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レッド・ツェッペリンの名前は「鉛のバルーンみたいに沈む」ジョークが由来だった件|海外で初耳続出

音楽・エンタメ

20世紀ロックの金字塔・レッド・ツェッペリン。「天国への階段」「Whole Lotta Love」など数々の名曲を生んだ彼らのバンド名が、実は「鉛のバルーンみたいに沈むぞ」という仲間からの皮肉ジョークが由来だった――海外掲示板で取り上げられたこの豆知識に、ロックファンから驚きと笑いのコメントが集まった。さらにデビューアルバムの「ヒンデンブルク号」ジャケットを巡り、ツェッペリン伯爵家の親族から訴訟まで起こされていたという。

※注:レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)は1968年〜1980年に活動した英国のロックバンド。ジミー・ペイジ(ギター)、ロバート・プラント(ボーカル)ら4人組。「ハードロックの祖」と呼ばれる伝説的グループ。

今日の知ってた?

🎸 「Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)」の名前は、ジョークから生まれた。ザ・フーのドラマー、キース・ムーンが「そんなバンドやっても鉛のバルーン(lead balloon)みたいに沈むだけだぜ」とからかった一言が原点。

「Lead」を「Led」と綴り直したのは、米国人が「リード」と読み間違えるのを防ぐため。「Zeppelin(飛行船)」は「重いけれど優雅」のイメージで採用された。

デビュー盤のジャケットに「ヒンデンブルク号」爆発事故の写真を使ったところ、ツェッペリン伯爵家の縁者を名乗るエヴァ・フォン・ツェッペリンから訴訟を起こされたが、最終的には棄却された。

背景:ヤードバーズの解散から始まった

1968年、伝説のブリティッシュ・ロック・バンド「ザ・ヤードバーズ」が解散。在籍していたギタリスト、ジミー・ペイジは新バンドの結成に動き出す。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ――後に「世界三大ギタリスト」と呼ばれる3人が全員所属していた伝説のバンドだ。

新バンド構想を聞いたザ・フーのドラマー、キース・ムーンは半ば呆れ気味にこう言った。「そんなプロジェクト、鉛のバルーン(lead balloon)みたいに沈むぞ」――英語で「lead balloon」は「大失敗」の慣用句。これをペイジが気に入り、バンド名に転用したのが始まりだった。

※注:「lead balloon(鉛の風船)」は英語の慣用句で、「ジョークやアイデアが大ウケしないでスベる、大失敗する」という意味。本来は浮かぶはずの風船が鉛でできていて沈む、というイメージ。

もう少し詳しく

「Lead」が「Led」になった理由は発音問題。 英語で「Lead」は文脈次第で「リード(先導する)」とも「レッド(鉛)」とも読める同綴異音語。米国人にバンド名を「リード・ゼッペリン」と発音されないよう、わざと「Led」と綴り直した。バンド名から「読み間違いを防ぐためのスペル変更」という発想自体が、当時としても異例。

「Zeppelin」を選んだ理由は「重いのに優雅」。 ジミー・ペイジはバンドのサウンドイメージとして「ヘビーかつグレースフル(重厚で優雅)」を求めていた。空に浮かぶ巨大飛行船・ツェッペリン号は、まさにそのメタファーだった。

デビュー盤ジャケットでヒンデンブルク号事故の写真を使用。 1969年リリースの1stアルバム『Led Zeppelin』のジャケットには、1937年5月6日に米ニュージャージー州で炎上爆発した飛行船「ヒンデンブルク号」の写真が使われた。これが「ツェッペリン家の名誉を傷つける」として、自称ツェッペリン伯爵家のエヴァ・フォン・ツェッペリンから法的措置を取られた。訴えは結局棄却されたが、欧州ツアーでは一時的に「ザ・ノブズ(The Nobs)」を名乗って公演する事態にもなった。

そして、エヴァ・フォン・ツェッペリンは実在しなかった疑惑も。 後年の調査によれば「カウンテス・エヴァ」という女性は実在せず、実際にクレームを入れたのはツェッペリン家の姪または従姪にあたる「エルザ」という女性で、結婚で姓もツェッペリンから変わっており、伯爵夫人の称号も持っていなかったとされる。「カウンテス・エヴァ」は半ば伝説化した呼称だった。

