イギリスには、特に理由がなくても市民が政府にお金を寄付できる、ちょっと変わった制度がある。国の借金返済に充ててもらうこともできる仕組みなのだが——ある年、その制度を通じて国に集まった寄付の合計額が、まさかの「たった5ポンド」だったという話。巨額の国家債務に対して、あまりにも可愛らしい金額のギャップに、海外掲示板が笑いに包まれた。
※注:5ポンドは当時のレートでおよそ1000円ほど。日本でいえばランチ1食分くらいの金額。
今日の知ってた?
💷 イギリスでは、市民が理由を問わず政府へ任意で寄付できる制度がある。記録によれば2005年、この制度で国庫に集まった寄付の合計額は——なんと5ポンド(約1000円)だった。
背景:政府への「任意の寄付」とは
イギリス政府は公式に、市民からの自発的な寄付を受け付けている。使い道を「国の借金(国家債務)の返済に充ててほしい」と指定することもできる、れっきとした制度だ。納税のように義務づけられているわけではなく、あくまで「払いたい人が、払いたいだけ」払う仕組みになっている。
問題は、その相手が「国」だということ。イギリスの国家債務は兆ポンド単位、桁が大きすぎて庶民の感覚ではもはや想像もつかない。そこに個人の寄付が焼け石に水どころか、海に注いだ一滴ですらない規模であることは、誰の目にも明らかだった。
もう少し詳しく
なぜ「5ポンド」がここまで笑われたのか。ゼロなら「誰も興味がなかった」で話は終わる。だが5ポンドという中途半端な額は、「この国で、たった一人(あるいは二人)だけが、本気で国に5ポンドを振り込んだ」という妙な人間ドラマを想像させる。何兆ポンドもの借金を前に、律儀に1000円を納めた誰か——その姿を思い浮かべると、なんだか可笑しくて、少しいじらしい。
税金とは何が違うのか。税金は「払わなければならない」もの。一方この寄付は「払わなくていいのに、あえて払う」もの。だからこそ集まらない。報道によれば制度自体は数年来続いていて、累計では数百万ポンド規模にはなっているそうだが、それでも国家予算全体から見れば、小数点以下のさらに先のような割合でしかない。同じような「国への寄付制度」はドイツやアメリカ、フィンランドなど各国にも存在するが、どこも事情は似たり寄ったりで、金額は完全に象徴的なものにとどまっている。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
£5www これ以上に「いかにもイギリス」な豆知識、なかなか無いと思う。一人、いや二人かもしれない。誰かが本気で5ポンドを国庫に振り込んだっていう事実が、もう最高に味わい深い。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
たぶんどこかのおじいちゃんが道端で5ポンド札を拾って、使い道に困って「じゃあ国に納めるか」となった説を推したい。妙にリアルで笑える。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
ゼロポンドより5ポンドのほうが笑えるの、なんでなんだろうな。ゼロなら「誰も興味なし」で済むのに、5ポンドだと「一人だけ本気だった人がいる」感が漂ってくる。
4. 海外の名無しさん
国の借金、何兆ポンド単位だよね? そこに5ポンド。募金箱に小石を一個そっと入れていく勢いだ。気持ちは尊いけど、桁が違いすぎて泣けてくる。
5. 海外の名無しさん
ある年は5ポンドで、別の年だと103ポンドとか妙に中途半端な額だったらしい。ゼロという屈辱と、103ポンドという屈辱、どっちが面白いか。個人的には甲乙つけがたく、両方とも大好物だ。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
もしこれが5.38ポンドみたいに、やたら細かくて中途半端な数字だったら、さらに腹を抱えて笑えたのにな。惜しい。
7. 海外の名無しさん
フィンランドにも似た制度があって、毎月1ユーロセントだけ寄付し続けている”謎の人物”がいるらしい。それもう実質「自分に課税してる」だけなのでは…?
