動物園からオランウータンが2匹「脱走」――そう聞くと一大事のように思えますが、実際に起きたのは少しほっこりする出来事でした。2017年、オーストラリアのパース動物園で、母オランウータンが囲いを越えて子どもを「迎えに」行き、来園者用の歩道を通って自ら展示エリアへ戻ったというのです。
※注:パースはオーストラリア西海岸、西オーストラリア州の州都。インド洋に面した港湾都市で、パース動物園は1898年開園の歴史ある施設です。
今日の知ってた?
🦧 2017年5月、パース動物園で5歳の雄オランウータン「スンガイ」が囲い内のロープから転落し、外の花壇に落下。母親の「セカラ」(当時26歳)は囲いをよじ登って外に出ると、子どもを抱え、来園者用ボードウォーク(観覧用の木道)を歩いて展示エリアへ自分から戻ったとのこと。所要時間はわずか15分、しかも飼育員に呼ばれて素直に応じたといいます。
背景:パース動物園とオランウータン
パース動物園は西オーストラリア州を代表する動物園で、絶滅危惧種のスマトラオランウータンの飼育と、人工繁殖個体を野生に返すリリースプログラムでも知られています。オランウータンは霊長類の中でも木登りの達人で、長い腕とがっしりした指で「ぶら下がり生活」をほぼマスターしている動物。今回逃げ出したセカラは、子育てに熱心ないわゆる「ヘリコプター・ペアレント」(過保護な親)として飼育員に愛されている個体だったそうです。
もう少し詳しく
事故の経緯。当日、スンガイは新しく設置されたオーバーヘッドロープにぶら下がって遊んでいたところ、グリップを失って柵を越え、外側の花壇に落下。これを見たセカラは、迷うことなく囲いをよじ登って外に出ました。来園者は安全のため避難させられましたが、その間セカラは「次にどこへ行けばいいか分からなくて、ただ落ち着いていた」と目撃者は語っています。
飼育員との信頼関係。セカラは飼育員と非常に良好な関係を築いていて、呼ばれるとそのまま指示に従って戻ったとのこと。動物園の広報担当も「セカラは素晴らしい母親で、ちょっと過保護なくらい。スンガイを連れ戻すには来園者ボードを通るしかなく、彼女は自分で戻ってきた」とコメント。事故後、動物園はこの件を受けてオランウータン舎の柵設計を見直しました。
動画にも残った。居合わせた来園者がスマホでセカラの「お迎え」を撮影しており、当時オーストラリアのニュースでも紹介されました。柵を越えるのもボードウォークを歩くのも、彼女にとっては大した出来事ではなさそうな堂々とした足取りだったといいます。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
飼育環境がよっぽど良かったんだろうな。「逃げる気になればいつでも逃げられる」のに戻ってくる動物がいるって、その動物園がちゃんとしてる証拠だと思う。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
サンディエゴ動物園にも、よく囲いを抜け出すオスのオランウータンがいたよ。他の展示を見に行ったり、嫌いなオスのオランウータンに石を投げたりして、用が済んだら自分の囲いに帰ってくる。「サンディエゴ動物園は伝説的だと聞いた」って自分で確かめに来てた説まである。
3. 海外の名無しさん(>>2への返信)
それ、ケン・アレンっていう有名な脱走名人じゃない?彼については歌まで作られてるよ。
4. 海外の名無しさん(>>2への返信)
「嫌いなオスに石を投げる」のところで吹いた。やってることが完全に近所の中学生男子。
5. 海外の名無しさん
母オランウータンの心の声「あんたと一緒だとほんっとどこにも行けないわよ……」って耳を引っ張ってる絵が浮かんだ。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
「ほら、家に戻りなさい!」っていう全世界共通の母親の声が聞こえてくる。
7. 海外の名無しさん
種は違えど、子育てで大変なのは同じってことか。我が家のチビも目を離した瞬間にフェンスをよじ登るタイプだから、セカラの気持ちが痛いほど分かる。
8. 海外の名無しさん
飼育員さん側のメンタル:パニック → ホッ → またパニック → ホッ。15分でこのジェットコースターはきつい。
9. 海外の名無しさん
