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「録音から148年後にやっと鳴った」エジソンより17年早かった人類最古の声、発明者は生涯聞けなかった

「録音から148年後にやっと鳴った」エジソンより17年早かった人類最古の声、発明者は生涯聞けなかった 技術・発明

現存する世界最古の「人間の声の録音」は、エジソンが蓄音機を発明する17年も前、1860年に作られていました。けれど、それを作った発明家自身は、自分が捕まえた声を生涯一度も聞くことができませんでした。装置には「録る」機能しかなく、「鳴らす」手段がなかったのです。その声がよみがえったのは、録音からおよそ148年後のことでした。

今日の知ってた?

📏 1860年、フランスの発明家エドゥアール=レオン・スコット・ド・マルタンヴィルが「フォノトグラフ」で録音したフランス民謡「月の光に(Au Clair de la Lune)」の断片は、エジソンの蓄音機(1877年)より17年早い人類最古の音声記録。だが装置に再生機能はなく、発明者は1879年に死去。声が実際に鳴らされたのは2008年、録音から約148年後だった。

背景:フォノトグラフとは

フォノトグラフは、空気の振動である音波を「目に見える線」として記録する装置でした。煤(すす)を塗った紙やガラスの表面に、音に合わせて震える針が細い波形を刻んでいく仕組みです。スコットの狙いは、もともと音を「保存して聞き返す」ことではなく、声を「文字のように紙の上へ書き写す」こと——いわば音の速記術を作ることでした。だからこの装置には、刻んだ波形を音に戻す再生機構がそもそも存在しません。1877年にトーマス・エジソンが発明した蓄音機が、針で刻んだ溝を再びなぞって音を出せたのとは、ここが決定的に違います。スコットは「記録する」という発明の半分だけを、しかも17年も先に成し遂げていたわけです。

もう少し詳しく

声がよみがえったのは2008年。アメリカの研究者グループ「First Sounds」が、フランスの古文書に眠っていたスコットの煤紙の波形を高解像度でスキャンし、その画像をコンピューターで解析して、紙に描かれた線を実際の音へと変換しました。よみがえったのは民謡「月の光に」の一節。録音から約148年、紙の上に閉じ込められていた人の歌声が、初めて空気を震わせて鳴った瞬間でした。当初は「女性か子どもが歌っているような高い声」として公開されましたが、後に基準周波数の解釈ミスで再生速度が2倍になっていたと判明。正しい速度に直すと、ゆっくりと丁寧に歌う男性——おそらくスコット本人——の声だった可能性が高いとされています。録音から復元まで約一世紀半、発明者はその間ずっとこの世にいませんでした。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
フランスの議会で初めて流したときの話を覚えてる。たしか再生速度を上げすぎてて、不気味で幽霊みたいな声になってたんだよね。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
正しい速度に落としても、まだ十分に背筋がゾクッとする音だよ。160年前の声って言われると余計にね。

3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
基準周波数の取り違えで、うっかり2倍速で再生しちゃったらしいね。だから女性か子どもの声に聞こえたんだとか。

4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
両者の名誉のために言うと、確認する手段が一切ないまま「曲の本来のテンポで歌おう」とするのも、「正確に刻もうとゆっくり歌う」のも、どっちも理にかなってるんだよな。

5. 海外の名無しさん
死んだあと長いこと無名で埋もれてたのに、ある日科学者が波形を読み解いて、人類の先駆者として丸ごと名誉回復してくれる。こんなドラマある?

