「これが力だ、少年よ」——その低く轟くような声を、あなたも一度は映画館で聞いているかもしれない。『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーの声を演じた名優ジェームズ・アール・ジョーンズ。実はその彼が、駆け出し時代のアーノルド・シュワルツェネッガーに演技を仕込み、代わりにアーノルドから肉体の鍛え方を教わっていた——そんな“交換レッスン”が、一本の映画の撮影現場で交わされていた。
※注:ダース・ベイダーの声=『スター・ウォーズ』シリーズの宿敵ダース・ベイダーは、体をデヴィッド・プラウズ、声をジェームズ・アール・ジョーンズが担当していた。あの重厚な声こそがキャラクターの象徴になっている。
今日の知ってた?
📏 映画『コナン・ザ・グレート』(1982年)の撮影中、ダース・ベイダーの声で知られる名優ジェームズ・アール・ジョーンズと、ボディビル出身で俳優としてはまだ駆け出しだったアーノルド・シュワルツェネッガーは、互いに教え合っていた。ジョーンズがアーノルドに演技を、アーノルドがジョーンズに肉体トレーニングを——。立場も年齢も違う二人が、それぞれの得意分野を交換していたのだ。
背景:映画『コナン・ザ・グレート』とは
『コナン・ザ・グレート』は1982年公開の剣と魔法のファンタジー大作。監督はジョン・ミリウス、原作はロバート・E・ハワードの英雄コナン。主演のアーノルド・シュワルツェネッガーにとっては、世界的スターへの階段を駆け上がる出世作となった一本だ。
この映画でジェームズ・アール・ジョーンズが演じたのは、蛇を崇める邪教の教祖サルサ・ドゥーム。ほかにもマコ、マックス・フォン・シドーといった実力派が脇を固め、若い肉体派の主役をベテラン俳優が支える構図になっていた。その現場で、主役と教祖役の間に静かな“師弟関係”が生まれていたわけである。
もう少し詳しく
ジェームズ・アール・ジョーンズという役者。彼は当時すでに押しも押されもせぬ名優だった。舞台でシェイクスピア劇を叩き込まれた古典派の俳優で、1977年の『スター・ウォーズ』でダース・ベイダーの声を当てて一躍知られる存在に。発声・滑舌・間の取り方——役者としての基礎を、体で分かっている人だった。
当時のアーノルド。一方のアーノルドは、ミスター・オリンピアを何度も制したボディビル界の頂点。だが俳優としてのキャリアはまだ薄く、英語の吹き替えを丸ごと当て直された『SF超人ヘラクレス』や、1976年の『ステイ・ハングリー』などがある程度。母国語ではない英語で大役を任される1982年の時点では、俳優としては明らかに経験の浅い新人だった。
教え合いが成立した理由。面白いのは、この関係が一方通行で終わらなかったこと。ジョーンズが演技の呼吸を教え、アーノルドは自分の一番の武器であるトレーニングの知識で恩を返した。巨大なエゴがぶつかり合う映画業界で、片方に「教える気」が、もう片方に「学ぶ気」があったからこそ噛み合った、稀有な組み合わせだった。
その後の対照的な大成。この現場から二年後、アーノルドは『ターミネーター』で世界的スターの座をつかみ、のちにカリフォルニア州知事にまで上りつめる。ジョーンズもまた名優としての道を歩み続け、『ライオン・キング』の王ムファサの声などで世代を超えて愛された。出発点はまるで違った二人が、それぞれの頂へ登っていった。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
コナンのアーノルドの演技が、他の初期の作品より明らかに良いのはなぜだろうとずっと思ってた。これで理由に納得したよ。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
『SF超人ヘラクレス』の頃から比べたら、とんでもなく進歩したもんだよな。
3. 海外の名無しさん
「これが強さだ、少年よ! これが力だ! 鋼など、それを振るう手に比べれば何だというのだ……この苦悩の樹の前で考えるがいい!」——レッグデイのジェームズ・アール・ジョーンズ、たぶんこんな感じ。
4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
「この苦悩の樹の前で考えるがいい」って、どんな会話でも締めに使える最強のセリフだよな。
5. 海外の名無しさん
ジョーンズだけ演技が映画のレベルを完全に超えてて、アーノルド相手に芝居するのは大変だったろうなと思ってた。実際は仲良くやってたと知って驚いたよ。しかも彼に演技を仕込めたことが、その後の長いキャリアの土台になったのかもと思うと感慨深い。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
アーノルドはいい人だし一緒に働きやすいけど、当時は演技については完全な素人。ジョーンズはプロ意識の塊で有名だから、それを踏まえて辛抱強く教えてる姿が目に浮かぶよ。
7. 海外の名無しさん