オランウータンって賢いのは知ってたけど、「来園者用の歩道を使って戻る」のレベルは想像以上だった。地図を読んでる感すらある。
10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
インドネシアの先住民の間では「オランウータンは話せるけど、話したら人間に働かされるから黙ってるんだ」って言い伝えがあるらしい。これ聞いてからちょっと信じてる。
11. 海外の名無しさん
良い動物園で暮らす野生動物にとっては、安全・食事・医療付きの夢みたいな環境だよね。そりゃ「あ、戻ろう」ってなるわ。
12. 海外の名無しさん
昔うちで飼ってた犬も、裏庭の門を自分で開けて出ていけたんだけど、毎回前庭の茂みにオシッコしてからおもちゃのある裏庭に戻ってきてた。動物の「日課」って面白い。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
うちのハスキーも脱走の名人で、最初は2マイル(約3km)走って通報されたけど、最近は近所を一周してから玄関で待ってる。要するに「散歩がしたいだけ」って気付いて笑った。
14. 海外の名無しさん
「動物園は檻だ、自由を奪うな」って言う人にこそ見せたい話。鳥のフリーフライトショーが成立してる時点で察するべきなんだけどね。
15. 海外の名無しさん
ハランベの逆バージョンって感じ※。あの時は人間の子どもがゴリラの檻に落ちて悲しい結末だったけど、今回は動物側が落ち着いて子どもを連れ戻したっていうのが胸熱。
※ハランベ:2016年、米シンシナティ動物園で来園者の子どもが檻に落下した際に射殺されたゴリラ。動物園の対応を巡って大きな議論になりました。
16. 海外の名無しさん
セカラ「人前で恥かかせないでよ」って言いながら子どもの腕引っ張ってる絵、想像しただけで笑えてきた。お母さんあるある。
17. 海外の名無しさん
来園者用ボードウォークを堂々と歩いて帰るところが最高にシュール。「すみません、ちょっと通ります」って雰囲気のオランウータン。
18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
これを目撃した来園者、一生語り継げる話だよね。「俺、オランウータンに道譲ったことあるよ」って。
19. 海外の名無しさん
パース動物園、捕獲飼育の個体を野生に戻すリリースプログラムにも参加してる施設だし、本気で動物の福祉考えてるところなんだよね。こういう信頼関係が積み重なってる結果だと思う。
20. 海外の名無しさん
80年代にペンシルベニアの動物園にいたオランウータンの話、知ってる?飼育員の鍵を盗んで自分の檻を開け、寄付金箱の小銭を抜いて藁の下に隠して、ちゃんと戻って鍵もかけ直してたらしい。最初は職員の犯行だと思われてたとか。
21. 海外の名無しさん(>>20への返信)
それ、もうほぼ完全犯罪じゃん。証拠隠滅まで完璧で逆に尊敬する。
22. 海外の名無しさん
個人的に、霊長類で一緒の部屋に居たいランキング1位はオランウータン。チンパンジーは賢いけど怖いし、ゴリラは強すぎる。オランウータンの落ち着き加減は別格。
23. 海外の名無しさん
セカラ26歳、スンガイ5歳。人間でいうと「30代のお母さんと幼稚園児の息子」みたいな組み合わせ。お母さん、ほんとお疲れさまです。
24. 海外の名無しさん
動物園職員「逃げた!」→「あ、戻ってきた」→「えっ、自分で歩道使って?」って混乱してたんだろうな。マニュアルにないやつ。
まとめ
柵を越えるという「脱走劇」の中身は、母親が子どもを迎えに行って一緒に帰宅するという家庭的なエピソードでした。コメ欄では「動物園の環境がいい証拠」と評価する声、母オランウータンの落ち着きに自分の母親を重ねる声、霊長類の知能の高さに改めて驚く声が並び、終始ほっこりした空気。オランウータンの「賢さ」と「落ち着き」、そして飼育員との信頼関係が垣間見える、知っておきたい動物園エピソードでした。
元ソース: 2017年、パース動物園でオランウータン2匹が脱走しロックダウンに。5歳の雄が囲いを越えて落下、母親が迎えに行って来園者用歩道で展示エリアに戻った話


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