6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
俺も死んだずっと後に、誰かが俺のSNSアカウントを発掘して「こいつ全部正しかったんだ」って気づいてくれるのを願ってるよ。

7. 海外の名無しさん
何千年も前、ろくろを回しながら陶工が粘土に螺旋の溝を刻んでいたとして。その溝から声や物音を読み取れる可能性は、完全にゼロとは言い切れないと思うんだ。聞いてみたいなあ。

8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
それ、まさに昔のドラマでネタになってたよ。古代の壺からイエスの声の録音が出てくるって筋書きで、当時けっこう真面目に研究してる人たちもいたらしい。

9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
ちなみに同じ仮説、有名な検証番組でもガッツリ実験されてた。結論は「無理でした」だったけどね。

10. 海外の名無しさん
「二世紀近く紙の中に閉じ込められていた声を聞いている」って表現が、この録音の本質を言い当ててると思う。

11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
言い方を変えると、150年ぶりに紙から出してもらった声、ということでもあるよね。なんだか報われた気がして好き。

12. 海外の名無しさん
正直、最初に聞いたときは風の音かと思った。歌詞なんてまったく聞き取れない。それでも「これが人類最古の声だ」と思うと鳥肌が立つ。

13. 海外の名無しさん
録音された曲が、よりによって子どもにも歌える素朴な民謡「月の光に」っていうのがいい。荘厳な演説でも歴史的宣言でもなく、そのへんで口ずさむような歌だったところに人間味を感じる。

14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
フランス語で「月の光に、わが友ピエロよ……」ってやつだね。誰もが子どもの頃に習う歌。最初の録音にこれを選んだセンス、嫌いじゃない。

15. 海外の名無しさん
自分の発明が本当に声を捕まえていたと、本人は確かめようがなかったわけだよね。それを想像すると切ない。成果が実を結ぶ瞬間を、一番見たかった人が見られなかった。

16. 海外の名無しさん
波形の写真さえ残っていれば、それを音に戻すのは原理的にはそんなに難しくないんだよ。線の上下を空気の振動に変換し直せばいいだけだから。問題は、その発想と技術が当時はなかったということ。

17. 海外の名無しさん(>>16への返信)
まさにそこがロマンなんだよな。記録は1860年に完成していて、答えは150年近くずっと紙の上に「書かれた」まま、読まれるのを待っていた。

18. 海外の名無しさん
エジソンより17年も早いって事実が地味に衝撃。教科書だと音の記録はエジソンから始まったみたいに教わるけど、その前に「半分だけ」完成させてた人がいたんだな。

19. 海外の名無しさん
当時の技術だと、倍音も低音もそぎ落とされて、人の声の真ん中の帯域だけがかろうじて拾えていたんだと思う。電話越しの声をさらに極端にした感じ、と言えば近いかな。

20. 海外の名無しさん
この手の話を知るたびに思うけど、「保存はできるのに再生はできない」って状況が一番もどかしい。情報はそこに在るのに、読み出す鍵だけが未来にしかない。

21. 海外の名無しさん
正しい速度で聞くと、たぶんスコット本人がゆっくり歌ってるんだよね。つまり最古の録音は、発明者が自分の装置をテストするために自分で歌ったホームビデオみたいなもの。そう考えると一気に愛しくなる。

22. 海外の名無しさん
たった今、二回も聞き返してしまった。歌詞が聞き取れてきた気がして興奮したけど、よく考えたら英語じゃなくてフランス語だった。何を聞き取った気になってたんだ自分は。

23. 海外の名無しさん
ちょっとした寄り道のつもりで調べ始めたのに、気づいたら一時間たってた。こういう発見をくれるから掲示板はやめられない。

24. 海外の名無しさん
発明から本人の死までで考えると、声を録ってから19年生きて、それでも一度も再生を聞けなかった。あと150年生きていれば聞けたのに、というのは無茶な話だけど、それでも惜しいと思ってしまう。

まとめ

1860年に録音された人類最古の声は、再生する手段がなかったために発明者本人が生涯聞けず、約148年後の2008年にコンピューター解析でようやく音としてよみがえりました。コメント欄は「成果を見られなかった発明者の切なさ」「150年ぶりに紙から解き放たれた声というロマン」「録音された曲が素朴な子守歌だったことへの愛おしさ」といった、しんみりした感動と素朴な驚きが入り混じる温度感でした。

元ソース: 人類最古の声の録音(1860年)を、発明者は生涯一度も聞けなかった

コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    エジソンの蝋管蓄音機って録音機と消去機と再生機と3台に別れていましてね。
    煤を塗った所に溝を刻む?、地震計と同じ仕組みのような・・・