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「『倭=小人』と書いた辞書、いちばん古いもので1874年」日本最古の呼び名をめぐる話が思ったより新しい…?

「『倭=小人』と書いた辞書、いちばん古いもので1874年」日本最古の呼び名をめぐる話が思ったより新しい…? 歴史

「日本」と名乗る前、この列島には別の呼び名があった。「倭(わ)」——中国の古い史料に現れる、記録に残るかぎり最古の日本の呼称だ。海外の掲示板に「この字は中国語で『従順』や『小人』を意味していて、日本側がそれを嫌って8世紀に同じ音の『和』(調和)に切り替えた」という話が投稿され、6000を超える支持を集めた。日本人なら、どこかで聞き覚えのある話だろう。ところがコメント欄には古い漢字辞典に詳しい人たちが現れ、その説明そのものに待ったをかけ始めた。

※注:「倭」の語源・原義には諸説あり、確定した定説はない。以下は海外掲示板で出た指摘を中心に紹介するもので、いずれかの説を断定するものではない。

今日の知ってた?

📏 記録に残る日本最古の呼び名は「倭(わ)」。中国側の史料に現れる呼称で、8世紀ごろから日本側は同じ「わ」の音に「和」の字を当てるようになり、やがて「日本」を名乗るようになった。ただし「倭には『従順』『小人』の意味があった」という定番の説明については、その根拠が意外なほど新しいのではないかという指摘が、海外のコメント欄から次々に飛び出した。

背景:「倭」はどう書かれてきたか

「倭」は、中国側が東の海の向こうにある国とその住民を指して使った字だ。中国や日本に残る古い辞書を開くと、この字の説明には「東海の中の国」「東海の中の女王国」といった語釈が並んでいる。女王が治める国、という記述はそのまま卑弥呼の時代の記録を思わせるもので、少なくとも書き手にとっての「倭」は、東の海にある特定の国を指す固有名詞だった。

一方で日本側は8世紀ごろから、同じ「わ」の音に「和」を当てた表記を使い始める。「大和」「和風」「和牛」——現代日本語でおなじみの、あの「和」だ。「『倭』は中国が見下してつけた蔑称だったので、日本側が『和』に改めた」。この筋書きをどこかで聞いた人は多いはずで、今回のスレッドもまさにその形で立てられていた。海外の読者にとっては純粋に「へえ」で終わる豆知識だ。潮目が変わったのは、古い辞書を実際に引いた人がコメント欄に現れてからだった。

もう少し詳しく

「小人」の意味は、いつからあったのか。スレッドで最も注目を集めたのは、この一点への異議だった。19世紀より前の中国の辞書に、「倭」を「背が低い」の意味で説明したものが見当たらない、というのだ。「背が低い」を意味する語はもともと別の字(矮など)で書かれるのが普通で、それを「倭」の字で書いた例は近代以前にさかのぼれない。この指摘によれば、確認できる最古の例は1874年に出たウィリアムズの中国語辞典で、そこに「中国人によって小人の国と定義されている」と書かれているという。

1894年、「倭人」が外交文書に登場する。日清戦争の開戦にあたって出された宣戦の詔で、日本人が「倭人」と呼ばれた。これを英訳した翻訳者が「これは侮蔑的な意味で使われている」という注を独自に書き添え、以後この理解が広まったとみられる。ただし当時、日本で発行されていた英字新聞では「本当に侮辱の意図があったのか」という議論が起きていた。そこには「『倭』は千年以上前から中国が日本を指すのに使ってきた語で、最も古い意味は『東の海に浮かぶ島国』。康熙帝の命で編まれた最も網羅的な字典を含め、どの辞書を見ても住民の背丈の話は出てこない」という反論も載っている。つまり当時の人たちにとってさえ、「小人」の意味は自明ではなかった。

「従順」のほうも、実は別の単語かもしれない。中国最古級の字書『説文解字』には確かに「倭、順皃」=従順なさま、とある。ただし、その用例として引かれているのは『詩経』の「周道倭遅」——「周へ続く道はうねうねと長く続く」という一節で、ここでの「倭」は「従順」というより「うねる」に近い使われ方をしている。さらに複数の古辞書を突き合わせると、「従順」の意味を持つ倭と、「日本」を指す倭は発音がそもそも違う。同じ字で書かれているだけの、別々の単語だった可能性が高いという。

