「エベレスト登頂」と聞くと、ベースキャンプから頂上を目指す姿を思い浮かべる人が多い。でも実は、本当の意味で「ふもと(海面)から頂上まで」歩いて登り切った人物は、これまでに世界でたった一人しか確認されていない。1990年、オーストラリアの登山家ティム・マッカートニー=スネイプが、インドのベンガル湾の砂浜から1200kmを歩き通し、酸素ボンベなしで頂上に立った。その規格外の冒険記が、今あらためて海外掲示板で話題になっている。
今日の知ってた?
📏 標高ゼロから8,849mまで「歩いて」登ったエベレスト登頂者は、世界で1人だけ。1990年、オーストラリア人のティム・マッカートニー=スネイプが、ベンガル湾の海岸から徒歩で出発し、約1200kmを歩いて頂上にたどり着いた。途中も頂上でも、補助酸素は使っていない。
背景:「Sea to Summit(海から頂上へ)」とは
エベレスト登頂の世界記録というと「最年少」「最速」「無酸素」などが知られているが、その中でもひときわ異質なカテゴリーがある。それが「Sea to Summit(シー・トゥ・サミット)」――文字通り、海面の高さから頂上まで自分の脚で登り切る、というスタイルだ。
普通の遠征隊は、飛行機でカトマンズまで飛び、車やヘリでルクラ近郊まで一気に標高を稼いでからベースキャンプに入る。だが「Sea to Summit」は、海岸の砂浜にいったん足を浸し、そこから一歩も乗り物に頼らずに頂上を目指す。エベレストの「実標高差ゼロから8,849mまで」を、自分の脚だけで埋めるという発想だ。
このコンセプトを世界で初めてやってのけたのが、ティム・マッカートニー=スネイプ。彼の名前を取ったわけではないが、「Sea to Summit」というアウトドア用品ブランド名は、まさにこのスタイルから来ている。
もう少し詳しく
1200km、3か月の徒歩行。マッカートニー=スネイプは1990年2月5日、インドのベンガル湾に面したガンガー・サーガル島の海岸を出発した。インド平原を北上し、ネパール国境を越え、最後はクンブ氷河を抜けてサウスコル経由のノーマルルートで頂上を目指す、という壮大な旅程だ。
サポートは最小限。同行したのは妹のピップ、映像作家のマイク・ディロン、ネパール人コックのテンジン・シェルパなど数人だけ。装備はチャールズ・ノーウッドが運転するランドローバーで運んでもらったが、本人自身は最初から最後まで自分の脚で進んだ。
無酸素登頂。1990年5月11日、出発から約3か月後、彼は補助酸素を使わずに頂上に立った。海抜ゼロから8,849mまでの「真の累積標高差」を、人類で初めて自分の脚だけで踏破した瞬間だった。
その後の追随者。2010年代以降、イギリスのミッチ・ハッチがイギリス海峡を泳ぎ、自転車とランで陸路ネパールまで行き、エベレストに登頂するという「世界最長のトライアスロン」を達成。ただしこちらは自転車を併用しているため、「徒歩のみ」という条件ではマッカートニー=スネイプが今も唯一の存在とされている。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
ベンガル湾から1200km歩いてからエベレストに取り付いた、っていう前提を聞いてようやく「あ、これとんでもない偉業だ」と理解できた。普通の登頂と全然違う種目じゃん。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
そう、これ「エベレストに登った」じゃなくて「海から山の頂上まで地球の高さを全部自分の脚で稼いだ」って話なんだよね。同じ登頂でもカテゴリーが完全に別物。
3. 海外の名無しさん
スウェーデンのヨーラン・クロップって人もすごいよ。ストックホルムから自転車でネパールまで来て、無酸素・シェルパなしで登頂して、そのまま自転車で帰った。1996年の大量遭難の年に救助も手伝ってる。
4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
クロップは「自転車込み」だから「徒歩のみ」のマッカートニー=スネイプとはルールが違うけど、距離と過酷さなら正直クロップのほうが上な気もする。比較するもんじゃないけど両方異次元。
5. 海外の名無しさん
ネパールに海はないし、近隣国にもない。むしろ「歩いて行ける海」を見つけるところからが大変。よくぞ最短ルートを見つけたなと思う。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
ネパールの最低標高はだいたい100m弱で、そこから一気に8,849mまで上がる国だから、国内だけでも標高差は世界最強クラス。地形が異常すぎる。
7. 海外の名無しさん
バックパッキング歴10年以上、登山もそこそこやってきたのに、アウトドアブランド「Sea to Summit」の名前の由来がこれだったって今初めて知った。なんでもっと早く教えてくれなかったのよ。
