2024年、メキシコの密林に「エジンバラ並みの大きさ」のマヤ古代都市が眠っていたことが判明した。発見者は現地調査隊ではなく、アメリカの博士課程の学生。しかも、きっかけはネット検索の「16ページ目」にたどり着いた偶然だった。古代都市はどうやって今まで誰の目にも留まらず、そして突然「Googleの奥底」から姿を現したのだろうか。
今日の知ってた?
📏 2024年、米テュレーン大学の博士課程に在籍するルーク・オールド=トーマス氏が、メキシコ南東部カンペチェ州の密林で「エジンバラ規模」のマヤ都市跡を発見。名はValeriana(ヴァレリアーナ)。発見のきっかけは、別目的で公開されていたLiDAR(レーザー測量)データをネットでたまたま見つけたこと。
背景:LiDAR考古学とマヤ文明
LiDAR(ライダー)とは、上空からレーザーを地表に照射し、跳ね返りの時間差で地形を3Dスキャンする技術のこと。森林の樹冠を「透視」して、その下に隠れたピラミッドや住居の輪郭を浮かび上がらせることができる。マヤ文明の研究では2010年代以降、この技術が革命的な威力を発揮していて、グアテマラのジャングルでも数万の建造物が次々と「再発見」されている。
マヤ文明は紀元前1500年頃から現在のメキシコ南部・グアテマラ・ホンジュラスにかけて栄えた高度文明で、ピラミッドや天文台、文字体系を持っていた。9世紀ごろに大都市の多くが放棄され、密林に飲み込まれてしまった結果、現代でも未発見の都市が無数に眠っていると考えられている。
もう少し詳しく
「Google検索16ページ目」の偶然。発見者のオールド=トーマス氏は当時、別件の論文資料を探していたという。検索結果の深い深いページをめくっていたところ、メキシコのある環境監視団体が以前公開していたLiDAR測量データに行き当たった。「もしかしてこれ、考古学的に見たことないやつでは?」と気づき、改めて解析にかけたところ、3つの未知の遺跡群が浮かび上がった。
「エジンバラ規模」のスケール感。調査範囲はスコットランドの首都エジンバラと同じくらいの面積(およそ264平方キロメートル)。その中に確認された最大の都市Valerianaには、ピラミッド、広場、貯水池、球技場まで揃っており、推定人口は3万〜5万人。マヤ古典期(西暦750〜850年頃)の標準的な大都市と比べてもかなり立派な規模だ。
「データはあったのに、誰も読んでいなかった」のがこの話の妙味。LiDARデータ自体は環境モニタリング目的で数年前にすでに取得・公開されており、考古学的な視点で誰も精査していなかっただけだった。つまり「ジャングルの奥地を踏破して発見した」のではなく、「ネット上の公開データを掘り起こして発見した」というところが、現代らしい考古学の話なのだ。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
ベリーズで遺跡を観光してたとき、ガイドが「あの急な丘、あれ全部巨大な神殿だよ」って言ってた。発掘しないんですか?と聞いたら「中米のジャングルを切り拓いたらどこを掘っても遺跡が出てくる。発掘の人手なんて全然足りないんだ」って返ってきて、世界観が変わったよ。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
オークニー諸島(スコットランド北部の島)でも同じ話を聞いたよ。新石器時代の墳墓だらけで、考古学チームが追いつかない。カフェのオーナーが駐車場を拡張してたら穴が空いて、覗いたら頭蓋骨がずらーっと並んでた…5000年前の墓だったって。日常の延長線上に古代があるの、ちょっと羨ましい。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
中米9つの遺跡を4カ国で回ったけど、ほとんどがまだ発掘作業の真っ最中だった。「ただの丘」に見えるものの大半が遺跡で、発掘が進まない理由はだいたい予算と人手。重機で押せばいいって話じゃないから、丁寧にやると終わらないんだよね。
4. 海外の名無しさん
「Google検索16ページ目」がパワーワードすぎる。普通そこまで行く前に諦めるか、別のキーワードに切り替えるよね。執念か、それとも論文締切が近かったのか。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
死体を隠したいならApple+の2ページ目に置けばいい、マヤ都市を隠したいならGoogleの16ページ目だ、っていうネットミームを思い出した。隠したものが見つからない時代になったのかも。
6. 海外の名無しさん
「エジンバラ規模」って言われても全然ピンとこないんだが…なぜ素直に平方キロメートルで言ってくれないのか。イギリス系メディアあるあるすぎる。
7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
じゃあこう言い換えよう。「Valerianaの面積はビッグマック約260億個を平らに並べた広さ」。これでわかりやすくなった?