※注:『説文解字』は2世紀ごろに成立した中国最古級の漢字字典。『詩経』は中国最古の詩集で、儒教の経典のひとつ。康熙帝は17〜18世紀の清の皇帝で、その命で編まれた『康熙字典』は漢字字典の集大成とされる。

「和」は、改名する前から「わ」を書く普通の字だった。そしてもうひとつ、日本人がまず知らない指摘がこれだ。「和」という字は、8世紀の“改名”より前から、古い日本語で「わ」という音を書くのにいちばんよく使われていた字だった、というもの。つまり「調和という良い意味の字をわざわざ選んだ」というより、「わ」と書くならこれ、という順当な選択に落ち着いただけかもしれない。ちなみにひらがなの「わ」もカタカナの「ワ」も、この「和」が崩れて生まれた文字だ。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
「ねえ、その呼び方やめてくれない?」から始まって、最終的に「日の出る国」に着地したわけだ。自己申告のネーミングとしては強気すぎて笑ってしまう。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
今の中国語でも日本は「日本(リーベン)」で、日本語でも「にほん/にっぽん」。同じ字で同じ意味だ。英語の「Japan」も、この音が南のほうの発音を経由してヨーロッパに伝わったものだと言われている。呼び名の系譜が全部つながってるのが面白い。

3. 海外の名無しさん
ちょっと待ってほしい。「倭=小人」というこの説明、19世紀より前の中国の辞書には出てこないんだ。「背が低い」を意味する語はちゃんと別の字で書かれていて、それを倭の字で書いた例が近代以前に見つからない。確認できる最古の例が1874年の辞典。

4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
補足すると、1894年の宣戦の詔で「倭人」が使われたとき、英訳した人が独自に「これは侮蔑的な意味だ」と注をつけている。当時の日本の英字新聞では「本当に侮辱するつもりだったのか」という議論になっていて、決着はついていない。

5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
そこがいちばん面白いところだよね。「千年以上ずっとそう呼ばれて見下されてきた」と思っていたら、侮辱として定着したのはせいぜい百数十年前かもしれない、という話になる。

6. 海外の名無しさん
『説文解字』の倭の項はこうだ。「倭、順皃」=従順なさま。ところが用例として引かれているのは『詩経』の「周道倭遅」=周へ続く道はうねうねと長い、で、ここでは「従順」じゃなく「うねる」の意味で使われている。語釈と用例が噛み合っていない。

7. 海外の名無しさん(>>6への返信)
古い辞書を並べると、「従順」の倭と「日本」の倭は発音が違う。同じ字で書かれているだけの別の単語ということになる。日本語でも「生」を10通り以上に読み分けるわけで、字が同じ=語が同じ、ではないんだよね。

8. 海外の名無しさん
このスレでいちばん驚いたのはここ。「和」は8世紀の改名より前から、「わ」という音を書くのにいちばん普通に使われていた字だったらしい。つまり「調和という良い意味を選んだ」んじゃなくて、「わ」ならこの字でしょ、という順当な着地だった可能性がある。

9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
ロマンが減ったような、増えたような。ちなみにひらがなの「わ」もカタカナの「ワ」も、この「和」が崩れてできた文字だから、日本の人は今日も一日中この字の子孫を書いていることになる。

10. 海外の名無しさん
和牛の「和」も同じ字だよね。字面だけ見れば「日本の牛」という以上の意味はない。高級とか極上とかいう意味は一文字も入っていない。

11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
ただ日本国内では「和牛」は法律で守られた呼称で、指定された4品種じゃないと名乗れない。それ以外の国産の牛肉は「国産牛」で別扱いになる。海外のラベルに書いてある「Wagyu」とは指しているものが違うので、そこはややこしい。

12. 海外の名無しさん
漢字の部品を1個ずつ真に受けると大変なことになるよ。中国語でアジアは「亞洲」。この「亞」には「次の」「劣る」という意味がある。じゃあアジア人は自分の大陸を「劣った大陸」と呼んでいるのかというと、誰ひとりそんな読み方はしていない。

