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「買って2時間以内なら理由不問で全額返金」今のSteam返金、オーストラリアが訴えて勝ち取っていた

「買って2時間以内なら理由不問で全額返金」今のSteam返金、オーストラリアが訴えて勝ち取っていた 自然・科学

今やPCゲーマーなら誰もが当たり前に使っているSteamの「返金機能」。買ったゲームが合わなければ、2時間以内のプレイなら理由も聞かれず全額返ってくる——この神対応、実はオーストラリアのある政府機関がValveを訴えて勝ち取ったものだと知っていましたか?

※注:Steam(スチーム)は世界最大のPCゲーム販売プラットフォームで、Valve(バルブ)社が運営している。DRM(不正コピー防止の仕組み)付きでゲームを配信し、買ったソフトはアカウントに紐づく形になる。ACCCはオーストラリアの独立した政府機関で、日本でいえば消費者庁と公正取引委員会を合わせたような役割を担う。

今日の知ってた?

📏 世界最大のPCゲーム配信「Steam」を運営するValveは、かつて「返金は一切なし」を貫いていた。だが2014年、オーストラリアの競争・消費者委員会(ACCC)が「これは豪州の消費者法に違反する」として提訴。この一件が大きなきっかけとなり、今の「2時間プレイ以内・購入2週間以内なら理由不問で全額返金」というSteamの返金ポリシーが生まれたとされる。

背景:Steamと「返金なし」時代

Steamは世界中のPCゲーマーが利用する巨大なゲーム販売所で、Valveという会社が運営している。ところが、かつてのSteamには「一度買ったら返金は受け付けない」という強気なルールがあった。ゲームが自分のPCで起動しなくても、内容が説明とまるで違っても、基本的に泣き寝入りするしかなかったのだ。

これに待ったをかけたのがオーストラリアの競争・消費者委員会(ACCC)だ。オーストラリアの消費者法では、「欠陥のある商品は返金・交換の対象」と法律で保証されており、店側が規約で「返金なし」と書いても、その一文自体が違法になる。ACCCは2014年、Valveのこの「返金なし」規約が消費者を誤解させているとして提訴した。

Valve側の言い分は「うちはアメリカの会社で、デジタル商品を売っているだけだから、オーストラリアの消費者法は適用されない」というもの。しかし裁判所はこれを退け、2016年には連邦裁判所がValveに300万豪ドル(日本円で数億円規模)の罰金を科した。

もう少し詳しく

今の返金ルール。訴訟の最中の2015年、Steamは全世界向けの返金制度を導入した。条件は「プレイ時間が2時間以内」かつ「購入から2週間(14日)以内」であること。この2つを満たせば、理由を問われることなく全額が返ってくる。結果として、いまやSteamのほぼ全ゲームが「実質2時間の無料お試し付き」の状態になった。

失われたものもある。この返金制度と引き換えに、かつてSteamの名物だった「フラッシュセール(数時間限定の爆安セール)」は姿を消した。買った直後にセールが来たら返金して買い直す、という裏技が横行してしまうため、限定の値引き合戦とは両立しづらかったのだ。便利さと引き換えに消えた文化を惜しむ古参ゲーマーも少なくない。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
今のSteamって実質「全ゲームに2時間の無料お試し付き」なんだよな。合わなきゃ返金できる。オーストラリアには足を向けて寝られないわ

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
2時間以内プレイ&購入2週間以内なら、理由も聞かれずポンと返ってくる。これに慣れると他のストアが不便すぎて戻れなくなるんだよね

3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
訴えられた結果サービスが良くなって、長期的にはむしろ儲かってるっていう皮肉。企業側にとっても悪い話じゃなかったのが面白いところ

4. 海外の名無しさん
「規制ってちゃんと運用されれば普通に機能するんだ」っていう良い見本だよね。何でもかんでも規制=悪みたいな空気に一石を投じてる

5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
規制のせいで生まれる不便なんて、規制がまるでない世界で起きる地獄に比べたら誤差みたいなもんだよ、正直

6. 海外の名無しさん
ACCCって略称、何の略なんだ?と思って調べたら Australian Competition and Consumer Commission(豪州競争・消費者委員会)だった

7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
ちなみに現地では「エー・トリプル・シー」って発音するらしい。Cが三連続だから、なるほどねって感じで妙に納得した