8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
その1セントを記録して会計処理するコスト、どう考えても1セントより高くつくだろ…。受け取った政府の事務員が、毎月静かに頭を抱えてる姿が浮かんで仕方ない。
9. 海外の名無しさん(>>7への返信)
用途を自分で指定できるのは、個人的には普通にいい仕組みだと思う。「この役所に使ってくれ」って言えるなら、ちょっとくらい払う気も出てくるかもしれない。
10. 海外の名無しさん
ドイツには国の借金返済専用の口座があって、ある年は62件・計およそ12万ユーロ集まったらしい。最高額は2万4千ユーロ、最低額はまさかの1セント。さすが律儀なお国柄だ。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
あの几帳面なドイツ人が頑張って集めても、借金の規模からしたら誤差にすらならない、っていうのが逆にじわじわ効いてくる。
12. 海外の名無しさん
寄付した人には、せめて国から「ありがとうございます」の一言くらいあるのかな? それとも黙ってしれっと受け取られて、それで終わりなんだろうか。気になる。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
たぶん「ご入金を確認いたしました」みたいな、血の通っていない自動メールが一通届くだけだと思う。それはそれで味わいがあるが。
14. 海外の名無しさん
そもそもこの制度、税金とどう違うんだ? 払わなきゃいけないのが税金、払わなくていいのにわざわざ払うのが寄付。後者をあえて選ぶ人間の気概、嫌いじゃない。
15. 海外の名無しさん
アメリカの財務省も昔から「宛てて送られてきた小切手は全部換金する」方針らしくて、最近はVenmoやPayPalまで受け付けてるって聞いた。時代に合わせてきてるのが地味にすごい。
16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
任意で多めに税金を払える仕組みもアメリカにはあって、長年でなんだかんだ何百万ドルも集まってるって話を聞いたことがある。世の中には本当に律儀な人がいるもんだ。
17. 海外の名無しさん
募金率を上げたいなら、マグカップとかステッカーとか記念品を配ればいいんだよ。「私は国に貢献しました」Tシャツ、意外とそこそこ売れると思うんだよな。
18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
普段は節税に必死なお金持ちが、その限定Tシャツ欲しさに急にきっちり納税し始める未来、ちょっと見てみたい(笑)。動機が不純すぎて逆に応援したくなる。
19. 海外の名無しさん
すみません、海外在住のクリプト長者なんですが、5ポンドより多めに寄付したら何か問題になりますか? いや、友達が知りたがってるだけなんですけど。
20. 海外の名無しさん
仮に国に「チップ」を払うとしたら、相場って何パーセントなんだ? 行政サービスの対応が良かったら気持ち多めに、とかあるのか…? 想像すると謎すぎて面白い。
21. 海外の名無しさん(>>20への返信)
「おっと、今年は税務署にチップ渡すの忘れてた」って慌てて財布を開ける光景を想像したら、なんかじわじわ笑えてきてしまった。
22. 海外の名無しさん
どこかの記者が「これ、本当にできるのか試してみた」系の検証企画で、ネタのために5ポンドだけ入れただけ説。これ、わりと有力な気がしてならない。
23. 海外の名無しさん
制度自体は何年も前から続いてて、累計だと数百万ポンド規模にはなってるらしい。それでも国家予算からすれば小数点以下のさらに奥。健気にもほどがあって、なんか好きだわ。
まとめ
「払いたい人だけ払えばいい」という性善説のような制度に、ある年は本当に5ポンドしか集まらなかった——その桁外れのギャップが、国境を越えて笑いを誘った一件。コメント欄では「いかにもイギリスらしい」と転がりつつ、フィンランドの1セント寄付おじさん、ドイツの返済専用口座、アメリカの小切手換金方針まで、各国の「象徴的すぎる寄付制度」が次々と披露された。金額は小さくても、世界のどこかに律儀に国へお金を納める人がいる——そう思うと、ちょっと笑えて、少しだけ温かい話だ。


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