※注:ヒンデンブルク号は1937年に米国で爆発炎上した独製大型飛行船で、乗員乗客36名が死亡。飛行船時代の終焉を象徴する事故として歴史に刻まれている。「カウンテス(countess)」は伯爵夫人を意味する英語。

海外の反応

1. 海外の名無しさん
スペルが「Led」に変えられたのは、人々が「リード」と発音するのを防ぐため、ただそれだけ。
ちなみに僕がネットで最初に学んだことの1つは、多くのアメリカ人が『D’yer Mak’er』を「ディア・メイカー」または「ダイア・メイカー」と発音していて、神の沈黙についての曲だと思っていたという話。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
「妻が西インド諸島に行ったんだ」
「ジャマイカ?」(=Did you make her?=お前が行かせたのか?)
「いや、彼女が望んだんだ」

3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
で、本当はどう発音するのが正解なんだ?

4. 海外の名無しさん(>>3への返信)
「ジャマイカ」だよ。レゲエ調の曲だから。元ネタはこのジョーク:
「妻が西インド諸島に行ってね」
「へえ、ジャマイカ?」(=お前が行かせた?)
「いや、彼女のアイデアだよ」
これを早口で「Did ya make ‘er? D’yer Mak’er?」と読むダジャレ。

5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
えっ、100万年考えても絶対わからなかった……。

6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
イギリス英語のアクセントじゃないと成立しないジョークだから仕方ない。子供の頃にこのジョーク聞いて、レッド・ツェッペリンを知る前にオチが理解できた。

7. 海外の名無しさん
1968年、ヤードバーズ解散後にジミー・ペイジが結成したのがレッド・ツェッペリン。名前はザ・フーのキース・ムーンが「鉛のバルーンみたいに沈むぞ」と冗談で言ったのが由来。「Lead」が「Led」になったのは「リード」と読まれないため。「Zeppelin」は「重いけれど優雅」のイメージで採用。1969年のデビュー盤は1937年5月のヒンデンブルク号事故の写真を使い、これが飛行船のイメージを補強したが、エヴァ・フォン・ツェッペリン伯爵夫人から訴訟を起こされた。最終的には棄却。

8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
ヤードバーズなんて聴いたこと一度もないのに、クイズ番組で「ジミー・ペイジがツェッペリン以前にいたバンドで、トラックストップの娼婦から名前を取ったバンドは?」って聞かれて、なぜか脳の奥底からその名前が出てきた自分がいる。

9. 海外の名無しさん(>>8への返信)
今知ったわ。「ヤードバーズ」って英国スラングで「トラックストップの娼婦」って意味なのか。

10. 海外の名無しさん(>>8への返信)
ジミー・ペイジだけじゃなくて、エリック・クラプトンとジェフ・ベックもヤードバーズに在籍してた。史上最高ギタリスト3人が全員同じバンドを通過してるとか狂ってる。バンド自体はそこまで大物じゃなかったのに。

11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
そして肝心の本人たちはそれほどヒットしなかった、という事実。皆が思ってることを言ってしまうけど、ヤードバーズは超一流なのに、なぜか売れなかった。

12. 海外の名無しさん(>>10への返信)
ヤードバーズ=通称「ギターの神々のフィニッシング・スクール(仕上げ学校)」。

13. 海外の名無しさん
今日学んだこと:「カウンテス・エヴァ・フォン・ツェッペリン」という名前の人が実在したという事実!
たぶん、ピザ・スライスとカルツォーネの帝国を継ぐ「ピッツァリーナ・スバーロ」(※スバーロは米国のピザチェーン)と仲良しに違いない。

14. 海外の名無しさん(>>13への返信)
気になって調べたんだけど、実は「カウンテス・エヴァ・フォン・ツェッペリン」という女性は存在しなかった。実際は姪、または従姪にあたる「エルザ」という女性で、訴訟当時は結婚して姓もツェッペリンからシュート(Schødt)に変わっていて、しかも伯爵夫人ではなかったらしい。

