焚き火であぶると外はカリッ、中はとろり。あの白いお菓子「マシュマロ」は、実は名前の中に「湿地」と「植物」を抱えています。もともとは、ある沼地に生える植物の根からできていたお菓子だったのです。今はその植物、まったく入っていません。名前だけが、ちゃっかり生き残りました。
今日の知ってた?
🍡 「マシュマロ」の名前は、もともと沼地に育つ植物「ウスベニタチアオイ(マーシュマロウ=Althaea officinalis)」に由来。「marsh(湿地)」+「mallow(アオイ)」で、文字どおり「湿地のアオイ」。かつてはこの植物の根から採れる粘液を砂糖と泡立てて作っていましたが、大量生産でゼラチンに置き換わり、今や植物成分は基本的に入っていません。名前だけが残ったのです。
どういうこと?背景
マシュマロという言葉を分解すると、「marsh(マーシュ=湿地・沼地)」と「mallow(マロウ=アオイ科の植物)」になります。つまり名前自体が「湿地に生えるアオイ」という、植物の説明そのもの。原料となったウスベニタチアオイの根には、水を含むととろみを出す粘液が含まれていて、これが古くから利用されてきました。記録をたどると、古代エジプトではすでにこの植物の汁とハチミツを混ぜ、王侯貴族や神々への供物として珍重されたといわれます。庶民が気軽に口にできるものではなく、いわば「薬を兼ねた高級品」だったわけです。その後ヨーロッパに渡り、19世紀のフランスで、菓子職人たちが根の粘液を砂糖と卵白で泡立て、ふわっとした白い塊に仕立てました。これが今のマシュマロの直接の先祖です。
もう少し詳しく
なぜ植物は使われなくなったのか。理由はシンプルで、根からいちいち粘液を採るのが手間とコストの塊だったからです。19世紀後半、需要が増えて大量生産の波が来ると、職人たちは同じように泡を安定させてくれる「ゼラチン」へと原料を切り替えました。ゼラチンは動物の皮や骨から採れるたんぱく質で、安く手に入り、扱いも一定。こうして植物の根は工場の現場から静かに退場し、お菓子には「マシュマロ」という名前だけが残りました。一方でウスベニタチアオイ自体が消えたわけではありません。今もヨーロッパを中心に、のどの痛みや胃の不調をやわらげる薬用ハーブとして栽培され、根を煮出したお茶やのど飴の原料として使われています。お菓子の世界からは引退しましたが、薬草の世界では現役。名前を貸したまま、別の場所で働き続けている植物なのです。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
えっ、待って。マシュマロって「マーシュマロウ」っていう植物が元ネタなの?お菓子が先にあって名前が付いたんだとずっと思ってた。逆だったとは。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
そう、しかもその植物は「マロウ沼地(mallow marsh)」に生えてるって言われると、なんだかファンタジーのダンジョンみたいで急にロマンが出てくる。
3. 海外の名無しさん(>>2への返信)
RPGで「マロウの沼地」を通り抜けるクエストあったわ。マロウネズミに気をつけろ、みたいな。まさか実在の植物が元だったとは。
4. 海外の名無しさん
ウィキペディアによると、昔はこの植物の根を泡立てて、棒状のトローチみたいな形で売ってたらしい。お菓子化が進むにつれて、植物がゼラチンに置き換わったんだとさ。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
そう、しかもこの根はのどや消化器をいたわる効果がすごく高いんだよ。元はお菓子というより「薬」だったわけ。
6. 海外の名無しさん(>>4への返信)
マシュマロが白とピンクが多いのも、このマーシュマロウの花の色から来てるって話、聞いたことある。なんか急に納得した。
7. 海外の名無しさん
マシュマロはゼラチンなしでも作れるし、もともとはアオイ科の植物から作ってたんだよね。歴史を知るとただの白い塊が少し愛おしくなる。
8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
そもそもマシュマロは最初、咳止めの薬だったらしいよ。ハチミツとアオイの根でのどをコーティングして痛みをやわらげる、いわば天然ののど飴。
9. 海外の名無しさん
そもそもマシュマロは「菓子」であって、砂糖は必須だけどゼラチンは必須じゃない。寒天やカラギーナンで作るものもあるし、瓶入りのマシュマロクリームなんかは卵白とコーンシロップが主役だったりする。
