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「1,400km離れたハワイの街灯が一斉に消えた」1962年、米国が宇宙で核を爆発させた日に本当に起きたこと

「1,400km離れたハワイの街灯が一斉に消えた」1962年、米国が宇宙で核を爆発させた日に本当に起きたこと 自然・科学

夜空が真昼のように光り、1,400km離れたハワイの街灯が一斉に消えた。しかもそれは事故でも自然災害でもなく、アメリカが自ら宇宙空間で核爆弾を爆発させた「実験」の結果だった。1962年、人類は地球のまわりに人工の放射線帯を作り出し、当時飛んでいた衛星の3分の1を巻き添えにしていた——。

※注:メガトンはTNT火薬100万トン分の爆発力。「ヴァン・アレン帯」は、地球の磁場が宇宙から降り注ぐ荷電粒子を捕まえてできた、地球を取り巻くドーナツ状の放射線の層。「EMP(電磁パルス)」は核爆発などで生じる強力な電磁波の衝撃で、遠く離れた電子機器を一瞬で焼き切ることがある。

今日の知ってた?

☢️ 1962年7月、アメリカは高度約400kmの宇宙空間で約1.4メガトンの核爆弾を爆発させた(実験名「スターフィッシュ・プライム」)。その結果、地球のまわりに人工の放射線帯が生まれ、当時軌道上にあった衛星のおよそ3分の1が損傷・故障。約1,400km離れたハワイでも街灯が消えるなどの被害が出た。

背景:スターフィッシュ・プライムとは

1962年当時、アメリカとソ連は冷戦のまっただ中にあり、核兵器を「もっと高く、もっと遠くで」爆発させたらどうなるかを、競うように調べていた。宇宙空間での核爆発は、飛んでくる敵のミサイルを迎撃できるのか、通信や電子機器にどんな影響を与えるのか——まだ誰もはっきりした答えを知らなかった。そこでアメリカは太平洋のジョンストン島沖からロケットで核弾頭を打ち上げ、高度約400kmの宇宙空間で約1.4メガトンを爆発させる「スターフィッシュ・プライム」を実施した。地上ではなく人けのない宇宙で撃つのだから、たいした被害は出ないだろう——というのが、当初の甘い見立てだった。

もう少し詳しく

予想外だったのは、爆発が「あとを引いた」ことだ。核爆発で生じた大量の高エネルギー電子が、地球の磁場に捕らえられてドーナツ状に巻きつき、もともとある天然のヴァン・アレン帯とは別の「人工の放射線帯」を作ってしまった。しかもこれが一晩で消えるどころか数年間も居座り、当時軌道上にあった衛星のおよそ3分の1が損傷・故障。イギリス初の衛星アリエル1号や、打ち上げ直後だったAT&Tの通信衛星テルスター1号も、この放射線でダメージを受けて寿命を縮めた。

そして地上でも異変が起きた。爆心から約1,400kmも離れたハワイ・ホノルルで、街灯が一斉に消え、電話回線に障害が出て、盗難防止アラームが誤作動した。これがのちに「EMP(電磁パルス)」として広く知られる現象で、核爆発が生む強力な電磁波は、爆風の届かない遠くの電子機器まで焼いてしまう。このとき夜空はオーロラのように赤や緑に染まり、ハワイの人々は数分間それを見上げていたという。一連の結果は世界に衝撃を与え、翌1963年の部分的核実験禁止条約(大気圏内・宇宙空間・水中での核実験を禁じる条約)へとつながっていった。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
1962年に衛星の3分の1って言うけど、そもそもその頃に人工衛星なんて何個飛んでたんだ?もしかして全部で数えるほどしか無かったのでは、という気がしてきた。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
調べたら当時ちゃんと動いていた衛星は15個くらいで、それまでに打ち上げられたのも40個未満だったらしい。だから3分の1といっても実数は5〜8個くらい。割合で言うと派手だけど、絶対数はかわいいもんだ。

3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
その5〜8個の中に、イギリス初の衛星アリエル1号や、AT&Tの通信衛星テルスター1号が入ってたのが地味に痛い。各国がやっと打ち上げた「一番星」が、他国の核実験でやられたわけで。

4. 海外の名無しさん
「宇宙で核爆弾を爆発させる」って字面だけで狂気を感じるんだけど、当時の人がこれを普通の実験としてサラッとやってたのがいちばん怖い。感覚が違いすぎる。

5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
60年代は核を持ってる国がとにかくあちこちで撃ちまくってた時代だからね。宇宙で爆発させたのがたまたまアメリカだっただけで、別にアメリカだけが特別イカれてたわけじゃないよ。

6. 海外の名無しさん
これ、EMP(電磁パルス)が兵器として意識されるきっかけになった実験でもあるんだよね。狙って壊したというより「爆発させたら地上の電気まで死んだ、なんで?」から始まってるのが実に人類らしい。

7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
適切な高度で1発爆発させれば、たった1個の核弾頭で国全体を停電させられるって理屈だからね。爆風で人を殺さなくても、社会を丸ごと止められる。ある意味いちばん現代的で嫌な兵器だと思う。