15. 海外の名無しさん(>>13への返信)
やっぱりロック史の伝説あるあるで、「カウンテス・エヴァ」という呼称自体がメディアで盛られた可能性が高い。実話の方が地味だが、この「実在しなかった伯爵夫人」というオチも逆に最高。

16. 海外の名無しさん
2008年頃にライムワイヤー(※当時のP2P共有ソフト)でツェッペリンの曲を片っ端から落としまくってた俺、今日初めて『D’yer Mak’er』の正しい発音を知る。
で、アメリカ人がなんで「神の沈黙」とか言い出したんだ? 女に振られた歌詞を、セラピー行く代わりに「神は俺たちの苦しみを楽しんでる」って解釈に飛ぶの、アメリカ人すぎる。

17. 海外の名無しさん(>>16への返信)
「手紙」は聖書、「告げられた知らせ」は福音、ところが書き手は去ってしまい、ロバート・プラントは戻ってきてほしいと歌う。だから神は「Dear Maker(親愛なる創造主)」でもあり、2000年沈黙し続ける「Dire Maker(恐ろしい創造主)」でもある、という解釈らしい。

18. 海外の名無しさん(>>16への返信)
「ダイア・メイカー」派、ここに参上。今日は本当にいろいろ学んだわ。

19. 海外の名無しさん
そしてミスバスターズ(※米国の科学検証番組)が、実際に鉛のバルーンを作ってみたんだよな。

20. 海外の名無しさん(>>19への返信
あの番組好きだった。司会のアダム・サヴェッジって、フロントマンの名前としても最高だよね。

21. 海外の名無しさん
キース・ムーンが(意図せず)バンドに名前を授けたんだよな。少なくとも「ザ・ニュー・ヤードバーズ(新ヤードバーズ)」よりはマシだった……。

22. 海外の名無しさん
ツェッペリンってかっこいいよなあ。今でもああいう飛行船あればいいのに。まあ、巨大な鉤十字(ハーケンクロイツ)はナシで頼むけど。

23. 海外の名無しさん(>>22への返信)
願いは叶った。今は普通に商業飛行船あるよ。広告飛行船とか観光遊覧用とか、各国で運用されてる。

24. 海外の名無しさん(>>22への返信)
そもそもツェッペリン号はナチスより前から存在してた。すべての飛行船にあのマークがついてたわけじゃないからね。

25. 海外の名無しさん
今日学んだ:飛行船「ツェッペリン」自体も、人名が由来だったのか(※フェルディナント・フォン・ツェッペリン伯爵)。バンド名のさらに元ネタが人名って、入れ子構造すぎる。

26. 海外の名無しさん
「重いけれど優雅」。
そりゃ間違いない。彼らのサウンドそのものだ。

まとめ

ロック史の頂点に立つレッド・ツェッペリン。その名前が「鉛のバルーンみたいに沈むぞ」というキース・ムーンの皮肉ジョークから生まれ、米国人の発音ミス対策で「Lead」を「Led」に変えた、というエピソードは、海外読者にとっても「初耳」が続出する豆知識だった。コメ欄では同じツェッペリンの名曲『D’yer Mak’er(=ジャマイカ)』の発音ジョーク話に派生し、英国アクセント特有のオチが理解できなかった米国人ファンの告白が続出。

さらに、ヒンデンブルク号事故の写真をジャケットに使ったことで「ツェッペリン伯爵家」から訴訟を起こされたが、その「カウンテス・エヴァ」自体が実在しなかった可能性まで判明。伝説のバンドの裏側には、ジョーク・誤読・実在しない伯爵夫人と、ロック史の名にふさわしいトリックスター精神が詰まっていた。

元ソース: レッド・ツェッペリンのバンド名は「鉛のバルーンみたいに沈むぞ」というジョークが由来。「Led」表記は誤読防止、「Zeppelin」は重厚さと優雅さの両立から。ヒンデンブルク号写真の使用でカウンテス・エヴァ・フォン・ツェッペリンに訴訟されかけるも棄却(元投稿)

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