8. 海外の名無しさん
忘れちゃいけないのは、Valveのトップは元々「返金を拒否する権利」のために本気で戦ってたってこと。今の神対応は最初からの善意じゃないんだよ

9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
Valveって崇拝されがちだけど、評価されてる良ポリシーの大半は訴訟か法改正で”やらされた”やつなんだよな。自発的なものは意外と少ない

10. 海外の名無しさん(>>9への返信)
「Valveは良心的だ」って言うと必ずPCゲーマー界隈がキレるけど、その良心的な規約は結局そうさせられた結果でしかないという

11. 海外の名無しさん
オーストラリアの消費者法だと「返金は一切受け付けません」って書くこと自体が違法なんだよ。欠陥品はデジタルでもきっちり返金対象になる

12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
Valveの言い分は「うちは米国企業だから豪州の消費者法は適用外」だったんだけど、裁判所に「普通に適用されます」と一蹴されてた

13. 海外の名無しさん
一方でこの返金制度のせいで、大好きだったフラッシュセール(数時間限定の爆安セール)が消えちゃったんだよな…あれはあれで楽しかったのに

14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
買う→フラッシュセールが来る→返金して買い直し、が横行しちゃうからね。返金制度と限定の爆安セールは両立しづらかったんだと思う

15. 海外の名無しさん(>>13への返信)
正直フラッシュセールは苦手だった。50%オフで喜んで買った一週間後に90%オフとか予測不能すぎて、結局セール終盤まで何も買えなかった

16. 海外の名無しさん(>>13への返信)
90%オフが30分ごとに切り替わる夏があってさ、友達とゲームしながらずっとストアに張り付いてたの思い出すわ。あれはあれで青春だった

17. 海外の名無しさん
クレカのチャージバック(不正利用された時に返金される仕組み)と同じで、消費者の権利って大抵こういう”契約の縛り”から生まれてるんだよね

18. 海外の名無しさん
ACCCは今アマゾンプライムも訴えてる。契約の途中で勝手に広告付きに変えたのは消費者を欺いてる、って理由らしい。ほんと頼もしい組織だわ

19. 海外の名無しさん(>>18への返信)
広告を入れること自体が問題なんじゃなくて、契約期間の途中で一方的に条件を変えたのがアウトなんだよな。更新のタイミングなら誰も文句言わない

20. 海外の名無しさん
この前もJB Hi-Fi(豪州の大手家電量販店)を保証まわりの不当表示で叩いてた。全部は無理でも、地道に勝ちを積み上げてるのが偉いよ

21. 海外の名無しさん
予算を意図的に削られまくってるのに、これだけ結果を出してる組織なんだよな。もっと予算をつけてあげてほしいと本気で思うわ

22. 海外の名無しさん
結局さ、企業を性善説で信じるより、こういう組織にちゃんと監視させておくのが一番の消費者保護になるっていう、すごく良い教訓だよね

まとめ

今では当たり前のSteam全額返金だが、その裏にはオーストラリアの競争・消費者委員会(ACCC)が「返金なし」規約を違法として起こした訴訟があった。コメント欄では「訴えられて逆にサービスが良くなった皮肉」「企業を神扱いせず監視することの大切さ」に共感が集まりつつ、引き換えに消えたフラッシュセールを懐かしむ声も多く見られた。

元ソース: オーストラリアの競争・消費者委員会(ACCC)がValveを訴え、その結果いまのSteam返金ポリシーが生まれた(r/todayilearned)

コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    ありがとう!オーストラリア!

  2. Reddit名無しさん より:

    これから2時間くらいチュートリアルやらされたり本編に中々入らなかったり単純なゲームでも2時間何かの映像見せられたり対策されたりしないかな?あるわけないか

  3. Reddit名無しさん より:

    起動不可のときや全然人がいなかったゲームは返金できてありがたいけど、インディーゲームは返金つらいだろうな・・・

  4. Reddit名無しさん より:

    たかだか数百円数千円の世界だし買った自分の責任だしでいちいち返金なんてしないな
    起動すらしないとかそのレベルの欠陥ならまだ分かるけどそんなの殆ど無いだろ
    こんな機能有難がる奴はどんだけ返品のライン低いんだよ