中継するサーバーはFBIが握っており、送られた文章は暗号化されないまま、そっくりFBIの手元に保存されていました。

もう少し詳しく

FBIが作り、FBIが配り、料金もFBIに入った。ANOMの端末は安くなく、本体に加えて高額な年間使用料が設定されていました。これは「儲け」が目的ではなく、狙いを大物の犯罪組織に絞り込むため。気軽に買える値段にすると小物の街売人ばかりが集まってしまうので、あえて敷居を高くしたのです。

口コミで広めたのは犯罪者自身だった。最大の皮肉はここです。「あのスマホは本物だ、絶対に割られない」と裏社会で評判になり、信用のおける大物たちが仲間に勧めて回りました。つまり犯罪者たちが、自らFBIの監視端末を業界に営業して回っていたわけです。最終的に1万台以上が出回り、100か国超・300以上の犯罪組織に行き渡ったとされます。

なぜ最初の逮捕でバレなかったのか。作戦中に捕まえてしまうと網が崩れるため、当局は容疑者を泳がせ続けました。やむを得ず動くときも「ただの交通検問で見つかった」「タレコミがあった」といった別の理由を表向きの記録に残し、本当の情報源は伏せ続けたといいます。最後は世界同時の一斉摘発に踏み切ったことで、ようやくすべてが明るみに出ました。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
最初に誰か一人逮捕された時点で、普通バレないか? なんで3年も秘密が保てたんだよ。仕掛けがバレそうなものだけど。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
作戦中はわざと逮捕しないんだよ。できるだけ多くの人物と証拠を集めてから、運営を畳むタイミングで一斉に挙げる。命に関わる脅威を見つけた時だけ動くけど、その時も「どうやって知ったか」は嘘でごまかして泳がせ続ける。

3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
逮捕のたびに表向きの書類は全然別の理由を指すようにしてたらしい。交通検問とかタレコミとか、「お前のメッセージ読んでました」以外の何かをね。一人ずつ挙げてたらいつかバレたけど、世界同時摘発にしたから一気に崩れた。よく3年も隠し通したわ。

4. 海外の名無しさん
よく考えたら、犯罪者たちが「このスマホ最高だぞ」って自分から仲間に勧めて広めてたわけだろ。FBIの営業マンを無料でやってたって話で、もう笑うしかない。

5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
インフルエンサーマーケティングの極致だよな。しかも宣伝してた本人たちが一番熱心な客っていう。これ史上最大規模のおとり捜査じゃないか?

6. 海外の名無しさん
端末を実際に配ってた業者は、捜査に協力したってことで全員お咎めなしになったのか? そこが気になるんだけど、さすがに無罪放免はないよな。

7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
そこは結構分かれてる。最初にANOMを持ち込んだ協力者は刑の軽減を受けた。でも後から加わって裏社会にばらまいた連中は見逃されてない。「単に商品を売ってたんじゃなく、犯罪組織の運営そのものを手伝ってた」って理屈で、何人かは買い手と一緒に起訴されてる。実刑5年以上のケースもあるってさ。

8. 海外の名無しさん
このスマホ、表向きは電卓アプリにしか見えなくて、特定の操作で本物のメッセージアプリが立ち上がる仕組みだったらしい。セキュリティに詳しい人からすると「見せかけだけのセキュリティ劇場」なんだけど、現場の犯罪者には本物に見えたわけだ。

9. 海外の名無しさん
年間2,000ドルもの使用料を取ってたのは、儲けたいんじゃなくて客を絞るためだったって解説を読んで膝を打った。安くしたら街の小物ばかり集まる。高くすれば大物だけが残る。マーケティングとしても発想が一流すぎる。

10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
しかもその使用料、まるごとFBIの懐に入ってたんだよな。容疑者が自腹で捜査費用を払ってたって構図、冷静に考えるとめちゃくちゃシュールだ。

