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地球の深部に大陸より大きい謎の塊「ブロブ」が2つある|月を作った原始惑星テイアの残骸かもしれない

地球の深部に大陸より大きい謎の塊「ブロブ」が2つある|月を作った原始惑星テイアの残骸かもしれない 自然・科学

地球の中心近く、マントルの底にあたる深さ2,900キロメートル付近に、大陸より大きい2つの巨大な「ブロブ(塊)」が存在する。アフリカ大陸の下と太平洋の真下に1つずつ。地震波の伝わり方からその存在は確認されているのに、何でできているのか、いつそこに来たのか、現代の科学者はまだ完全には説明できていない。海外掲示板の反応とともに、地球のお腹の中の「謎の塊」に迫る。

今日の知ってた?

📏 地球内部の深さ2,900キロメートル付近、マントルと核の境界に「ブロブ(the blobs)」と呼ばれる大陸より大きい2つの巨大構造がある。1つはアフリカ大陸の下(通称「Tuzo(ツゾー)」)、もう1つは太平洋の真下(通称「Jason(ジェイソン)」)に位置し、周囲よりも高密度で熱い物質。月の起源となった原始惑星「テイア」の残骸という仮説が有力視されている。

背景:マントルの底にある「謎の塊」

地球の中心構造は、外側から地殻、マントル、外核、内核という4層に分かれている。マントルは地殻の下から深さ2,900キロメートルまで続く層で、その底に位置するのが今回の主役「ブロブ」。正式には「LLSVPs(Large Low-Shear-Velocity Provinces:大規模低剪断速度域)」と呼ばれ、地震波がこの領域で異常に遅く伝わることで存在が検出された。

大きさは1つあたりおよそ2,000万立方キロメートル前後で、月の体積の半分ほど。地球内部の体積の約2%を占める計算になる。アメリカ大陸を地下に丸ごと埋め込んだようなスケールで、なおかつそれが2つもある。

もう少し詳しく

テイア衝突説。現在の有力仮説は、約45億年前に火星サイズの原始惑星「テイア」が地球に斜めに衝突し、飛び散った破片が月を形成したという「ジャイアント・インパクト仮説」の延長線上にある。2023年にカリフォルニア工科大学の研究チームが発表した論文では、テイアの破片の一部が地球内部に沈み込んでマントルの底に蓄積され、現在の2つのブロブになったとモデル化されている。

地表との不思議な対応。2つのブロブの位置は、それぞれ地表のホットスポット(火山活動が活発な場所)と対応している。アフリカ側のブロブの真上には東アフリカ地溝帯があり、太平洋側のブロブの真上には環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)の中心がある。マントル深部から地表まで巨大な対流が立ち上がっているとも考えられ、地球のプレート運動を支配している可能性まで議論されている。

愛称はTuzoとJason。地球科学者の慣例で、巨大構造には人物名を付けることがある。アフリカ側は地球物理学者の故ツゾー・ウィルソン(プレートテクトニクス理論の祖)にちなんで「Tuzo」、太平洋側は同じく地球物理学者ジェイソン・モーガンにちなんで「Jason」と呼ばれている。学術論文では「LLSVP-A」「LLSVP-P」と書かれることもある。

※注:テイア(Theia)はギリシャ神話の月の女神セレネの母にちなんだ命名。実際には地球に衝突した時点で消滅しているため直接観測はできず、地球と月の同位体比較などから存在が推定されている。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
有力仮説はテイアの破片だよな。45億年前に地球とぶつかって月を作った原始惑星の、生き残った塊が地球内部にめり込んだままになってるって話。ロマンしかない。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
カルテックが2023年にちゃんと論文出してて、シミュレーションでテイアの密度の高い部分が沈み込んだら現在のブロブとほぼ同じ位置・サイズになる、ってことを示してた。仮説の中ではかなり強い方。

3. 海外の名無しさん
これさ、巨大な孵化中の生物で、俺たちが住んでる地表は卵の殻に過ぎなくて、いつか割れて中から何か出てくる説、好き。SFすぎるけど大きさだけ考えるとロマンある。

4. 海外の名無しさん
密度の違うブロブがあるなら、磁北と真北のズレに影響してるんじゃない?地球の磁場って核の対流で生まれてるけど、その上に巨大な異物があったらバランスが崩れそう。

5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
直接的にはマントル深部だから外核より上で、磁場生成の主舞台じゃない。ただ核の熱の逃げ方をブロブが支配してるって研究はある。間接的には影響してる可能性は議論されてる。