10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
ダンディーズってブランドのマシュマロが今まで食べた中で一番うまい。原材料はタピオカシロップとサトウキビ糖、ゼラチンの代わりにカラギーナン(海藻由来のとろみ成分)。ヴィーガンでもいける。
11. 海外の名無しさん
正直みんなマシュマロが砂糖の菓子なのは知ってると思う。後になって「へえ」ってなるのは、昔は植物から作ってたっていう方の話だよね。今日のこれもまさにそれ。
12. 海外の名無しさん
本物の植物で作ったやつ、一回食べてみてから「味も食感も改良されてないなんて言える?」って聞いてほしい。たぶん黙ると思う。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
料理系の配信者が何人か「本物のマーシュマロウで作るマシュマロ」に挑戦してるの見たけど、感想はだいたい毎回「これは…おいしくない」で締めくくられてた。
14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
名前のとおり「沼(marsh)の味がする」って言ってる動画もあったな。文字どおり湿地の味って、どんなだよ。
15. 海外の名無しさん
似た話だと、ルートビアにはもうサッサフラスやサルサパリラの根なんて入ってないし、ジンジャーエールにも生姜はほぼ入ってない。だいたい果糖液糖と着色料。輸入物を必死で探さないと本物には出会えない。
16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
ちゃんとしたジンジャーエールは生姜エキスくらいは入ってるよ。カナダドライがそう。フィーバーツリーやリードのジンジャービアは生姜の根から作ってる。手間をかけた昔ながらのルートビアもまだあるしね。
17. 海外の名無しさん
じゃあサーカスピーナッツ(あのオレンジ色の落花生型のお菓子)は何でできてるんだ。誰か教えてくれ。
18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
発泡スチロール。残念ながらこういう形で真実を知ることになったね。
19. 海外の名無しさん(>>17への返信)
悲しみと後悔でできてる。
20. 海外の名無しさん(>>17への返信)
それ梱包材の方じゃない?ちなみに自分は少数派だけど、サーカスピーナッツ好きだよ。カチカチに古くなってなければの話だけど。
21. 海外の名無しさん
うちのキッチンにある「ヴィーガンマシュマロ」を見た人がドン引きして「うわ、何でできてるの?」って言うたびに笑っちゃう。答えは寒天(日本のゼリー菓子に使うやつ、海藻由来)とペクチン(ジャムを固めるやつ)。普通のゼラチンよりよっぽど健全なんだけどね。
22. 海外の名無しさん
昔サンフランシスコの「シチズンケーキ」って店で働いてたとき、本物のマーシュマロウ入りのマシュマロを店内で手作りしてた。ココアに浮かべて食べると最高で、四半世紀たった今も味を覚えてる。あれだけは本物の植物入りで正解だった。
23. 海外の名無しさん
1800年代までは、自分でお菓子を作るのが当たり前だった。マーシュマロウみたいな沼地の植物はすり潰すと火であぶったときにふくらむし、糖分も多い。みんなが知ってた身近な材料を、初期のお菓子メーカーがそのまま商品化したってわけ。自分も農場で採った材料と古いレシピで何度か作ったことあるよ。
24. 海外の名無しさん
そしてベビーオイルには赤ちゃんが一滴も入っていない。我々はずっと騙されていたんだ。
25. 海外の名無しさん
スタンドミキサーがあるなら、普通の(沼じゃない)マシュマロを家で作るのは意外と簡単で、市販品よりずっとおいしい。一番むずかしいのは固まったやつを切り分ける作業くらい。ふわふわで、塩をひとつまみ効かせると本当に別物だよ。
まとめ
白くてふわふわのマシュマロは、もともと沼地に育つウスベニタチアオイ(マーシュマロウ)の根から作られた、薬を兼ねたお菓子でした。大量生産でゼラチンに置き換わり、植物は退場、名前だけが残ったわけです。コメント欄では「逆だと思ってた」という驚きから、本物で作ると沼の味がするという体験談、ルートビアへの脱線まで雑談が広がっていました。名前に歴史が化石みたいに残った、いいお菓子です。
元スレッド: 今日知った話:マシュマロはただの砂糖とゼラチンの菓子。名前の由来になったウスベニタチアオイは一切入っていない(元投稿)


コメント
片栗粉も元々片栗という植物から作ってたんだよね
今はじゃがいものしか無いけど