11. 海外の名無しさん
作戦を畳んだ本当の理由が好き。監視してたら殺人計画が次々見つかって、それを止めるのに手が回らなくなったから終わらせた、っていう。つまり仕事が忙しくなりすぎて店じまいしたわけだ。

12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
要するに「ちゃんと仕事をしなきゃいけなくなったから作戦をやめた」ってこと? お役所っぽさがにじみ出てて逆にリアルだ。

13. 海外の名無しさん
この件、「ダーク・ワイヤー」っていう本に詳しく書いてあるよ。一気に読まされる面白さで、特にオーディオブック版は最高だった。捜査の駆け引きがそのまま一本の犯罪映画みたいになってる。

14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
どうせネトフリがドラマ化して、シーズン1で打ち切るんだろ。題材は最高なのに途中で投げられる未来が見える。

15. 海外の名無しさん
怖いのは、これと全く同じことが今もどこかで進行中かもしれないってことだ。やたら宣伝に力を入れてる「プライベートVPN」とか、本当に安全なのか誰も証明できないんだよな。

16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
情報機関がVPNや暗号通信サービスを自分で運営して、利用者を監視するっていうのは昔からよく指摘されてる手口だしね。狙いは一般の小悪党じゃなくて、もっと大きな標的だったりするけど。

17. 海外の名無しさん
「でもこれ暗号化されてるんだぜ!」っていう謳い文句、いい加減みんな疑ったほうがいい。暗号化を仕掛けてる運営側が信用できなきゃ何の意味もないんだから。鍵を渡す相手が泥棒だったら、どんな頑丈な金庫も無駄だろ。

18. 海外の名無しさん
匿名通信の技術として有名な「Tor」も、元はアメリカ海軍が作ったものだし、過去には出口の中継地点が当局に押さえられていた例もある。技術の出どころと、それを誰が握ってるかを考えるのは大事だな。

19. 海外の名無しさん
「あまりに話がうますぎる安全保証」を掲げてる時点で、まず疑ったほうがいいって教訓だな。誰が作って、その人たちに何の得があるのか。そこを掘ってから大事な情報を預けるべきだった。

20. 海外の名無しさん
似た話で、カナダの警察が街なかで両替屋を数年間こっそり運営して、マネーロンダリングのデータを集めてたって例もあるらしい。発想が完全にANOMと同じで、当局は本気を出すとこういうことをやるんだなと。

21. 海外の名無しさん(>>20への返信)
潜入捜査の規模感が映画の世界だよな。ただ、こうやって表に出た事例は氷山の一角で、表沙汰になってないものがどれだけあるのかと思うと、それはそれで考えさせられる。

22. 海外の名無しさん
裁判で証拠が「違法に集められたから使えない」みたいな話もあるけど、当局は「別ルートで見つけたことにする」っていう合法的な逃げ道をちゃんと用意してたわけだ。隙がなさすぎて感心するやら怖いやら。

23. 海外の名無しさん
3年も世界規模の秘密を保ったまま、最後にきれいに一斉摘発で締める。計画の緻密さだけ見れば、犯罪組織より当局のほうがよっぽど組織立ってて怖い。これが現実に起きたっていうのが一番すごい。

24. 海外の名無しさん
結局これって「絶対安全」を売り文句にしてる商品ほど怪しい、という昔からの教訓そのものだよな。便利さの裏側に誰がいるのかを考えるきっかけになる、いい話だった。

まとめ

FBIが約3年にわたって暗号スマホ会社ANOMを運営し、犯罪者のメッセージを丸ごと監視していたという、現実離れした潜入捜査。コメント欄では「犯罪者が自らFBIの端末を宣伝して回った」皮肉に笑う声と、「同じ手口が今もVPNなどで進行中では」と背筋を寒くする声が半々でした。便利で安全を謳うサービスほど、その裏に誰がいるのかを考えさせられる一件です。

元ソース: FBIが約3年間、暗号スマホ会社ANOMを秘密裏に運営していた(Operation Trojan Shield、2021年6月)

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