ジェームズ・アール・ジョーンズが重いデッドリフトを引きながら、アーノルドにシェイクスピア流の発声を指導してる図。想像するだけでもう最高すぎる。
8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
「コナン! 人生で最上のものは何か——弱強五歩格で答えてみせよ」みたいなやり取りしてたのかな。
9. 海外の名無しさん
70年代のジェームズ・アール・ジョーンズ、写真を見るとめちゃくちゃ二枚目でびっくりするぞ。あの声で二枚目とか反則だろ。
10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
70年代のセサミストリートで、アルファベットを世界一おどろおどろしく朗読してる映像もぜひ見てほしい。子供向け番組なのに空気が完全にホラーなんだ。
11. 海外の名無しさん
これは二人の人間性をよく表してると思う。エゴだらけの業界で、片方は現場で教える気があって、もう片方は素直に学ぶ気があった。しかも撮影が終われば、新人が自分の得意分野で恩返しをした。いい話だよ。
12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
一作目のコナンをチープとは呼びたくないな。かなり真面目な翻案で、80年代に続くファンタジー映画ブームの先駆けだった。脚本もしっかりしてて、名台詞もあちこちに散りばめられてる。
13. 海外の名無しさん
個人的にはコナンは、指輪物語三部作に次ぐ史上二番目のファンタジー映画だ。主役級にアスリートを、脇に古典演劇仕込みのベテランを配したミリウス監督の判断は、まさに天才の一手だったと思う。
14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
サウンドトラックも本当に素晴らしいよね。あのテーマ曲だけで作品の壮大さが半分は作られてると言っていい。
15. 海外の名無しさん
初めて観たとき、ジョーンズの場面だけ別の映画から持ってきたみたいに演技が上手くて驚いた。プロのアスリートを素人の中に一人混ぜたみたいに、実力差がはっきり見える瞬間があるんだよね。
16. 海外の名無しさん
超一流の人間って、分野や職業を問わず、互いから何かを学びたがる傾向がある気がする。頂点にいる人ほど謙虚に吸収しようとするんだよな。
17. 海外の名無しさん(>>16への返信)
そして本気で学ぼうとしてる相手には、ちゃんと教えてやりたくなるものなんだよ。この二人はまさにその好例だ。
18. 海外の名無しさん
これは本当に一度観てほしい映画。喩えるなら、並行世界でカルト映画『ザ・ルーム』の監督が世界最大のスターになって、しかも州知事にまでなった——そのくらい奇跡的なバランスで成立してる作品なんだ。
19. 海外の名無しさん
人生ベスト級の映画だけど、正直アーノルドの演技力というより演出と編集の勝利だと思う。ミリウスは彼を無理に上手い役者に見せようとせず、そのまま撮った。だからこそ、あの生々しさが画面に出てる。
20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
コナンは車輪に半生繋がれて育ち、残り半分を戦って生きた役だからね。上手く喋れず、どこか不器用なのが、むしろ役柄にピタリとハマってるんだよ。
21. 海外の名無しさん
ジェームズ・アール・ジョーンズ、マコ、マックス・フォン・シドー。この映画の脇のキャストは本気でふざけてない、ガチの布陣だったんだよな。
22. 海外の名無しさん
アーノルドの自伝『トータル・リコール』は本当に面白い。成功は努力・規律・運、そして支えてくれる人たちのおかげ、という哲学を繰り返し語ってて、自分の師や恩人の名前を惜しみなく挙げてるんだ。
23. 海外の名無しさん
スター・ウォーズのマーク・ハミルやハリソン・フォードと比べても、1982年当時のアーノルドは俳優としての経験が飛び抜けて浅かった。だから大役を任されたこと自体がなかなかの賭けで、それを乗り切ったのは大したものだと思う。
24. 海外の名無しさん
アーノルドを「筋肉バカ」だと思ってる人が多いけど、彼は何度も自分の頭の良さを証明してきた人だよ。筋肉=バカという偏見がいかに的外れか、この師弟エピソードが証明してるようなもんだ。
まとめ
1982年の『コナン・ザ・グレート』の現場で、名優ジェームズ・アール・ジョーンズと駆け出しのアーノルド・シュワルツェネッガーは、演技と肉体トレーニングを教え合っていた。コメント欄では、ダース・ベイダーの声の主が筋トレを習っていた意外さへの驚きと、「教える気」と「学ぶ気」が噛み合った二人の人間性を称える声、そして今なお愛される映画そのものへの熱い語りが入り混じっていた。
元ソース: ジェームズ・アール・ジョーンズとアーノルド・シュワルツェネッガーは映画『コナン』で密に協力していた。ジョーンズが演技を、シュワルツェネッガーが肉体訓練を教えていた

コメント