8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
じゃあ「Mount to Coast(山から海へ)」って同じノリのブランドが将来出てきたら、たぶん下山特化の人が起業したやつだから覚悟しといて。
9. 海外の名無しさん
今まさに「七大陸最高峰すべてを海から海まで自力でやる」って人が挑戦中らしい。YouTubeの「Traintosummit」ってチャンネルの人で、今エベレストのベースキャンプにいるとか。
10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
チャンネル名がTrain to Summitだと、なんか「列車で頂上まで行く反則技」みたいに聞こえてしまう。本人は何百キロも歩いてるのにかわいそう。
11. 海外の名無しさん
本気で記録更新したいなら、デスバレー(北米最低標高地)からスタートしてくれ。それぐらいやって初めて感心するわ。
12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
いや甘い。マリアナ海溝の底から始めて、潜水艦使わずに自力で浮上してこそ「真のSea to Summit」だろう。
13. 海外の名無しさん
俺もやったことあるよ。たまたま機会があったから。あんまり大きな声で言うようなことでもないからずっと黙ってただけで。
14. 海外の名無しさん
これ、補助酸素も使ってないのが本当にやばい。ベースキャンプまで歩いただけでもすごいのに、最後の8000m帯まで自前の肺で行ってるんだよね。
15. 海外の名無しさん
スウェーデン人もこういうのやるよ。ヨーラン・クロップ、自転車でストックホルムからネパールまで行って、酸素ボンベなしで登頂して、また同じ道を自転車で帰った。なんでこういう人がたまに出てくるんだろう、本気で謎。
16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
で、その後にオレゴン州の比較的やさしい岩場で亡くなったんだよね。世界最高峰を生き延びた人が、地元みたいな場所で逝くという。
17. 海外の名無しさん(>>16への返信)
山育ちだけど、こういう話は実際よくある。簡単=安全じゃないんだよ。彼らは人生のいちばん端っこで生きてる人たちで、たまにその「端」がこっちに飛びかかってくる。本人たちはそれでも満足して逝くから、残された側もそこまで悲劇には感じない。
18. 海外の名無しさん
そして登頂後、クロップはちゃんと自転車で家まで帰ったらしい。「行きはよいよい、帰りは飛行機」じゃなく、最後まで一貫してて好感が持てる。
19. 海外の名無しさん
ミッチ・ハッチの動画シリーズもおすすめ。イギリス海峡を泳いで渡って、自転車とランでネパールまで行ってエベレスト登頂。総距離13,157km。世界最長の登山と呼ばれてる。なのに再生数がやけに少なくて気の毒。
20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
わかる。ドーバーの白い崖からスタートしてエベレスト頂上で終わるって、字面だけで震えるんだけど世間の食いつきが妙に薄いんだよね。アルゴリズム、もう少し気を利かせてくれ。
21. 海外の名無しさん
こういう「自力縛り」の人たちって、自分のなかでルールを決めてそれを最後まで守るのが本体なんだろうな。記録より、その一貫性に惚れる。
22. 海外の名無しさん
オランダ出発もアリだよ。海抜マイナス地帯から登り出せば、累積標高はちょっとだけお得になる。途中ずっと水だらけだけど。
23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
そのうち「干拓地スタートでマイナス標高ボーナス」みたいなレギュレーションができそう。登山界もそろそろルールブックが必要かもしれない。
24. 海外の名無しさん
昔は登山家だった。今もそうなんだけど、昔もそうだった。……要するに今でも登ってるってことだから察してくれ。
25. 海外の名無しさん
「on foot(徒歩)」っていう前置きが今回の核心。ここを抜くと「ストックホルムから来た人」「イギリスから泳いで来た人」も全部同じカテゴリーになっちゃうけど、純粋に脚だけって縛りで見ると、本当にマッカートニー=スネイプただ一人なんだよね。改めて狂ってる。
まとめ
標高ゼロから8,849mまでを「徒歩のみ・無酸素」で登り切ったエベレスト登頂者は、1990年のティム・マッカートニー=スネイプただ一人。掲示板では同じく規格外のヨーラン・クロップやミッチ・ハッチらの名前も挙がり、「ルールが違えば偉業も別物」と冷静に整理する声が目立った。一方で「マリアナ海溝から始めろ」式のジョークも続き、人類の冒険欲には上限がないことを再確認させられるスレッドだった。


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