13. 海外の名無しさん(>>12への返信)
これは大事な指摘だと思う。文字の部品にネガティブな意味があっても、単語全体としては中立の名詞として使われている——というのが研究者のだいたい一致した見方。作った人の意図がどうだったかは、また別の話として残るけど。

14. 海外の名無しさん
チベットを指した古い表記「吐蕃」の「吐」も、単体なら「吐く」だ。でもここは草原の言葉の「トゥ」という音を写しただけで、意味は関係ない。英語のTibetもここが語源になっている。今の中国語でチベット人は「藏」で、これもチベット語の地名の音写。

15. 海外の名無しさん
南方の人々を指した「蠻」には虫へんが入っている。ただ面白いのは、日本もこの「南蛮」を輸入して、後からやってきたヨーロッパ人に使っていたこと。南蛮渡来、南蛮漬け。借りた側が、同じ道具で別の他者を呼んでいるわけだ。

16. 海外の名無しさん(>>15への返信)
ここは大事だと思う。「中国が見下していた」で話を終わらせると、たぶん半分しか見ていない。隣を何かの名前で呼ぶことは、どの文明もやってきたことだ。日本も例外じゃなかった、というだけの話。

17. 海外の名無しさん
言葉の意味が後からずれるのは、どこでも起きている。「プリンス」はもともと「第一の統治者」で主権の証だったのに、イングランド王が息子に「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を与えたせいで、「王の息子」の意味に化けてしまった。

18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
つまり「倭」も、最初はただ東の島の人たちを指す音写にすぎなくて、意味のほうが後からくっついた、という順番かもしれないわけか。順序が逆になるだけで、話がまるで変わってくる。

19. 海外の名無しさん
「倭寇」という語自体は5世紀にはもう現れている。13〜17世紀の中国・朝鮮沿岸の海賊問題は実際に深刻で、初期は日本から来た海賊が多かった。ただ17世紀に近づくほど顔ぶれは多国籍になっていって、それでも呼び名は「倭寇」のままだった。

20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
海賊というとカリブの私掠船を思い浮かべる人が多いけど、倭寇は艦隊の規模で動いている。想像しているスケール感がぜんぜん違うんだよな。

21. 海外の名無しさん(>>20への返信)
ちなみに「女海賊が数百隻を率いていた」みたいな話がよく混ざってくるけど、あれは清の時代の海賊で倭寇とは別物だよ。時代も海域も違うのに、なぜか毎回セットで語られる。

22. 海外の名無しさん
素朴な疑問なんだけど、当時の日本人ってそんなに小さかったの?

23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
出土した人骨からの推定だと、最初の数世紀の日本は163cm前後。同時期の中国が165cm前後だから、差はほとんどない。むしろ日本はその後に縮んでいて、江戸期は158cm前後。人口が増えてタンパク質の摂取が減ったのが理由とされている。ちなみに同じころの北ヨーロッパは173cm前後。

24. 海外の名無しさん
このスレ、途中から「ノックノック。宗教です」「ノックノック。アメリカです。銃と船を持ってます」の掛け合いになってて笑った。英語圏には日本史を9分で駆け抜けるギャグ動画があって、その台詞がすっかり共通言語になっている。日本の人には通じないネタかもしれない。

25. 海外の名無しさん
漢字が難しすぎて習得に600年かかった国が、そのあと自分たちで平仮名と片仮名を足して文字を3種類にした。しかも同じ漢字に読みが10も15もある。難易度を自分から上げにいってるとしか思えない。

まとめ

日本の最古の呼び名「倭」が、8世紀ごろに同じ音の「和」へと書き換えられていったこと自体は史料に残る。だが「倭=従順・小人だから改めた」という筋書きのほうは、コメント欄で古辞書を引いた人たちによって大きく揺さぶられた。「小人」の語釈は19世紀の辞典より前にさかのぼれず、「和」はそもそも「わ」を書く最も普通の字だった——つまり日本人が当たり前に覚えてきた説明が、まるごと近代の産物かもしれない、という指摘だ。話は「亞洲=劣った大陸?」「南蛮を輸入して使った日本」へと広がり、漢字という道具のクセそのものを見つめ直す流れになった。

元ソース: 「日本の記録に残る最古の呼び名は『倭』。8世紀に日本側が同じ音の『和』(調和)を使い始めたという話」(元スレッド)

コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    日本人は別に倭=小さいなどと習ってはいないだろ

  2. Reddit名無しさん より:

    興味深い話だった。
    自分も現代中国語を学ぶ中で「矮(背が低い)」と「倭」がどこかで混同されたのではないか?と思ったことはあるが、思っただけで終わってしまった。文献を調べる行動力が無かったわ。

  3. Reddit名無しさん より:

    魏志倭人伝とか倭奴国の王くらいでしか見ないからなあ
    本スレ4の英訳した人が矮と混同したとかそんなんじゃないかな

  4. Reddit名無しさん より:

    かなしいが日本人がちっさいのは事実だ
    30年前くらいが一番でかかったんじゃないかな
    経済と連動するんだよ
    中国は昔はガリガリだったが今はデブが多いし

    あと日本は大食い女子がふえたが彼女らはみんなガリガリだ
    食べてもおおきくならないし太らない、日本人は興味深い進化をしている

  5. Reddit名無しさん より:

    要するに、倭の国と言われてたのは事実だけど、それを侮蔑的な意味だという事にしたのは、日清戦争のときってことでしょ
    中国人がやりそうなことだよ ほかにどう解釈すんの?

  6. Reddit名無しさん より:

    「漢字が難しすぎて習得に600年かかった国」

    なんだ、これ?
    文字として公式に採用してたかどうかでしか無いだろ。
    習得に手こずったとか勝手なイメージ膨らませるな。

  7. Reddit名無しさん より:

    魚(頭)
    羊(ガリ骨胴)

    ちょーせんじん
    中国は建国80年だからそんな昔に存在してません
    頭悪いな
    清の皇帝の血脈は天皇陛下にくだって日本に帰化してるから大陸の正統所持者は天皇陛下にある
    中狂は略奪者でしかない

  8. Reddit名無しさん より:

    シナは犬
    ちょんは猿

  9. Reddit名無しさん より:

    古代の日本人が「わ(我)」という一人称を用いていたからだろう
    なので音が似ている「倭」という漢字を中国が勝手に充てただけで
    意味などどうでもいい

  10. Reddit名無しさん より:

    漢字を知らない民族が、倭と矮の区別が出来ないだけというオチかな?

  11. Reddit名無しさん より:

    白川静の辞書によると、「亜」というのは元は族長の正方形の地下墓地を表していて、正方形の四隅が削られているのはそこに悪霊が潜むと信じられていたかららしい。中央の遺体に対して、儀式を執り行う神官たちが周りにいると言う構図の字のようだ。中央の主に対して彼らは「2番目」の人たちということらしいから、
    中華を中央と考えた時に、その周りに位置する国は皆「亜」だということなんだろうね。

  12. Reddit名無しさん より:

    「禾」という字はアワとかイネが頭を垂れてる様子、その下に「女」がついてるわけだから「したがう」とか目下の意味で、それに人偏がついてるわけだから、まあ見下した意味にはなってるよね。たぶん、取るに足らないちっちゃな国の人たちくらいの意味でしょ。まあ何とでも呼んでくれって感じw

  13. Reddit名無しさん より:

    「倭」・・・まぁ、人偏がついてるから人間と認識したのだろう

  14. Reddit名無しさん より:

    倭などの幾つかの言葉を調べて、個人的解釈したことが前にあります
    コトバンクの普及版 字通に「委は稲魂(いなだま)を被(かぶ)って舞う女の形で、その姿の低くしなやかなさまをいう。」とある
    縄文時代から女性祭祀者がいた事は分かっている
    中国の北方文化にはいなかっただろう
    「わ」は円形に通じた言葉で、日本側の自称
    「倭」は、日本の特徴と感じられた女性祭祀者の意味だと思う

  15. Reddit名無しさん より:

    もう中国に古い書物なんか残ってないからなあ
    みんな毛沢東が燃やしちゃっただろ

  16. Reddit名無しさん より:

    「音と文字の意味は別」といっているアホが居るけど、
    連中は蔑称として周辺民族の呼称にケモノ偏とか虫偏をつけてくるからな

    理由はわからんが、人偏がついているというだけでかなりまともな扱いであったのは間違いない