8. 海外の名無しさん(>>6への返信)
007の『ゴールデンアイ』がまさにこれで、宇宙にある核をテロリストに奪われ、イギリスをEMPで金融ごと吹き飛ばす、という話だった。子どもの頃は完全に作り話だと思ってたのに、元ネタが実在したのか。

9. 海外の名無しさん
いちばん背筋が寒いのは、爆心から1,400kmも離れたハワイのホノルルで街灯が消えたって部分。爆風でもなく光でもなく、目に見えない何かが海の向こうの電気を落とすんだよ。

10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
それこそが宇宙核の恐ろしさなんだよな。地平線の向こうで爆発しても、被害だけは水平線を越えてやってくる。「どこで爆発したか」と「どこが停電するか」が一致しないのが、直感に反しすぎる。

11. 海外の名無しさん
当時ハワイにいた人の話だと、真夜中の空が数分間まるで昼間みたいに赤〜緑に光ったらしい。オーロラみたいなものが人工的に空いっぱいへ広がったわけで、綺麗と怖いが同居する光景だったろうな。

12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
ホテルの屋上でカクテル片手にその光を眺める「レインボウ・ボム・パーティー」まで開かれてたって話を読んだことがある。核実験を花火大会みたいに楽しんでたの、時代を感じるというか感覚がすごい。

13. 海外の名無しさん
この人工放射線帯、一晩で消えたわけじゃなくて数年間そこに居座って、あとから打ち上げた衛星まで次々やられていったらしい。撃った本人たちが「あれ、思ったより後を引くぞ」ってなったのが面白い。

14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
地球の磁場が荷電粒子を捕まえて一定の高さに閉じ込めるから、しばらく居座るんだよね。もともとある天然のヴァン・アレン帯と同じ仕組みで、人間が急に小さいのを一個増やしちゃった、というイメージ。

15. 海外の名無しさん
素朴な疑問なんだけど、その放射性物質っていずれ地上に降ってこないの?核実験っていうと「死の灰」のイメージが強いから、宇宙でやったぶんも結局は落ちてくる気がしてしまう。

16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
高い空中での爆発だと、ほとんど降ってこないんだ。死の灰が大量に出るのは地表近くで爆発して、巻き上げた土が放射能を帯びて落ちてくるから。地面に触れない高高度爆発は爆風の被害も小さい代わりに、EMPだけが遠くまで届く。

17. 海外の名無しさん
せめてもの救いは、この実験の翌1963年に米ソが部分的核実験禁止条約を結んで、大気圏内や宇宙での核実験を禁じたこと。宇宙で核を炸裂させて、やっと「さすがにこれはまずい」と気づいたわけだ。

18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
いい話で終わると思いきや、フランスと中国はその条約に乗らず、70年代に入っても平気で大気圏内実験を続けてたんだよな。人類がみんな揃って反省するって、なかなか難しい。

19. 海外の名無しさん
逆に考えると、まだ衛星が数個しかない時代にこの副作用が判明したのは、不幸中の幸いかもしれない。もし何も知らないまま数十年後に誰かが同じことをやってたら、今の衛星文明が一発で終わってた。

20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
それな。今なら通信もGPSも気象も金融も、全部が軌道上の衛星に乗っかってる。悪意を持った誰かが「危険だと知った上で」高高度で一発やったら、と考えると、昔の実験が教訓になっててくれと祈るしかない。

21. 海外の名無しさん
宇宙空間でいきなり核をぶっ放して、目に見えない放射線帯を地球に巻きつける——完全にSF映画の悪役ムーブなのに、現実の人類が60年前に普通にやってるの、何度読んでも脳が追いつかない。

22. 海外の名無しさん
ずっと不思議なんだけど、地球は猛スピードで太陽のまわりを公転してるよね。なのに爆発でできた放射線帯だけ、その場に置き去りにされて地球から離れていかないのはなぜなんだ?

23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
爆弾も粒子も、爆発する前から地球と一緒に同じ速度で動いてたからだよ。地面から打ち上げたロケットが地球を置いていかないのと同じで、その勢い(運動量)はそのまま引き継がれる。だから放射線帯も地球と手をつないだまま、一緒に太陽を回り続けるんだ。

まとめ

見えない一撃で1,400km先の街灯を消し、地球に人工の放射線帯まで作ってしまった1962年のスターフィッシュ・プライム。コメント欄では「そもそも衛星は数個しかなかった」という冷静なツッコミから、ハワイの空が赤く光った目撃談、EMP兵器の恐ろしさ、そして「知らなかったからこそ早めに失敗できた」という妙な安堵まで、驚きと苦笑いが入り混じっていた。

元ソース: 「1962年、米国が宇宙空間で核爆発させ衛星の1/3を壊した話」(元スレッド)

コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    アメリカだけがイカれていた訳じゃないと言ってるが、これをドイツや日本がやっていたら、悪の枢軸国と今でも言っていたに違いない。