6. 海外の名無しさん
僕ら、ラバランプの表面に住んでるってこと?このスケール感の話、定期的にめまいがする。直径12,742キロメートルの球の中に、温度差で対流するシロップが詰まってて、その上に薄皮を貼って人類が暮らしてる図。

7. 海外の名無しさん
映画「ザ・コア」では地球の中心に超巨大な水晶(ジオード)があるって設定だった。完全にフィクションだけど、地震波で存在が分かるけど中身は分からない、っていう状況だと色んな仮説が立てやすい。

8. 海外の名無しさん
2つのブロブが東アフリカ地溝帯と環太平洋火山帯の真下にあるのが本当に興味深い。マントル対流の頂点が地表のプレート境界と一致してるなんて、地球科学のパズルが一つはまった感じがする。

9. 海外の名無しさん
「科学者がまだ完全に理解していない」って表現を見るたびに思うけど、そもそも地球のことを我々は本当に何も知らない。海底の地形マップですら未完成の場所が多いし、新しい島が今でも見つかってる。

10. 海外の名無しさん
2つのブロブ、それぞれTuzoとJasonって名前付いてる話、もっと知られていい。コンビ名みたいだ。地震学者のあいだでは普通にこの名前で会話してるらしい。

11. 海外の名無しさん
ジャイアント・インパクト仮説が好きなのは、月の起源と地球内部の謎を一気に説明してくれるからだ。「お互いに別々の謎」だったものが、1つの巨大事件の副産物として両方説明できるって、科学のエレガントさを感じる。

12. 海外の名無しさん
スティーブン・ユニバースってアニメで、地球の中にとんでもない巨大な存在が眠ってて、地表は薄皮ってプロットがあった。海外のSF・ファンタジーは「地球内部に巨大なナニカ」っていうネタが大好物。

13. 海外の名無しさん
クトゥルフ系の海外ホラー作品でよく出てくる「地下都市」のリアル版がこれだったらどうしよう。アフリカと太平洋の真下に、それぞれ何かが眠ってる、って言われると一気に怖くなる。

14. 海外の名無しさん
ブロブの中身を直接調べる方法は今のところない。地球内部に到達した最深の人工穴は12.3キロメートル(コラ半島超深掘削井)で、ブロブまでは230倍以上の深さがある。観測手段は地震波のみ。

15. 海外の名無しさん
火山の溶岩を分析すると、明らかに地球の他の部分と化学組成が違うサンプルが出てくることがある。これがブロブから来てる可能性が高いと言われている。間接的にだけど「ブロブの欠片」が地表で観察できる。

16. 海外の名無しさん
2,900キロメートル下って言われてもピンと来ないけど、人類が一番深いところに行ったマリアナ海溝が水深11キロメートル。それの260倍の深さの世界、想像力の限界を超えてる。

17. 海外の名無しさん
プレートテクトニクスを発見したツゾー・ウィルソンに敬意を表してアフリカ側のブロブが「Tuzo」と命名されたって、地球科学者の世界の粋なところだ。発見者の名前を最大級の謎に付ける慣習、好き。

18. 海外の名無しさん
日本人として個人的に気になるのは、太平洋ブロブの真上にちょうど環太平洋火山帯があるって話。日本列島が火山だらけなのって、結局このブロブのせいなのかと思うとスケールが大きすぎる。

19. 海外の名無しさん
地球深部の謎は、地震学者にとって最後のフロンティアだ。宇宙の果てを観測する技術は進歩したけど、足元の2,900キロメートル下については、火星探査より分からないことが多い。皮肉な状況。

20. 海外の名無しさん
もしいつか直接観測できる技術ができたら、人類最大の発見になる可能性がある。月の起源、地球の対流、火山活動、地磁気、すべてが繋がってる可能性のある謎の塊。生きてるうちに何か新しいことが分かるといいな。

まとめ

地球内部の2,900キロメートル下、マントルの底に大陸より大きい謎の塊が2つある。45億年前に月を作った原始惑星「テイア」の残骸という仮説が現在最有力で、地表の火山活動やプレート運動とも深く関係している可能性がある。コメ欄では「巨大生物の卵説」「ラバランプの上に住んでる感覚」「火星より地球の中身の方が分からない」など、スケール感に圧倒される反応が並んだ。足元の地下世界に、まだまだ人類が触れていない巨大な物語が眠っている。

元ソース: 地球の深部に「ブロブ」と呼ばれる大陸より大きい謎の塊が2つあり、科学者もまだ完全に理解できていない

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