核ミサイル、人造大理石、はたまた偽ドル札――北朝鮮の「最大の輸出品」と聞いて思い浮かぶものはいくつかあるが、海外掲示板で話題になった答えは意外なものだった。「カツラ・つけまつげ・つけ髭」などの「フェイクヘア(人造毛・人毛混合製品)」。それも額にして約1億8800万ドル(約280億円)、輸出全体の約47%を占める堂々の第1位だ。海外読者が「合法だったの?」と驚いている。
※注:本記事の数字は OEC(Observatory of Economic Complexity)が公開する公式統計ベース。北朝鮮には武器密売・サイバー犯罪・偽造通貨などの非合法収入が別途あるとされ、実際の経済規模はさらに大きいと推定されている。
今日の知ってた?
💇 北朝鮮の最大の輸出品はフェイクヘア(カツラ・つけ毛など)。年間1億8800万ドル(約280億円)相当、輸出全体の46.5%を占める。
これは世界の人造毛製品の供給量の約半分を担う規模。中国企業が、髪を1本ずつ手作業で結ぶような労働集約的な工程を、人件費の安い北朝鮮にアウトソーシングしているのが実情。
背景:なぜ北朝鮮が「フェイクヘア大国」なのか
国連の制裁対象には、北朝鮮の主要輸出品だった石炭・鉄鉱石・繊維製品などが指定されている。一方、人毛・人造毛を使ったかつら・つけまつげ・つけ髭などの「ヘア製品」は制裁リスト外。このため北朝鮮にとって貴重な「合法的な外貨獲得手段」になっている。
主要な発注元は中国企業。人毛を1本ずつ手作業で結びつける工程は極めて労働集約的で、人件費の高い中国国内では採算が合わない。そこで人件費が桁違いに安い北朝鮮にアウトソーシングされる構造だ。OEC(経済複雑性観測所)のデータでは、世界のフェイクヘア製品の供給量のおよそ半分に北朝鮮が関わっていると推計されている。
もう少し詳しく
「フェイクヘア」は人毛も含む分類。 ここで言う「フェイクヘア」は化繊だけではなく、人毛で作られた製品(人毛のカツラ・つけ毛・つけ髭・つけ眉)も全て含む統計分類。実は人毛のほうが化繊よりも高級品扱いで、海外掲示板では「人毛の調達ルートが気になる」というブラックジョークが飛び交った。
輸出46.5%で約280億円という規模感。 人口約2500万人の国家の「最大輸出品」が約280億円というのは、経済規模の小ささを物語っている。海外コメントでも「これが47%って、母数が小さすぎるだろ」と驚きの声。北朝鮮が「隠者の王国」と呼ばれる経済構造が透けて見える数字だ。
韓国もかつて「髪の毛の輸出大国」だった。 朝鮮戦争後の独裁政権下、貧困にあえぐ韓国でも「人毛の輸出」が主要な外貨獲得手段だった時代がある。トルコと並ぶ「世界二大ヘア輸出国」だった歴史があり、現代の北朝鮮の状況と重ね合わせるコメントも目立った。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
フェイクヘアは国連制裁の対象外だから、北朝鮮にとって貴重な外貨獲得手段。中国企業が、髪を手作業で結ぶ超労働集約的工程を人件費の安い北朝鮮にアウトソーシングしてる。これで北朝鮮は世界のフェイクヘア供給の約50%を担ってる。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信)
正直、これが「人毛100%」じゃなくて「フェイク」で良かったって思う自分がいる。あの体制なら、人毛100%の世界1位もありえそうで怖かった。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信)
いや、たぶん両方やってる。
4. 海外の名無しさん(>>1への返信)
数年前のレポートで、北朝鮮は本物の人毛も中国に売ってると書かれてた……。
ぞっとする話だ(編注:原文「grizzly」はクマの誤記、正しくは「grisly」=身の毛もよだつ)。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信)
本物の髪の毛?人毛?人が髪を伸ばして売る、ってだけならむしろ普通の商行為。インドの寺院ヘアもそう。強制的に刈り取ってるなら別問題だけど。
6. 海外の名無しさん
中国企業からのオーダーで、北朝鮮側の工房が突然「政府命令で生産停止」と言われ、髪も返さず代金も払わず音信不通になったという話を聞いたことがある。あの工房は今頃ロシア向けの兵器製造に動員されてる、と推測されてる。
7. 海外の名無しさん
記憶では韓国も数十年前、貧しかった頃の最大の輸出品が髪の毛だった。人毛のほう。
8. 海外の名無しさん(>>7への返信)
人毛で「フェイクヘア」を作ってたんだ?それは贅沢な話だな!