8. 海外の名無しさん(>>6への返信)
イギリスでは伝統的に物の大きさを「ウェールズ何個分」で表現するんだ。だから「エジンバラ規模」はむしろ控えめな単位選択だと思うよ。
9. 海外の名無しさん
それナイロビ何個分?と真面目に聞きたい。住んでる場所によって「大都市」の感覚が違いすぎるから、もうメートル法で統一してくれ頼むから。
10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
ちなみにウランバートル2個分らしいよ(適当)。冗談はさておき、Valerianaは約264平方キロらしいので、東京23区の半分弱くらいって考えるとイメージしやすいかも。
11. 海外の名無しさん
「ネットでデータを閲覧していて見つけた」って表現がすごく時代を感じる。昔の考古学者なら馬車で密林に踏み込んでマチェーテを振っていたところを、今はノートPCを開いてコーヒー飲みながら大発見、なんだもんな。
12. 海外の名無しさん
細かい話だけど「マヤ語」を指すときは“Mayan”でいいけど、人々や都市を指すときは“Maya”が正しいんだ。日本語だとどっちも「マヤ」で済むから関係ないかもしれないけど、英語記事を読むときの豆知識として。
13. 海外の名無しさん
ポイントなのは、このLiDARデータって元々メキシコの団体が森林モニタリング用に飛ばしてたやつなんだよね。遺跡を探すために撮影されたものじゃない。だから「他人の発見を横取りした」みたいな話じゃなくて、誰も考古学の視点で見ていなかったデータを再解析したっていうのが正確。
14. 海外の名無しさん
「なんで今まで見つからなかったの?」って思ったけど、写真を見るとなるほどってなる。ジャングルに覆われた古代遺跡って、ただの丘か小山にしか見えないんだよ。樹冠が全部隠してくれるから、上空から目視じゃ絶対わからない。LiDARが革命的って言われるの納得。
15. 海外の名無しさん
エジンバラに住んでるけど、まさか自分の街の名前が「測量単位」になる日が来るとは思わなかった。今度から「家から駅まで0.001エジンバラだよ」って言うことにする。
16. 海外の名無しさん
エジプトでも似たような話あるよね。ナイル川沿いを車で走ってると、砂から神殿の屋根がにょきっと出てたりする。観光地化されてないだけで、地下にはとんでもない遺跡が眠ってる。歴史の濃い土地は何度発掘しても掘り尽くせないんだろうな。
17. 海外の名無しさん
メキシコシティの考古学者と話したことあるんだけど、地元の研究者は「未発見の都市が大量にあること」を実はもう知ってるらしい。あえて「正式に発見」しないものもあるって。一度発見扱いになると予算と保護義務が発生するから、人手が足りなくて手が回らない。切ない理由だ。
18. 海外の名無しさん
偶然とはいえ、16ページ目までスクロールしたこと自体がすごい。ほとんどの人は2〜3ページで諦めるじゃん。粘り強さが学者の素質ってことなんだろうな。改めてこの博士課程の学生さんと、データを公開してくれたメキシコの環境団体に拍手を送りたい。
19. 海外の名無しさん
このニュースで一番ロマンを感じるのは、「世界はまだ全然わかってない」ってことが証明されたところ。衛星もLiDARもGoogle Mapsもある時代に、エジンバラ規模の都市がまるまる隠れていたという事実。地球、まだまだ秘密多すぎ。
20. 海外の名無しさん
LiDARってここ10年くらいで本当に世界中の遺跡発見をひっくり返してるよね。アンコールワット周辺でも、グアテマラのティカル周辺でも、これまで点でしかなかった都市が実は巨大なネットワークだったってわかってきた。考古学の常識を書き換える機械って感じ。
21. 海外の名無しさん
将来は「AIが衛星画像とLiDARを自動解析して未発見の都市を毎月リストアップする」みたいな時代になるんだろうか。ロマンが減るような、増えるような…でも、密林を踏破するインディ・ジョーンズ的なロマンは少し懐かしくなりそう。
22. 海外の名無しさん
こうやって読むと、現代の大発見の鍵は「足」より「目利き」と「検索粘り」なのかもしれない。誰かが撮ったデータを、別の視点で見るだけで歴史が動く。これからの研究者は、フィールドワークと同じくらいデータマイニングの嗅覚が問われそうだね。
まとめ
ジャングルではなくネットの奥地で、エジンバラ規模のマヤ都市が見つかった2024年の珍事件。コメ欄では「16ページ目までスクロールする執念」へのツッコミ、エジンバラを単位扱いするイギリス英語へのちょっとした文句、そして「中米には未発見の遺跡が当たり前のように眠っている」という旅行者からの証言が並んだ。考古学のフィールドが密林からデータベースへと広がっていく、その境目を見たような話題だった。

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