インドネシアに「テンペ・ボンクレック」という、ココナッツを発酵させて作る郷土料理があります。とても美味しいと評判なのですが、ある猛毒と深く関わることが判明し、1975年に製造が禁止されました。それでも「あまりに美味しいから」と、今も自分で作ろうとする人が後を絶たないというのです。
※注:テンペ=大豆などを発酵させたインドネシアの伝統食品。テンペ・ボンクレックはココナッツ由来で、有毒菌が混入すると猛毒(ボンクレキック酸)を生むことがある。
今日の知ってた?
📏 核心の事実:インドネシアの発酵料理「テンペ・ボンクレック」は、土壌にいる細菌(ブルクホルデリア・グラジオリ)が混入するとボンクレキック酸という猛毒を生む。この毒は無色・無臭・無味で、煮ても凍らせても壊れない。あまりの美味しさゆえに、1975年の製造禁止後も自作する人がいる。
背景:テンペ・ボンクレックとは
テンペはもともと大豆を発酵させたインドネシアの伝統食品で、今では日本のスーパーでも見かける健康食材です。その仲間のひとつが「テンペ・ボンクレック」で、こちらはココナッツの搾りかすなどを発酵させて作られます。香ばしく、揚げ物にすると格別だと言われ、地元では長く愛されてきました。
ところが、この料理を口にした人が次々と体調を崩し、命を落とす事件が相次ぎます。原因を調べていくうちに、発酵の過程で生まれる「ボンクレキック酸」という毒が浮かび上がりました。毒の名前は、料理の名前(ボンクレック)からそのまま付けられています。
もう少し詳しく
なぜ毒ができるのか。犯人はテンペそのものではなく、土の中にいる「ブルクホルデリア・グラジオリ」という細菌です。インドネシアの土壌にはありふれた菌で、ココナッツに自然と付いてしまうことがあります。やっかいなのは、ココナッツやトウモロコシに多く含まれる脂肪酸(ラウリン酸など)が、この菌に毒の生産を促してしまう点。同じ発酵でもキャベツのキムチや、米・芋から作る酒では起きにくく、高脂肪のココナッツ発酵で特に問題になります。
禁止に至った経緯。もともと専門家がきちんと作れば危険は抑えられたのですが、不景気で家庭でも安く作ろうとする人が増え、衛生管理の行き届かない環境での自作が広がりました。毒は無色・無臭・無味なので、見ても嗅いでも味見しても「混入しているかどうか」が分かりません。気づいた時には手遅れというケースが続き、ついに1975年、製造が法律で禁じられました。
それでも作る理由。これほど危険でも作る人が消えないのは、ひとえに「美味しいから」。揚げ物にすると驚くほど旨いと言われ、危険を承知で自作に挑む人がいるのです。ただし、この毒に解毒剤はなく、食中毒が起きた場合の致死率は40〜100パーセントとも報告されています。煮ても凍らせても毒は消えません。興味本位で真似をしてよいものではない、というのが大前提です。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
毒の名前が「ボンクレキック酸」って、料理の名前そのままじゃん。逆に潔くて笑った。命名した人のセンスが斜め上すぎる。
2. 海外の名無しさん
無色・無臭・無味って、それ一番たちが悪いやつだ。見ても嗅いでも味見しても分からないなら、ロシアンルーレットと変わらないのでは。
3. 海外の名無しさん(>>2への返信)
しかも煮ても凍らせても毒が壊れないらしい。細菌は熱で死ぬけど、すでに作られた毒はそのまま残るんだよね。腐った肉を加熱しても安全にならないのと同じ理屈。
4. 海外の名無しさん
これだけ危険なのに「美味しいから作る」って人間の業が深すぎる。命より味を取るのか…でも気持ちはちょっと分かってしまう自分が怖い。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
リスクを冒してまで食べたがる人がいるってことは、よっぽど美味しいんだろうな。逆に興味が湧いてしまうのが人間の悪いところ。
6. 海外の名無しさん
これ完全に日本のフグじゃん。猛毒だけど美味いから、ちゃんと処理して食べ続けてる。美味い物には毒があるって本当なんだな。
7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
フグは免許を持った職人が捌くから安全性が担保されてるけど、こっちは家庭で素人が作っちゃうのが怖いところ。同じ「美味い毒」でも管理体制が全然違う。