9. 海外の名無しさん(>>7への返信)
人毛にあえて薄くプラスチック層をコーティングして「化繊感」を出してたらしい(編注:これは半分ジョークコメント)。
10. 海外の名無しさん
輸出全体の47%が約280億円って、めちゃくちゃ少なくない?
11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
そう、めちゃくちゃ少ない。北朝鮮が「隠者の王国(hermit kingdom)」と呼ばれる理由がここにある。
12. 海外の名無しさん(>>11への返信)
ありがとう、勉強になった!
13. 海外の名無しさん(>>10への返信)
合法的な貿易だけだとそんなもん。北朝鮮はサイバー犯罪・偽ドル札製造・違法薬物製造なんかで合法統計に乗らない収入を稼いでる。
14. 海外の名無しさん
これは合法収入の話で、サイバー犯罪・違法薬物・偽造通貨は含まれてないよね?
15. 海外の名無しさん(>>14への返信)
そう、合法収入だけ。違法収入を加えると数字は跳ね上がる。
16. 海外の名無しさん
誤解しないでほしい。この文脈の「フェイクヘア」は化繊のヘア製品だけを指すわけじゃない。
17. 海外の名無しさん(>>16への返信)
じゃあ何?
18. 海外の名無しさん(>>17への返信)
HSコード上の「フェイクヘア」は化繊も人毛も両方含む分類。具体的には「カツラ・つけ髭・つけ眉(人毛)」「カツラ・つけ髭・つけ眉(化繊)」「化繊の完成カツラ」など全部含む。北朝鮮が何を作ってるかは公式には不明。
19. 海外の名無しさん
「フェイクヘア」って一般的には「使う人にとってフェイク」って意味で、素材は実は人毛のことが多い。元は誰かの髪。
20. 海外の名無しさん(>>19への返信)
人毛と化繊の境界って、実はかなり曖昧。「100%人毛」と謳う製品でも、毛タンパクや毛のフラグメントを集めてプラスチックでラミネートして押し出した、っていう半合成のものもある。光沢が強い、ゴム感がある、熱で形がうまく決まらない、燃やすと変な匂いがする――そういう製品はそれ系。
21. 海外の名無しさん
覚せい剤(クリスタルメス)が最大の輸出品だと思ってた。
22. 海外の名無しさん
朝鮮戦争後の独裁政権時代、韓国でも髪の毛が最大の輸出品だった時期がある。「ヘア大国」の系譜が南北で続いてるとも言える。
23. 海外の名無しさん
じゃあトルコと北朝鮮が世界の「ヘア超大国」ってことか。
24. 海外の名無しさん
本当にフェイクなの?って疑いたくなる。
25. 海外の名無しさん(>>24への返信)
化繊か人毛かはともかく、強制労働で作られている可能性は否定できない。北朝鮮の国営工場で働かされる労働者の人権問題は、UN報告書でも繰り返し指摘されてる。
まとめ
北朝鮮の最大の輸出品は「フェイクヘア(カツラ・つけ毛・つけ髭・つけ眉)」で、年間約1億8800万ドル、輸出全体の約47%を占める。国連の制裁対象から外れているため貴重な外貨獲得手段になっており、中国企業が労働集約的な手作業工程を人件費の安い北朝鮮に発注する構造で世界のフェイクヘア供給の約半分を担っている。
しかし「合法な輸出収入」は約280億円と、人口2500万人の国家としては極めて小さい。海外掲示板では「制裁回避の抜け穴」「強制労働の可能性」「半世紀前は韓国も髪を輸出してた」「サイバー犯罪・違法薬物・偽造通貨を加えれば数字は跳ね上がる」など、北朝鮮の経済構造の薄暗さを物語るコメントが集まった。あなたが買ったあのカツラ、実は北朝鮮製かもしれない。


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