8. 海外の名無しさん(>>6への返信)
人類はどうしても「危ない美味いもの」を諦められない生き物なんだな。フグ、毒キノコ、未殺菌チーズ…リストが地味に長い。
9. 海外の名無しさん
キムチやザワークラウトは平気なのに、なんでココナッツの発酵だけこんなに危険なんだろう。発酵って一括りにできないんだな。
10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
ココナッツに多い脂肪酸が、この特定の細菌に毒を作らせるスイッチになるらしい。キャベツにはその脂肪酸が少ないから、同じ菌が付いても毒は作られないんだとか。
11. 海外の名無しさん(>>9への返信)
発酵って「狙った一種類の微生物だけ働かせる」のが理想で、余計な菌が混ざると一気に危険になる。お酒も酢もキムチも、実は綱渡りの上に成り立ってる。
12. 海外の名無しさん
そもそも犯人の細菌が土の中にいて、ココナッツに最初から付いてるって話が地味に絶望的。発酵で増えるだけで、混入を防ぐのがそもそも難しい。
13. 海外の名無しさん
よく考えたらお酒だって「あえて毒(アルコール)を作る発酵」なんだよな。人類は楽しい毒は許して、楽しくない毒だけ禁止してるわけだ。
14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
その視点は面白い。アルコールは適量なら楽しめて自己責任で済むけど、ボンクレキック酸は微量でアウトだから扱いが別格なんだろうね。
15. 海外の名無しさん
発酵食品って体に良いイメージだったから、こんな致命的なケースもあると知ってちょっと見方が変わった。手作り発酵がブームだけど、なんでも自作すればいいわけじゃないんだな。
16. 海外の名無しさん
解毒剤なし、致死率もかなり高いって、もう食べ物の話じゃなくて化学兵器の説明に聞こえてくる。それでも揚げると旨いという情報がパワーワード。
17. 海外の名無しさん
インドネシア出身だけど、子どもの頃にこれを揚げて食べたことがある。後から親がすごく慌ててたのを覚えてるよ。確かに美味しかったけど、今思うと冷や汗ものだ。
18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
生還者からの貴重な証言で草。でも本当に、無事でよかった…。美味しかったって言えるのは運が良かった証拠だと思う。
19. 海外の名無しさん
危険を承知で食べる人がいるってことは、それだけ味が別格なんだろうな。末期の患者さんの最後の一品に、って書いてる人がいて、ちょっと考えさせられた。
20. 海外の名無しさん
不景気で家庭での自作が広がって禁止、って流れが切ない。安く美味しいものを食べたかっただけなのに、それが命取りになるなんてやりきれない。
21. 海外の名無しさん
専門家が無菌環境で作れば安全になるけど、コストが跳ね上がってありふれた食材なのに高級品になっちゃう、っていうジレンマが面白い。安いから作るのに、安全にすると高くなる矛盾。
22. 海外の名無しさん(>>21への返信)
結局「完全に安全で安い」が成立しないから、闇でこっそり作る人が消えないんだよね。法律で禁じても需要があれば作る人は出てくる、という人間の縮図。
23. 海外の名無しさん
日本のフグ食文化と同じで、危険な食材ほど「正しく扱える人」の技術が文化として残るのかもしれない。禁止だけじゃなく、安全に食べる知恵をどう継ぐかも難しい問題だ。
24. 海外の名無しさん
今日いちばんの学び。発酵は奥が深いし、ありふれたココナッツがこんな危険を秘めてるとは思わなかった。みんな知ってた…?自分は全然知らなかった。
まとめ
テンペ・ボンクレックは、ココナッツの脂肪酸と土壌の細菌が組み合わさると無色・無臭・無味の猛毒「ボンクレキック酸」を生む発酵料理。解毒剤はなく、煮ても凍らせても毒は消えません。それでも美味しさゆえに自作がやまない――海外のコメント欄でも「日本のフグと同じだ」「美味い物には毒」と驚きや食文化の比較が広がりました。便利で身近なものほど、その奥に思わぬ危険が潜んでいる、と考えさせられる一件です。
元ソース: インドネシアには「テンペ・ボンクレック」という発酵ココナッツ料理がある。猛毒の細菌毒素と関連すると判明し製造禁止に。だが美味なので今も自作する人がいる

コメント
むかしアジアのボクサーでポンサクレックってのが居た記憶